LINEオープンチャットでは、マナーが悪かったり違反行為を繰り返したりするユーザーをトークルームから強制的に退会させることが可能です。もちろん、誰でも強制退会させられるわけではなく、あくまでも権限を持ったユーザーのみが強制退会を実行できます。
本記事では、LINEオープンチャットでメンバーを強制退会させる方法に加えて、強制退会させられた側からはどのように見えるのかを解説します。
- オープンチャットの画面を開く
- メニューボタン をタップ
- メニュー画面で[メンバー]を選択
- 強制退会させたいメンバーの名前を選ぶ
- [強制退会]をタップ
- メンバーの強制退会が完了
LINEオープンチャットの「強制退会」とは

LINEオープンチャットにおける強制退会とは、管理者権限を持っているユーザーが特定のユーザーをそのトークルームから強制的に退出させることです。違反を繰り返している、あるいはマナーの悪い言動が多いといったユーザーを追放するのに効果的な機能です。
LINEグループの退会との違いは?
LINEグループで特定ユーザーを退会させる方法と似ていますが、オープンチャットの場合、強制退会を執行できるのは管理者権限を持っているユーザーのみである点や、強制退会させられたユーザーの再参加を禁止できる点などが異なります。
強制退会を実行できるのは管理者と共同管理者のみ
LINEオープンチャットの強制退会は誰でも実行できるわけではなく、そのトークルームの「管理者」、または権限を与えられた「共同管理者」のみが可能です。管理者であるユーザーは、一定の権限を持つ共同管理者を指名することができます。
管理者がメンバーを共同管理者に設定していて、強制退会させる権限を与えていれば、共同管理者に指名されたユーザーもメンバーの強制退会が可能です。
ただし、管理者が共同管理者に強制退会の権限を与えていなかった場合、強制退会を実行できるのは管理者のみとなります。また、その権限を設定できるのは管理者のみです。



オープンチャットのトークルームを開き、右上のメニューボタン
メニューボタンをタップ。[その他]を選択し、[権限]と進みます。

[メンバーの強制退会]をタップし、権限を持つユーザーを[管理者・共同管理者]にすれば、設定は完了です。
LINEオープンチャットでメンバーを強制退会させる方法
上述のとおり、LINEオープンチャットで強制退会を実行できるのは、管理者または権限が与えられた共同管理者のみです。ここでは、実際に強制退会させる手順を解説します。
また、管理者・共同管理者がオープンチャットそのものを削除すると、メンバー全員が強制退会になるのかどうかといった検証も紹介します。
トークルームから特定のメンバーを強制退会させる
オープンチャットに参加しているメンバーを強制退会させる手順を紹介します。
強制退会させるメンバーを選択



オープチャットを開き、右上の設定ボタン
を押したら、[メンバー]を選択します。次の画面で強制退会させたいメンバーの名前をタップしましょう。強制退会させる



[強制退会]を選び、確認画面で[はい]をタップすると、メンバーの強制退会は完了です。
強制退会させると、再参加の許可手続きの説明が表示されます。
自発的に退会したメンバーを強制退会させる
自発的にオープンチャットを退会したメンバーが再度戻って参加できないように、強制退会することも可能です。
オープンチャットから設定画面を開く



オープンチャットを開いたら、右上のメニューボタン
をタップ。[その他]→[メンバーを管理]と進みます。最近退会したメンバーを強制退会させる



[最近退会したメンバー]を選択し、強制退会させたいメンバーを決めたら、右横の[強制退会]を押します。確認画面が表示されるので、[強制退会]をタップすれば、手続きは完了です。
オープンチャットを削除してもメンバー全員を強制退会させることはできない
オープンチャットそのものを削除すれば、そのオープンチャットを使用不可にできますが、メンバー全員を強制的に退会させることができません。グループチャットを削除する手順と、削除されたオープンチャットがその後どうなるのかを解説します。
グループチャットを削除する方法


オープンチャットのトークルームを開いたら、右上のメニューボタン
をタップし、[その他]を選択してください。

[オープンチャットを削除]を選択し、確認画面で[はい]をタップすれば、オープンチャットが削除されます。
削除されたオープンチャットはどうなる?


