楽天SPU、12月1日から改悪 ポイント獲得上限が大幅減少

ポイントの最大倍率は15.5倍から16.5倍に上昇する

楽天は2023年11月1日、2023年12月1日より楽天SPUの特典内容を変更すると発表しました。

楽天SPU

今回発表された特典内容の変更では、楽天モバイルユーザーやRakuten Turbo/楽天ひかりユーザーに対するポイント倍率が引き上げられます。Rakuten最強プランを契約しているユーザーであれば、楽天会員通常ポイントとあわせて常時5倍のポイント倍率で買い物ができます。これにより、12月1日以降の楽天SPUのポイント最大倍率は、現在の15.5倍から16.5倍に増える形となります。

一方で、楽天モバイルのスーパーホーダイ・組み合わせプラン・コミコミプランのユーザーが楽天SPUの対象外となったり、楽天SPUの各特典のポイント獲得上限が大幅に減少したりといった改悪点も大きく目立ちます。ポイント獲得上限の減少は、ほとんどすべての特典に適用され、12月1日以降に楽天SPUでひと月に獲得できる上限ポイント数はかなり少なくなってしまいます。

現在はポイント獲得上限が会員ランク別に設定されている楽天トラベルとRakuten Fashionアプリ、楽天ビューティにも一律の上限が導入されます。ダイヤモンド会員の場合、楽天ビューティでの獲得上限は30分の1(1万5000ポイント→500ポイント)となります。

また、「楽天プレミアムカード 特典分」として提供されている特典は廃止され、「楽天カード 特典分」の一部として提供されます。これにより、楽天プレミアムカードユーザーのポイント獲得倍率は「楽天カード 特典分」の1倍に、ポイント獲得上限は1万5000ポイントから5000ポイントに変更されます。

楽天SPU

さらに、楽天ブックスと楽天Kobo、Rakuten FashionアプリのSPU達成条件も、必要金額が上昇。楽天ブックスと楽天Koboは1000円から3000円に、Rakuten Fashionアプリには新たに5000円以上購入の条件が追加されます。

ポイント倍率が1倍増えている点から、特典内容が良くなったかと錯覚しますが、実のところはユーザーに還元するポイント数を減らす改悪と言えるでしょう。倍率の引き上げで楽天モバイルや楽天ひかりといった通信サービスへの誘導を狙いとしているかと思いきや、当該特典のポイント獲得上限は大幅に引き下げるというのも、ややチグハグな変更として映ります。

EDITED BY
TOKIWA