2026年3月12日、Galaxy Sシリーズの新モデルがリリースされました。注目の最上位モデル「Galaxy S26 Ultra」をレビューしていきます。幅広いカラーバリエーションのうち、今回はシルバーシャドウをピックアップします。
Galaxy S26 Ultraは、数あるAndroidスマートフォンの中で最高峰のハイエンドモデルであり価格も高額ですが、性能やカメラは素晴らしい出来です。サムスンの公式ストアに加え、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアと各種家電量販店などが扱っています。
ボディは少し軽くなったがカメラ回りの出っ張りが惜しい
新登場のGalaxy S26 Ultra
ディスプレイサイズは前モデルと変わらず6.9インチの大画面です。スマホのなかでも相当に大きいのですが、額縁が細いので幅はそれなりに抑えられています。
シンプルなデザインながら高級感はバッチリ
前モデルに比べると微妙に軽くなった。カタログ値より重いのはSペンの重量だろう
参考までに、前モデルのGalaxy S25 Ultraとサイズを比べてみましょう。
幅は微妙に大きくなっていますが、少し薄くなったぶん4gほど軽くなっています。ほとんど分からないほどの違いであるものの、このクラスになると1gでも軽くなるのは好ましいことです。
| Galaxy S26 Ultra | Galaxy S25 Ultra | |
|---|---|---|
| 本体サイズ | 163.6×78.1×7.9mm | 162.8×77.6×8.2mm |
| 画面サイズ | 6.9インチ | 6.9インチ |
| 重量 | 214g | 218g |
| プロセッサ | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | Snapdragon 8 Elite |
| RAM | 12GB / 16GB | 12GB / 16GB |
右がGalaxy S26 Ultra。カメラ部分が大幅に出っ張っている
デザインは前モデルを踏襲しており、ひと目見て同じシリーズだと分かります。本体はやや薄くなったものの、カメラ回りが大きく出っ張っているのが悪目立ちします。
そのため、前モデルのGalaxy S25 Ultraのほうがデザインとしてはスッキリしているように感じるはずです。また、机の上に置いたときにカメラが出っ張ってしまい、ピタッと置けずに斜めになってしまうのが少し残念です。
箱の中には説明書とケーブルが入っているのみとシンプル
スマホ初搭載のプライバシーディスプレイに感服
プライバシーディスプレイをオンにすると横からまったく見えなくなる
最大の進化点は、独自のプライバシーディスプレイを搭載したことでしょう。
正面からは普通に見えますが、横から見ると画面が黒くなって覗き見を防止できます。覗き見を防止するフィルムなら家電量販店や100円ショップなどでも発売されているので、使ったことがある人も多いと思います。それが、フィルムを貼る必要なくディスプレイそのものに標準装備されたというわけです。
縦方向も同様だ
しかも、Galaxy S26 Ultraのプライバシーディスプレイは、オン・オフが可能なのが素晴らしいところ。覗き見を防止したいときのみオンにできます。
設定を変更すると指定のアプリのみ見えなくすることも可能
さらに、特定のアプリでのみオンにすることも可能で、パスワードなどの入力時に自動でオンにすることもできてしまいます。
パソコンには、以前から同様のディスプレイが採用されていましたが、正面からの見え方がかなり変わってしまうのが残念でした。ところがGalaxy S26 Ultraのプライバシーディスプレイは、ほとんど見え方に影響しない点が卓越しています。多少暗くはなるものの、設定を変更するとより効果を強くすることも可能です。
なお、ディスプレイの解像度は3120×1440ピクセルと非常に精細で、明るさや画質も文句なしです。
性能はトップクラス、ベンチマークスコアもかなり向上
ベンチマークのスコアは素晴らしく、かなり性能が向上している
Galaxy S25 Ultraと比較。こちらも十分高性能だ
Galaxy S26 UltraのチップはSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyで、現時点では最高クラスの性能です。ストレージは、256GBから1TBまで用意されています。メモリは12GBですがが、1TBモデルのみ16GBです。
