今回は、2026年4月14日発売の大ヒット間違いなしの新機種「Google Pixel 10a」(以下Pixel 10a)をレビューします。Pixelシリーズに毎年投入される「a」が付く手ごろな価格のモデルの最新製品です。
気になる価格は、公式ストアで7万9900円よりとPixelシリーズで最廉価です。人気のiPhoneの格安モデル「iPhone 17e」と比べても2万円ほど安くなります。中級クラスのスマホとして、とても魅力的です。
コンパクトで軽く、フラットなデザインが特徴的だ
今回レビューするPixel 10a
Pixel 10aは、6.3インチディスプレイを採用しており、使い勝手の良いサイズと軽さが魅力です。本体サイズを人気の「iPhone 17」や「iPhone 17e」と比べると次のようになります。
| 本体サイズ | 重量 | |
|---|---|---|
| Pixel 10a | 153.9×73×9mm | 183g |
| iPhone 17 | 149.6×71.5×7.95mm | 177g |
| iPhone 17e | 146.7×71.5×7.8mm | 169g |
シンプルながら高級感のある本体だ
iPhoneシリーズに比べるとやや厚く、若干重くなりますが、手にしていて不満に感じるほどではありません。
やや厚みがあるとはいえ、カメラの出っ張りがないのが素晴らしいポイントです。机の上に置いたときに斜めになったり、ガタガタすることがありません。また、ポケットに入れてもスッキリと収まります。
日本限定モデルのIsai Blueはバンパーやステッカーが付属する
本体はとても高級感があり、つや消しガラスの背面パネルと高級感のあるフレームが好印象です。
日本限定モデルのIsai Blue(5月20日発売予定)は深めの青でなかなかよい色合いです。とても人気になるカラーだと思いますが、濃いめの色なので指紋が目立つ点には注意してください。Isai Blue限定で専用のステッカーやバンパーも付属します。
同梱物はシンプルそのもの
なお、同梱物は最低限なのは、昨今の他社モデルと同様です。USB Type-Cケーブルは付属しますが、充電器は付いてきません。
軽めの本体が魅力的だ
ディスプレイは明るく実用性も十分
右のPixel 10aはやや額縁が太い。中央のPixel 10 Pro XLは、かなり明るい。左のGalaxy S26 Ultraは額縁が極めて細い
Pixel 10aのディスプレイはちょうどいいサイズ感の6.3インチで解像度は一般的な1080×2424ピクセルです。明るさも十分で、屋外での撮影でもくっきりと見やすく利用できました。
明るさは、普通に使うには十分な2000ニトで、ピーク時は3000ニトとなります。上位モデルの「Pixel 10 Pro XL」と比べると、見た目の明るさでかなり劣りますが、これは致し方ないところでしょう。「Galaxy S26 Ultra」と比較しても、Pixel 10 Pro XLがやや明るすぎるように感じます。ただし今回は室内で撮影しており、直射日光下ではそれぞれ明るさが変わってくる可能性が高くなります。
上位の2製品と最大の違いは、額縁の太さです。最近の上位モデルは額縁が極めて細くなってきています。この点を見ると、やはり下のモデルだと感じるところです。
実用上の問題があるわけではないので、気にしなければまったく問題はありません。ただ、画面の角が丸みを帯びているので、人によっては閉じるボタンなどがたまに使いづらいことがあるかもしれません。
指紋センサーはディスプレイに内蔵されている
指紋センサーは画面に内蔵しており、使い勝手は良好です。また、同時に顔認証も可能でこちらのレスポンスも上々です。
性能は中の中程度、チップはPixel 9aと同じTensor G4搭載
右からPixel 10a、Pixel 10 Pro XL、Galaxy S26 Ultra。Pixel 10aの性能はやや劣り、中級クラス程度だ
Pixel 10aのチップはGoogleのTensor G4です。これまで、Pixel aシリーズは前年の秋に登場した上位機と同じ最新の高性能チップを採用してきました。ところが今回の新モデルは、前製品のPixel 9aと同じ1世代前のチップを採用しています。なお、上位機のPixel 10 ProシリーズはTensor G5となります。
今後のPixel aシリーズは、1つ前世代のチップを搭載することになるのかもしれません。実際に使ってみて遅く感じることはありませんが、iPhone 17eのように「廉価モデルでも性能は文句なし」というわけではありません。GPUのベンチマークはより差が大きく、特にヘビーなゲームをプレイするのが目的な人にはやや厳しいでしょう。今すぐはさほど遅く感じなくても、2〜3年すると厳しくなりそうです。なお、Tensor G5はさらにGPU性能が厳しく、ゲームにはおすすめしません。
