LINEトーク引き継ぎで「復号されていない」エラーが表示されたときの原因と対策

LINEトーク引き継ぎで「復号されていない」エラーが表示されたときの原因と対策

iPhoneやAndroidスマホの機種変更時、LINE(ライン)のトーク履歴を引き継ぎたい人は多いはず。ただ、いざ復元すると「復号しています」「メッセージが復号されていない可能性があるため表示できません」といったエラーが表示され、トークの内容が見られなくなってしまうケースがあるようです。

そこで本記事では、LINEのトークで復号系のエラーが生じたときに考えられる原因や、試したい対処法を紹介。また、エラーを起こさないための対策も解説します。

復号エラーが表示された場合の対処法

バックアップしたトーク履歴を復元する際、まれに一部のメッセージが表示されず「復号しています…」「メッセージが復号されていない可能性があるため表示できません」に差し替わってしまうトラブルが発生します。

LINE 復号されていない

「メッセージが復号されていない可能性があるため表示できません」と表示されるケースが多い

LINE 復号されていない

「復号しています…」から進まない場合もある

結論からいうと、これらのエラーが発生する明確な原因は分かっていません。後述する「Letter Sealing」機能が影響しているのは確かですが、Letter Sealingがオンの状態でも、ほとんどの場合は正常にトーク履歴が復元されます。何が原因となって復号エラーが表示されるのかは不明なのです。

原因が特定できない現象の対処法を紹介するのは難しいところですが、ユーザーから以下の手順でトークが復元できたとの情報提供がありました。お困りの場合は一度試してみてください。

ここでは、トーク履歴のバックアップができている状態での復元操作を前提としています。LINEトーク履歴のバックアップ・復元については下記記事を参照してください。

LINEのトーク履歴をバックアップして引き継ぎ・復元する方法【2021年最新版】

1Letter Sealingをオフにする

LINE 復号されていないLINE 復号されていない

まずは、Letter Sealingを無効化しましょう。

「ホーム」タブの設定ボタン[]から[プライバシー管理]へと進みます。「Letter Sealing」の項目にあるスイッチをオフに切り替えればOKです。

2LINEアプリをアンインストール

LINE アカウント 削除

次は、LINEアプリを一時的にアンインストールします。

iPhoneの場合、ホーム画面上でLINEアプリのアイコンを長押しするとクイックアクションメニューが表示されるので、[Appを削除]をタップ。これでアンインストールできます。

LINE 復号されていないLINE アカウント 削除

左:Pixel、AQUOSなどは画面上部にスライド右:Galaxyはメニューからアンインストール

Androidスマホの場合、機種にもよりますが、ホーム画面上でLINEアプリのアイコンを長押しアプリをスライドして画面上部に表示される「アンインストール」に移動、もしくは展開したメニューで[アンインストール]を選択すると、アンインストールできるケースがほとんどです。

3LINEアプリを再インストール

アンインストールしたら、再度LINEアプリをインストールし、LINEアカウントへのログイン作業を進めましょう。

4バックアップしたトーク履歴を復元する

LINE アカウント 削除

トーク履歴の復元画面まで進んだら、あらためて[トーク履歴の復元]を押してください。iOS版LINEなら[トーク履歴を復元]をタップ。Android版LINEは、[トーク履歴を復元]をタップした後にバックアップ先のGoogleアカウントを選択します。

あとは、案内に従ってログイン作業を進めたらトーク履歴を確認してみましょう。「復号〜」になっていたメッセージが、読めるようになっているかもしれません。

復号エラーの要因とされるLetter Sealingとは?

