Netflix、ついに日本でもアカウント共有の取り締まりを開始か　注意喚起メールを送信

Netflixは2023年7月20日、Netflixのアカウントを同一世帯外の人と共有している人に対して、アカウント共有に関する注意喚起のメールを送信すると発表しました。

Netflixは対象のユーザーに送信するメールにおいて、Netflixアカウントは1つの同一世帯内で利用することを想定していると説明。各ユーザーのNetflixアカウントの使用状況の確認や、同一世帯外でアカウントを使用している人に対して「プロフィールの移行」の案内をおこなっています。

Netflixのアカウント共有の取り締まりは2022年3月から開始されました。2023年5月には米国でもアカウント共有の取り締まりが開始され、その際には今回と同じような内容のメールがユーザーに送信されていました。

ただし、米国でアカウント共有の取り締まりが開始された際には、メール内に「エクストラメンバー」の記述が含まれていました。エクストラメンバーは、スタンダードプランとプレミアムプランで追加料金を支払うことで同一世帯外のユーザーとアカウントを共有できる機能です。米国の場合、エクストラメンバーは月額7.99ドルに設定されており、広告つきベーシックプランの月額料金（6.99ドル）よりも高く設定されています。

日本国内のユーザーに向けて送信されるNetflixからのメールには、エクストラメンバーの記述が含まれていません。Netflixの発表によれば、料金の値下げを実施した普及率の比較的低い国では、エクストラメンバーのオファーはおこなわれないとのこと。日本では直近の値下げが実施されておらず、Netflixの普及率も低いとは言えないものの、エクストラメンバーのオプションが提供されない以上は「プロフィールの移行」で対応するほかありません。