LINEヤフーは2024年6月13日、スマホ決済サービス「LINE Pay」の国内でのサービス提供を2025年4月30日で終了すると発表しました。
LINE Payは2014年からサービスが開始されたスマホ決済サービス。LINEとの親和性の高さを特徴とし、LINE友だちとの割り勘機能や送金機能なども利用できます。

2025年4月30日をもって、日本国内におけるLINE Payのサービス提供が終了となります。サービス終了に先立って、2024年11月下旬までに新規ユーザー登録を終了します。既存のLINE Payユーザーは、一部を除き2025年4月下旬までLINE Payの決済サービスを利用可能です。
LINE Payの終了に伴い、LINE Pay残高・LINE Payライト残高を、PayPay残高に移行できる機能の提供を予定しています。移行機能の手続きなどの詳細は、2025年2月末までに特設サイトで案内される予定です。
また、LINEプリペ(Visa)とLINEクレカ・LINEクレカ(P+)も順次支払い機能が利用できなくなります。LINEプリペ(Visa)は2025年1月下旬ごろに支払い終了、LINEクレカはカードの有効期限でサービス提供が終了されます。
なお、タイと台湾におけるLINE Payのサービス提供は継続されます。
LINE Payは、2014年のサービス開始以来、LINEとの連携を強みとして展開してきました。しかし2021年、LINE株式会社とZホールディングスの経営統合でLINEヤフー株式会社ができると、グループ内にLINE PayとPayPayの2つの決済サービスが存在する状態に。それ以降、PayPay加盟店でもLINE Payが利用可能になったり、QRコードをPayPayのものに統一したりと、多くの加盟店数とユーザー数を有するPayPayに取り込まれる形の施策が続いていました。
LINE Payのサービス終了についてLINEヤフーは、国内の決済サービスをPayPayに一本化するためだと説明しています。グループ内での決済サービス併存の解消に加えて、将来的に計画しているLINE・Yahoo・PayPayのID統合も見据えた方針とも考えられるでしょう。