ドコモは27日、2012年3月期の第3四半期連結決算を発表した。併せて、連結純利益予想を下方修正した。
ドコモ発表によると、第3四半期の売上高は3兆1741億円(前年同期比1.1%減)、営業利益は7438億円(同1.9%減)、純利益は3946億円(同11.1%減)となった。新たに成立した改正税法に基づき、繰延税金資産の取崩しを行った影響で、前年同期に比べて減益となり、通期連結純利益予想を下方修正した。
第3四半期のスマートフォン販売台数は190万台となり、うち12月は100万台を超える台数を販売したという。2011年度累計では553万台となった。半期決算発表時に上方修正した通期販売台数850万台という目標の達成を目指す。
また、高速通信サービスXi(クロッシィ)の契約者数についても先日100万人を突破したと発表されたが、こちらも好調のようで、通期契約数の目標を130万件から200万件へと上方修正している。
併せて、最近頻繁に発生している障害を受けて、抜本的な問題への対応策についても発表された。
障害への対応として、2012年度までに40億円を投資する。さらに、5000万台のスマートフォンにも対応できるネットワーク基盤の整備費用に2014年度までに1600億円するとしている。