LINE(ライン)のオープンチャットでは、最初にトークグループを作成した人が「管理者」の役割を担います。管理者はさまざまな権限を持ってグループを運営していくわけですが、自分1人で管理するのは負担だと感じたり、自分が対応できない時などに備えたいと考える人も少なくないはずです。
こうした場面で有効なのが、管理者が1つのオープンチャットにつき100人までのメンバーを指定し、そのメンバーにグループトークの運営や管理に関するいろいろな権限を付与する「共同管理者」機能です。
本記事では、LINEのオープンチャットで共同管理者に与えられる権限の種類や、メンバーを共同管理者に設定・削除する方法、共同管理者にさまざまな権限を付与・取り消しする方法を紹介します。
LINEオープンチャットの共同管理者に付与できる権限とは
青色の王冠が「共同管理者」、白色の王冠が「管理者」の目印
LINEオープンチャットにおける管理者は、オープンチャットの運営と管理に関するすべての権限を持っており、その中には共同管理者の追加や削除、共同管理者にどのような権限を付与するかといった内容も含まれています。
管理者が共同管理者に付与できる権限は、以下の通りです。
- トーク内にノートを作成 ※デフォルトではメンバー全員に解放されている
- お知らせ・大事なノートに登録
- メッセージ・ノートを削除
- トークの定員数を変更
- メンバーの強制退会
- その他のトーク機能(イベントを作成/削除、通訳を追加・解除、投票を作成・削除)
管理者はこの項目の中から、共同管理者に付与する権限を選択します。共同管理者の設定・取り消しや、与えた権限の変更・追加は随時設定できるようになっています。
LINEオープンチャットで共同管理者を設定する方法
共同管理者を登録しておけば、管理者が不在でも安心してトークを運営できるでしょう。LINEオープンチャットで共同管理者を指定する手順は、「トーク画面から」と「設定から」の2通りあります。それぞれ紹介します。
共同管理者の登録方法1:トーク画面から
共同管理者として登録したいユーザーのプロフィールアイコンをタップし、[王冠]アイコンを選択します。
「共同管理者に設定しますか?」と表示されたら[OK]をタップ。プロフィールに共同管理者を表す青色の王冠アイコンが表示されるようになります。
共同管理者の登録方法2:設定から
トークルームのメニューボタン[]から設定ボタン[]を選択します。
続いて[メンバー管理]に進み、共同管理者に指定するメンバーの右側の[追加]ボタンを選択してください。
登録が完了すると相手側に通知が届く
共同管理者を登録すると、共同管理者に指定された旨の通知が相手にも届きます。なお、当該トークルーム内への通知等はないので、必要に応じで共同管理者を追加・変更したこと相手に伝えるとよいでしょう。
共同管理者に付与する権限をカスタマイズする方法
共同管理者を設定したら、与える権限を選択していきます。前述のようにデフォルトの設定では、すべてのメンバーに解放している「ノートを作成」という項目以外、すべて管理者と共同管理者に権限が付与されています。
トークルームのメニューボタン[]から設定ボタン[]を選択します。
[権限]を選択して、メンバーの右側にある変更したい権限を選択します。たとえば、「メンバーの強制退会」という項目を管理者のみの権限に変更したい場合は、「メンバーの強制退会」を選択して「管理者」にチェックをつけましょう。
メンバーリストから共同管理者が誰なのか確認する方法
管理者に限らず、グループの参加者全員が共同管理者や管理者を確認できます。
トークルームのメニューボタン[]から設定ボタン[]を選択します。
[メンバー]をタップすると、参加者の一覧が表示されます。白色の王冠アイコンが管理者、青色の王冠アイコンが共同管理者を示しています。
LINEオープンチャットで共同管理者の登録を削除(取り消し)する方法
LINEオープンチャットでは、何らかの理由で共同管理者から除外したい場合もあるでしょう。以下の手順で権限の取り消しをおこなってください。
共同管理者の登録を削除する手順
管理者は、設定ボタン[]から[メンバー管理]に進みます。
[共同管理者に設定]を選択したら、権限を取り消したい人の右横にある[削除]を選んで[OK]を押します。
これで共同管理者の権限を取り消し、登録の削除が完了です。
権限を削除したら通知で相手にバレる
権限を削除されるとすぐに、相手には「共同管理者の権限が取り消されました」という旨の通知が届きます。
グループチャット内には通知されないので、相手と管理者自身のみが権限を取り消された事実を知ることになります。
検証したLINEのバージョン:iOS版9.12.0、Android版9.13.1