体感でも非常に高速ですが、ここまでくると前モデルとの差は正直感じづらいです。特にヘビーなゲームをプレイしたり、AIの処理などで違いが見えてくるはずです。また、数年間使い続けたときに、快適さに大きな違いが出てきそうです。
生体認証に防水・防塵など必要な機能はすべて備わっている
指紋センサーは画面内蔵だ
上位モデルだけに当然ながら、おサイフケータイとNFCに対応。また、防水・防塵性能(IPX5/IPX8・IP6X)を搭載します。
生体認証は指紋センサーと顔認証の両方で利用できます。普段は顔認証で使い、認識が良くないときには指紋でサッと解除して利用するといった使い方が便利です。
nanoSIMとeSIMに対応する
SIMは、nanoSIMとeSIMという完璧な組み合わせのデュアルSIMです。昨今はeSIMが増えてきていますが、まだまだ物理SIMも役立つことが多いです。
Sペンは相変わらず活用の幅が広い
Sペンは本体に内蔵できる
Galaxy S26 Ultraの特徴の1つが「Sペン」(スタイラスペン)に対応していることでしょう。Sペンは本体に収納できるので、スマホと別に持ち歩く必要がありません。
手書きはかなり書きやすく、写真なども貼れる
書き味も最高で、細いペン先のおかげで小さな文字も不自由なく書けます。タブレットに比べて画面が小さく狭いスマホにとっては、非常にポイントが高い点でしょう。
独自ノートアプリの使い勝手も素晴らしく、手書きの文字をテキスト化したり、要約したりすることも可能です。このほか、写真やスクショを貼り付ける、カメラの遠隔シャッターとして使えるなど活用の幅も広いです。
手書きの文も要約可能だ
独自AIは進化が目覚ましく、フォトアシスト系は特に優秀
「Now Brief」では、そのタイミングに必要な情報がひと目でわかる
「Bixby」では、スマホの設定操作も代行してやってくれる
Galaxy S26 Ultraには、さまざまなAIが搭載されています。オフラインの通訳や翻訳機能も従来から備わっており、他のスマホより数段秀でています。
時間帯に応じてさまざまなコンテンツや天気予報、スケジュールなどを提案してくれる「Now Brief」や、やりたいことを先回りして提案してくれる「Now Nudge」なども搭載。さらに「Bixby」では、スマホの操作なども代わりにやってくれるのでかなり便利に使えます。
いわゆる消しゴム機能のクオリティも圧倒的だ
圧巻なのがフォトアシスト系のAIで、いわゆる消しゴム機能もかつてないほどきれいに消すことができるようになりました。さらに、消した後の生成も素晴らしく、とても自然な仕上がりです。
他の写真の一部を貼り付ける機能もAIでとても素敵に仕上がる
他の写真の一部を貼り付ける機能も、驚くほど上手にこなしてくれます。写真関連のAIはいずれも進化が目覚ましく、写真をよく撮る人や加工を良くする人にはかなり重宝するはずです。
カメラそのものはさほど進化していないが最高品質
写真関連のAIはかなり秀でていますが、カメラそのものはGalaxy S25 Ultraと比べてもさほど進化していません。明るさが少し上がった程度の進化です。暗いシーンでの撮影や手ぶれの防止には役立つはずですが、少し試した感じではあまり変わっていない印象でした。
とはいえ、カメラのクオリティは素晴らしく、文句の付けようはありません。メインの2億画素のカメラは非常に美しく、ズームも最大100倍に対応しています。
標準カメラ
美しい標準カメラ。非常にクリアに撮れる
2倍ズーム・5倍ズーム
2倍ズーム、5倍ズームも文句なしだ
10倍ズーム
10倍ズームも十分な画質で気にせず使える
30倍ズーム
30倍ズームにするとやや画像が荒れるが、まあまあ使える
100倍ズーム
100倍ズームはさすがにぼんやりする
ポートレート
ポートレートのボケかたもとても自然だ
超広角
こちらも文句なし。ただ、全体的にやや派手めの色合いだ
花に近寄って撮影(接写)
Galaxy Ultraシリーズには独立したマクロモードはなく、超広角レンズのオートフォーカス機能で接写撮影が可能だ
動画
まとめ
Galaxy S26 Ultraは、Androidスマートフォンの頂点と言って差し支えないモデルです。性能は現時点で最高クラス、ディスプレイの画質も文句なしです。AIが優れているうえに、他社には見られないスマートフォン初のプライバシーディスプレイが搭載されたのも見どころです。
最高峰のスマホがほしいなら、最良の選択肢といっても過言ではないでしょう。気になる価格は、サムスンのオンラインストアで21万8900円からとかなり高価ですが、その価値は十分にあります。なお、YouTubeでもGalaxy S26 Ultraを詳しく解説しています。こちらも合わせてチェックしてみてください。