iOS版LINEアプリではバージョンアップに伴い、「友だちを非表示にして削除する」操作ができない仕様に変更されています。
本記事では「ブロック削除」と「非表示削除」の違いに触れたうえで、今後の対応策を紹介します。なお、記事執筆時のAndroid向けLINEの最新版(バージョン9.13.1)では非表示削除の機能は残されており、従来どおり利用できます。
iOS版LINEアプリのバージョン9.16.0(2019年9月25日)で確認したところ、非表示にした友達を非表示リストから削除できるようになっています。非表示削除の機能は復活した模様です(Android版LINEアプリでも引き続き利用可能)。
LINEで友だちを「非表示削除」できなくなった
左:以前は「削除」が選択できた右:現在は「再表示」のみ選択できる
これまでのLINEでは、ブロックするには至らない友だちを「非表示」にしたのち、「非表示リスト」から削除することが可能でした。しかし2019年7月末頃、iOS版LINEアプリがバージョン9.12.0にアップデートされたことを機に、友だちを非表示にして削除する機能が廃止されています。
具体的には、LINEの「ホーム」タブから設定ボタン[]→[友だち]→[非表示リスト]と進んだ画面で、「削除」するメニューがなくなったのです。
「ブロック削除」と「非表示削除」の違い
ブロック削除(ブロックしてから削除)と非表示削除(非表示にしてから削除)は、どちらも友だちリストから相手を削除できる点で共通しています。しかし、ブロック削除と非表示削除の効果は大きく異なります。
簡単に言えば、ブロック削除は「相手をブロックした状態」が削除後も持続するのに対し、非表示削除は「相手を非表示にしただけの状態」が削除後も継続します。この違いが分かりやすいのはメッセージ受信の有無です。
- ブロック削除後:相手をブロックしているため、相手からのメッセージを受信できない(1対1トークの場合)
- 非表示削除後:友だちリストから相手が削除されただけであるため、相手からのメッセージを受信できる
もっと詳しくブロック削除や非表示削除について知りたい場合は、下記記事を参照してください。
PC版のLINEなら引き続き非表示削除できる
現在、iOS版のLINE(バージョン9.12.0以降)では友達を非表示にして削除することはできませんが、PC(パソコン)版のLINEを使えば、引き続き非表示削除がおこなえます。
PC版LINEにiOS版LINEと同じアカウントでログインし、非表示する友だちの上で右クリック。メニューから[非表示]を選択して非表示にします。
続けて、メニューボタン[]から[設定]→[友だち管理]と進み、「非表示リスト」内から削除したい友だちにカーソルを合わせて[削除]をクリックしてください。
最終確認の画面が表示されるので、[確認]を選べば非表示削除が完了します。なお、この操作はiOS版LINEにも同期され、該当の友だちが(非表示)削除されているはずです。
PC版LINEが使えなければブロック削除も
なお、PCはないけれどどうしても相手を削除したいときは、ブロックして削除するほかありません。
ブロック削除は、LINEアプリの「ホーム」タブ画面で設定ボタン[]→[友だち]→[ブロックリスト]と進みます。ブロックする友だちの右側に表示されている[編集]をタップし、[削除]を選べば完了します。
検証したLINEのバージョン:iOS版9.12.0、Android版9.13.1