Googleは2023年5月17日(米国時間)、YouTubeに30秒のスキップできない広告を導入すると発表しました。
30秒のスキップできない広告が導入されるのは、コネクテッドTVで再生される予約型広告「YouTube Select」。YouTube Selectは、有害またはセンシティブな内容のコンテンツを配信しておらず、人気の上位5%のチャンネルにおいて、特定の市場への関心が高いオーディエンスに広告を表示できるオプションです。なお、コネクテッドTVにはスマートTVのほか、Fire TVやChromecastといったストリーミングデバイス、ゲーム機、ブルーレイディスクプレイヤーなども含まれます。
YouTube Selectで広告を配信するチャンネルで動画を視聴する際に、ユーザーは15秒の広告を2つ見るのではなく30秒の広告を1つ見る形となります。Googleによると、YouTube Selectは、コネクテッドTVからのインプレッションが70%以上を占めているとのこと。インプレッションの大部分を占める媒体で30秒広告を表示することで、広告効果を無駄なく最大化できるというわけです。
30秒のスキップ不可広告の導入は、海外メディアの報道によるとまず米国で提供が開始され、2023年後半にグローバルで展開される予定となっています。現時点で、コネクテッドTVにおけるYouTube Select以外でのスキップできない30秒広告の導入予定は不明です。もちろん、YouTubeの有料サービス「YouTube Premium」に加入している場合は、コネクテッドTVでも30秒のスキップ不可広告が表示されることはありません。
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TOKIWA