Metaは2022年2月22日、同社のSNS「Facebook」でのリール動画機能を150カ国以上で提供開始すると発表しました。

Facebookでもリールが利用可能に
リール動画は、すでにInstagramで提供されているショートムービー機能で、ユーザーは最大60秒の動画をBGMやエフェクトを使って作成・投稿できます。Facebookのリールは、2021年9月に米国で先行リリースが開始されており、今回150カ国以上に対してグローバルで提供を開始した形です。
Metaは、動画を見ている時間がFacebookとInstagramのユーザー利用時間の半分を占め、特にリールは最も成長速度の速いコンテンツフォーマットであるとしています。そのため、同社はFacebookにおけるリールでの収益化プログラムのテストを多数開始しています。

Facebookのリール投稿内の広告など、複数の収益化プログラムが始動している
リールの再生回数に応じて最大3万5000ドルの報酬がもらえるプログラムや、動画内広告プログラムといった収益化機能は、すでに米国を中心にテストがおこなわれており、今後テストの対象国を拡大していく予定です。また、クリエイターへの投げ銭機能「スター」のテストも近く開始されます。
Facebookのリール機能は、Instagramのリールと大きくは変わりません。エフェクトやBGMの追加、動画速度の変更など基本的な編集機能は備わっています。また、他のユーザーのリールを素材としてコラボできるリミックス機能や、下書き保存機能なども利用できます。
Facebookのリールに今後数週間以内で提供が予告されている機能として、Facebookのストーリーでのリール共有機能、「Watch」タブでのリール動画視聴、フィード上部にリールラベルの追加、フォローしていないユーザーのリールを提案する機能があります。加えて、FacebookとInstagramに同時にリールを共有できるクロスポスト機能についても検討を進めています。