オープンチャットを削除したユーザーは、そのオープンチャットがトークリストが消えますが、そのほかのメンバーのトークリストには「利用できないオープンチャット」に名前が変更して残ります。
削除されたオープンチャットは開いて過去のトークなどを確認することはできます。
「再参加を禁止」とは?
「再参加を禁止」とはその名の通り、強制退会させられたユーザーが同じオープンチャットに再び参加するのを禁止する設定を指します。ここでは、「再参加を禁止」の効果や手順について解説します。
「再参加を禁止」にするとどうなる?

「再参加を禁止」になったユーザーは、そのオープンチャットに再び参加することができなくなります。
トークリスト上には「利用できないオープンチャット」として残りますが、新しいやりとりなどは確認できません。

メンバーに招待してもらったり、オープンチャットを検索して新しいプロフィールで入ろうとしたりしても、「このオープンチャットには参加できません。次回もう一度お試しください」と表示されます。
「再参加を禁止」を解いてもらわない限り、参加する術がないというわけです。
強制退会させると自動的に再参加が禁止になる
再参加を禁止にするという操作自体は特にありません。強制退会させると、自動的にそのユーザーの再参加が禁止となります。
強制退会させられると、そのオープンチャットに再度参加するのはかなり厳しいと考えておきましょう。
「再参加を禁止」を解除する方法
強制退会させたユーザーを再度オープンチャットへ招待するには、「再参加を禁止」を解除する必要があります。
オープンチャットの設定画面を開く


オープンチャットを開いて、右上のメニューボタン
をタップしたら、[その他]を選択してください。再参加禁止リストを開く


[メンバー管理]を選び、[再参加禁止リスト]をタップしましょう。
オープンチャットへの再参加を許可する


再参加禁止リストから、再参加を許可するユーザーを決めて[許可]をタップします。オープンチャットへの再参加を許可するかどうかの確認画面が表示されるので、[はい]を押せば、再参加禁止の解除は完了です。
強制退会させられたメンバーからはどう見える?
LINEオープンチャットで特定メンバーを強制退会させると、他のトークルームメンバーや強制退会させられたメンバーにはどのように見えるのかを解説します。
いつ誰が強制退会させられたのかが他のメンバーに知られる

誰が強制退会させられたのかがオープンチャット内に表示される
特定のメンバーを強制退会させると、時間とともに「○○が退会させられました。」と表示されます。そのため、オープンチャットに参加している全メンバーに、いつ誰が強制退会させられたのかが知られることになります。
なお、強制退会させた場合、他のメンバーや強制退会させられたユーザーに通知が届くことはありません。

強制退会させられたユーザーのもとには、基本的に退会の通知は届きません。ただ、アプリを開いた状態の場合は、お知らせで退会の通知が届くケースもあります。
強制退会させられても過去のトーク履歴は閲覧できる

強制退会させられても過去のトーク履歴は確認できる
オープンチャットから強制退会させられたユーザーは、強制退会させられた時点までのトーク履歴を見ることができます。
強制退会させられた後のトークを見ることはできません。
トークやメンバーリストの閲覧、設定などはできない

トークに参加できなくなる

設定を操作しようとすると、「システムエラー」と表示される
強制退会させられたユーザーは、過去のトーク履歴を見ることはできますが、メッセージの入力欄に「オープンチャット削除済み」と表示され、メッセージを投稿できなくなります。
また、設定画面での操作もできなくなり、選択肢のボタンを押すと、「システムエラー」と表示されます。メンバーの招待、メンバーリストの閲覧、通知のオン/オフ設定、イベントの参照、Botの設定などもできなくなります。