GPUのベンチマークはGalaxy S26 Ultraと大幅な差が。とはいえ、Pixel 10 Pro XLよりは相当優れているのが皮肉だ
Google Tensorシリーズは、Snapdragonシリーズに大きく差を付けられています。Galaxy S26シリーズ(Snapdragon 8 Elite Gen 5)と比べると圧倒的に違います。とはいえPixel 10aはコスパ重視の製品なので、価格を考えればパフォーマンスも妥当なところでしょう。メモリは8GBで、ストレージは128GBと256GBになります。
Pixel 10aは防水でおサイフケータイに対応しています。Wi-Fiは6Eですが、Bluetoothはv6です。SIMはnanoSIM+eSIMもしくは、eSIMを2つで利用できます。
バッテリー駆動は十分でAIにも強い
スーパーバッテリーセーバーを利用すると、最長120時間駆動する
バッテリー容量は5100mAhで30時間駆動としています。実際に使ってみても十分だと感じました。また、PPS(Programmable Power Supply)に対応する充電器を利用すると45Wでの急速充電が可能です。ワイヤレス充電はQi対応で10Wとなります。
Gemini Liveで、カメラを向けたものについてAIと会話することなどができる
囲って検索にももちろん対応
通訳モードでは、音声の通訳ができる
OSはAndroid 16で、7年間の新機能とセキュリティアップデートに対応するというのはすごい点です。「囲って検索」や「Gemini Live」は便利に利用できますし、消しゴムマジックなどの写真加工機能も利用可能です。
ただし、すべての機能が使えるわけではありません。現状でもAI機能の一部Pixelスクリーンショット、マジックサジェストは使えません。
カメラは2眼で望遠に弱い点だけが惜しい
カメラは2眼だ
Pixel 10aのカメラは、標準48メガピクセル、超広角13メガピクセルとなります。標準の写真や4K動画を撮影しても非常に美しく、文句なしです。超広角も美しく、ほとんど違いはわかりません。望遠は2倍でもデジタルズームになり、最大で8倍までの対応です。この点が上位のPixel 10 Pro XL等との最大の違いです。
カメラにこだわりがあるなら、上位モデルを選んだほうがよいでしょう。特に望遠を多用するなら要チェックです。逆にスナップ写真程度しか撮影しないのなら、Pixel 10aで大満足できるはずです。なお、今回はPixel 10 Pro XLと写真を比較しています。
標準カメラ
標準の写真は違いがわからないほど。Pixel 10aも大満足だ
2倍ズーム
2倍の望遠は少し拡大すると、間違いなくPixel 10 Pro XLが美しい
8倍ズーム
Pixel 10aの最大である8倍で撮影すると、大きな差が出たのがわかる
100倍ズーム
Pixel 10 Pro XLは、最大100倍の望遠で撮影可能
超広角
超広角も非常に美しく差は少ない
マクロ
マクロはどちらも満足だ
ポートレート
ポートレートもほぼ優劣なし。なお、ぼけ具合はあとで調整できる
動画
動画はいずれも4K60fpsで撮影してみました。どちらも美しく撮影できており、画質の差は見当たりません。
まとめ
Pixel 10aは、ストレージ128GBモデルが7万9900円、256GBモデルが9万4900円となります。なお、Isai Blueは256GBモデルしか選べません。
Pixel 9aと比べると価格据え置きなのが素晴らしいところ。ただしチップは同様でデザインも近く、違いがわかりにくい点では買い替えの楽しみはやや半減といったところかもしれません。ポイントは3gほど軽くなり、画面が1割ほど明るくなったことくらい。カメラの画素数は同様ですが、AI系の機能(カメラコーチ、オートベストテイク)程度しか違いません。そう考えると、Pixel 9aのユーザーが買い替える必要はあまりないでしょう。Pixel 9aがお買い得だったとも言えます。
ただし、スマホも値上がり傾向なので、価格据え置きで少しでも進化しているのは魅力です。これから買うなら、よほど安くなってない限りPixel 10aを選ぶのが正解です。約8万円という価格は中級スマホとしては妥当。しかも、安心のGoogle製モデルなので、末永く使えるはずです。
YouTubeでもPixel 10aについて詳しく解説しています。こちらもぜひチェックしてみてください。