ここからは、復号エラーが表示される原因として考えられる「Letter Sealing」について詳しく解説します。今後、同様のエラーを避けるためにもチェックしてください。

「Letter Sealing」機能によりLINEのメッセージは暗号化される

LINEでは、すべてのトークルームで「Letter Sealing(レターシーリング)」という機能がデフォルトで有効化されています。

Letter Sealing(レターシーリング)

レターシーリング機能では、LINEサーバー管理者であってもメッセージ内容を確認できない

Letter Sealingとは、ユーザー間の通信内容を「暗号化」し、送信者と受信者以外メッセージ内容を解読できないようにする通信の方式のこと。

暗号を解く「暗号化キー」は各ユーザーに割り振られる固有のものなので、たとえメッセージ送受信を仲介するLINEのサーバーであっても、メッセージ内容を解読することはできません。

機種変更をするとLetter Sealingの「暗号化キー」が変わる

LINEの安全性を高めるためのLetter Sealing機能ですが、機種変更時にはトークが復元できない要因にもなり得ます。

LINE 復号されていないLINE 復号されていない

左:機種変更前右:機種変更後

前述したように、Letter Sealingが有効化されたトークルームでメッセージを受信するには、各ユーザーにつき1つ割り振られた「暗号化キー」が必要。この暗号化キーは、機種変更をすると変わるという特徴があります。

通常は暗号化キーが変更されても問題ありません。しかし後述するように、メッセージが未読状態だったり、PCやiPadなど他端末のみで閲覧していたりする場合には、機種変更後の端末で特定のトーク内容が表示されなくなる可能性があるのです。

トークメッセージが復号されないエラーの発生を防ぐ対策

ここまでの内容を踏まえて、Letter Sealing機能でメッセージの復号系エラーを発生させないための対処法を紹介します。

メッセージが未読状態のまま機種変更をしない

まず気をつけたいのが、未読状態のメッセージを残したままトーク履歴を引き継がないこと。

LINE 復号されていない

しつこいようですが、機種変更後は暗号化キーも変更されます。Letter Sealingが有効になっているトークにおいて、旧端末で受信した未読メッセージは旧端末の暗号キーでしか解読できないため、新端末ではエラーになってしまう可能性があるのです。

確実にトーク履歴を引き継ぐには、未読メッセージを残さないことが重要です。

PCなどのサブ端末でやりとりしたメッセージはスマホ版でも確認しておく

サブ端末でやりとりしたメッセージは、スマホ版LINEに自動で同期される仕組みです。

しかし、サブ端末でやりとりしたメッセージをスマホ版LINEで一度も確認しないまま機種変更をすると、暗号化キーの変更により新端末で閲覧できなくなる可能性があります。

PC版LINE Letter Sealing

また、スマホ版LINEでLetter Sealingがオンになっていると、PC版LINEのトーク画面に上のような本人確認を求めるメッセージが表示されることも。

この場合、表示された6桁の番号をスマホ版LINEに入力して本人確認を済ませれば、Letter SealingがPC版でも有効化され、トーク機能を利用できるようになります。

なお、Letter Sealingを解除するには、スマホ版LINEからの設定が必要です。

iTunes/iCloud経由でバックアップ・復元しない

現在、LINEのトーク履歴のバックアップ・復元はiOS端末では「iCloud(Drive)」、Android端末では「Googleドライブ」の利用がそれぞれ推奨されています。

iTunes・iCloud経由の暗号化バックアップ・復元は、LINEのサポート外の操作です。Letter Sealingのトラブルを含め、正常にトーク履歴の引き継ぎができない可能性があります。iTunes・iCloud経由によるLINEの引き継ぎは、なるべく避けたほうが無難でしょう。

Letter Sealingを一時的にオフに設定してからLINEを引き継ぐ

通常、安全性を高めるためにもLetter Sealingはオンにしておくべき機能です。ただ、LINEの引き継ぎ(トーク履歴のバックアップ・復元)に限っては、Letter Sealingをオフにしてからおこなう手もあります。

すべての原因であるLetter Sealingをオフにしてしまえば、復号エラーが発生することはないはずだからです。ただし、一時的にオフにして、機種変更後にあらためてオンにすることを忘れないようにする必要があります。

LINE 復号されていないLINE 復号されていない

Letter Sealingをオン・オフするには、「ホーム」タブの設定ボタン[]から[プライバシー管理]へと進みます。「Letter Sealing」の項目にあるスイッチを切り替えればOKです。

検証したLINEのバージョン:iOS版11.6.0、Android版11.6.3

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