「Google I/O 2022」で発表された5つのデバイスまとめ

予告も含めさまざまなデバイスが発表された

Googleは2022年5月11日(米国時間)、デベロッパー向けイベント「Google I/O」を開催し、その基調講演において数々の新しいデバイスを発表しました。この記事では、Google I/Oにて発表されたデバイスの情報をざっくりとまとめています。

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Pixel Watch

「Pixel Watch」は、Googleにとって初めての自社製スマートウォッチです。これまでGoogleは、スマートウォッチ向けOSの「WearOS」の提供などをおこなってきましたが、Appleで言うところの「Apple Watch」のように自社の製品はリリースしていませんでした。

2022年秋に発売される予定のPixel Watchは、Google製のスマートウォッチOS「WearOS」を搭載。新機能として導入予定の「Google Wallet」を利用して、Pixel Watch単体でのキャッシュレス支払いにも対応します。Google Walletが日本国内でも利用できるようになれば、Pixel WatchでモバイルSuicaを用いた決済や電車利用なども可能になるでしょう。

Pixel WatchとGoogle Homeアプリを連携させれば、Google Homeに接続しているスマート家電をPixel Watchから操作できるようになります。

Fitbitと連携してさまざまなヘルスケアデータを計測できる

またFitbitと連携し、装着したユーザーの心拍数や体温、睡眠時間といったヘルスケアデータのトラッキングにも対応します。もちろん、スポーツ時の運動量測定も可能です。

Pixel Watch本体は円形で、本体側部にクラウンが付いています。タップと音声入力での操作でき、「OK Google」と呼びかけるとGoogleアシスタントで道案内などの機能を利用できます。

本体価格などの詳細情報はまだ公表されていません。

Pixel 6a、Pixel 7/7 Pro

Google製のスマホ「Pixel」シリーズの新たなラインナップも発表されました。

Pixel 6a

今回、Pixelの廉価版モデル「a」シリーズの最新モデル「Pixle 6a」が発表されました。その名の通り、Pixel 6/6 Proをベースとしており、本体背面のカメラバーデザインを踏襲。チップには、Pixel 6/6 Proと同じくGoogleオリジナルチップの「Tensor」を採用しています。

ディスプレイサイズは6.1インチと、Pixel 6(6.4インチ)よりやや小さめ。メモリは6GBで、ストレージは128GBのみの用意となります。バッテリー容量は4410mAhで、最大72時間の利用に耐えます。

フロントカメラは、12MPの広角カメラと超広角カメラの2眼構成。写り込んでしまった不要なオブジェクトを簡単に消せる「消しゴムマジック」や、肌の色を正確に表現する「リアルトーン」、暗い場所や夜景も鮮明に撮影できる「夜景モード」などのカメラ機能をサポートします。

カラーバリエーションは「Charcoal」「Chalk」「Sage」の3色

本体カラーは、「Charcoal」「Chalk」「Sage」の3色を用意。日本では、Googleストアとソフトバンク、KDDIから発売される予定で、予約開始は2022年7月21日、発売日は2022年7月28日となっています。本体価格は5万3900円(税込)です。

Pixel 7/7 Pro

また、イベントではPixelシリーズのフラッグシップモデル「Pixel 7/7 Pro」についても予告程度に触れられました。Pixel 7/7 Proは、2022年秋の発売を予定しており、チップには「Tensor」の次世代バージョンが搭載される見通しです。

カメラは、Pixe 6/6 Proと同じく本体背面のカメラバーに内蔵する形で、Pixle7がデュアルカメラ、Pixle 7 Proはトリプルカメラとなります。OSはAndroid 13を搭載します。

Pixel Buds Pro

「Pixel Buds Pro」は、Googleのワイヤレスイヤホン「Google Buds」にアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載した上位モデルです。これまでのGoogle Budsと同じくカナル型ワイヤレスイヤホンとなります。

ACNには多彩な耳の形に対応する「Silent Seal」テクノロジーを搭載

6コアのオーディオプロセッサーを搭載。ニューラル・プロセッシング・エンジンにより、外部の音を遅延なくリアルタイムで消してくれます。また、人によって異なる耳の形に対応する「Silent Seal」テクノロジーを採用し、千差万別の耳の形ごとに調整されたノイズキャンセリングが実現します。ANCだけでなく外部音取り込みモードにも対応するため、周囲の音を聞き取りたい状況などでもモードを切り替えれば、イヤホンを付けたまま音を聞くことができます。

ハンズフリーでのGoogleアシスタント利用にも対応。「OK Google」と呼びかけると、道案内や翻訳機能などを音声操作で利用できます。

Pixel Buds Proは、複数のデバイスを利用している状況でも、利用しているデバイス別に自動的に音声出力を切り替えて利用できます。たとえば、PCと接続して音楽などを楽しんでいるときにスマホの着信に応答すると、Pixel Buds Proは自動的にスマホからの音声を出力するよう切り替わります。

2022年後半には、空間オーディオへの対応も予定しています。空間オーディオ対応の音楽や映画などで、立体的なオーディオ体験が可能になります。

カラーバリエーションは「Coral」「Lemongrass」「Fog」「Charcoal」の4色

Pixel Buds Proは、Pixel 6aと同日の2022年7月28日に発売予定。本体価格は2万3800円(税込)で、カラーバリエーションは「Coral」「Lemongrass」「Fog」「Charcoal」の4色を用意します。

Pixel Tablet

Pixel Tablet

「Pixel Tablet」は、Googleが久々にリリースするタブレット端末です。イベントでは、Pixel Tabletが2023年に発売予定で、Googleのオリジナルチップ「Tensor」を搭載するという情報のみを発表するにとどまりました。ただ、Pixel Tabletの外観からは、タブレット前面には物理ボタンが搭載されないこと、背面にはシングルカメラが搭載されることが明らかになっています。

タブレット背面にはシングルカメラを搭載

Googleは、タブレットなどの大画面端末に最適化した「Android 12L」を2022年3月に正式リリースしており、Androidタブレットに再び力を入れ始めています。タブレット向けOSに加えて自社製のタブレットを投入することで、ソフト・ハードともにタブレット市場における立ち位置を確保したいことろでしょうが、果たして王者iPadの牙城に食い込めるのか否かは未知数です。

プロトタイプのメガネ型ARデバイス

Googleはメガネ型ARデバイスを開発中であると明らかにした

Googleはイベントの最後に、プロトタイプのメガネ型ARデバイスを開発中であることを明らかにしました。メガネ型ARデバイスを紹介する動画では、主に相手の喋っている言語のテキスト表示や翻訳といった機能がフィーチャーされていました。

異なる言語もリアルタイムで翻訳されて視界に表示される

相手の喋っている内容をテキスト表示する機能は、耳の不自由な人や音声で言語を認識しづらい人などが、会話の内容を理解するのに役立ちます。また他言語話者との会話では、リアルタイムで相手の話した内容が自身の母語に翻訳されてレンズ上に表示されます。お互いにメガネ型ARデバイスを装着すれば、翻訳アプリなどを挟まなくても異なる言語同士でスムーズなコミュニケーションをとることができます。

紹介動画では、メガネ型ARデバイスを通してメニューのテキストを認識するシーンもありました。音声によるコミュニケーションの補助だけでなく、目の前に書かれている言語の翻訳や、意味の検索などにも活用できるようです。

EDITED BY
TOKIWA