TikTokは2022年2月28日(米国時間)、TikTokに投稿できる動画の長さを最長10分まで拡大すると発表しました。TechCrunchが報じています。
TikTokはもともとショートムービーに特化したSNSで、当初は15秒の長さの動画にしか対応していませんでした。その後、動画の尺は60秒となり、さらに2021年7月には3分にまで延ばされた経緯があります。今回のアップデートにより10分までの動画に対応し、長尺動画の投稿が可能になります。
これまでTikTokでは短い時間の中で、必要なシーンのみを抜き出して簡潔に動画で表現することが求められていました。10分間という長い時間が与えられ、クリエイターはTikTokでさらに柔軟な表現をできるようになります。料理動画やメイク動画など、要点だけでなく手順も重要な情報となるようなコンテンツの充実度にも大きな影響を及ぼすでしょう。
一方で、競合SNSはショート動画への注力を相次いで表明。YouTubeの「YouTubeショート」や、Instagramの「リール」など、ショート動画のエンゲージメントの高さから市場は日々拡大を続けています。TikTokは自身がパイオニアとなったショート動画のブームに反して、長尺動画市場へ動き始めたというわけです。
TikTokによると、10分動画の投稿機能は今後数週間でグローバルで提供を開始するとのこと。アップデートの対象になると、ユーザーはTikTokアプリから通知を受け取ります。
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TOKIWA