Googleは2022年6月1日(米国時間)、ビデオチャットアプリ「Google Duo」とビデオ会議ツール「Google Meet」を統合し、ビデオコミュニケーションサービスを「Google Meet」に一本化すると発表しました。

Google Duoは電話番号の登録だけで利用できる
Google Duoは、2016年にリリースされた無料ビデオ通話アプリ。アカウントの登録をしなくても、電話番号があれば利用を開始できるのが特徴です。一方のGoogle Meetは、2017年にG Suite向けのビデオ会議ツール「ハングアウトMeet」として登場しました。現在はGoogleアカウントを持っているユーザーであれば、誰でも無料で利用することができます。
Google DuoとGoogle Meetの統合は、まず今後数週間のうちにGoogle Meetの全機能をGoogle Duoアプリに追加するところから開始されます。その後、2022年後半にはGoogle Duoアプリの名称をGoogle Meetに変更し、Google DuoとGoogle Meetの統合が完了する予定です。
Google DuoとGoogle Meetの統合後も、電話番号やメールアドレスで友人や家族にビデオ通話ができる機能など、Google Duoで提供してきたビデオ通話機能は今後も継続して利用できます。また、会話履歴や連絡先、メッセージなどもアプリ内に保存されます。一連の統合のプロセスでは、Google Duoアプリ自体が削除されることはないため、新たにGoogle Meetアプリをダウンロードする必要はありません。
ただ、電話番号のみで利用できたGoogle Duoとは異なり、Google Meetを利用するためにはGoogleアカウントの登録が必須となります。Googleアカウントを登録せずにGoogle Duoを利用してきたユーザーは、今後の統合プロセスでGoogleアカウントの登録を迫られる可能性もあります。