Instagram投稿でよく見かける「コラージュ」は、有名人の推し活画像やプリ画像、自撮り画像、誕生日や旅行の記念写真などを1つの投稿に複数枚レイアウトしたりコラージュしたりする加工方法です。
本記事では、コラージュ加工に使えるおすすめのアプリを8つ紹介。シンプルな分割から、上級者向けの立体的なコラージュに使えるアプリを揃えました。
シンプル分割、複数写真・画像をレイアウトする
ここでは、一度に複数の写真をレイアウトするおすすめのアプリを3つ紹介します。プリ画像や表情だけが違う同じアングルの自撮り写真などを並べるのがトレンドになっています。
境界線なしの超シンプル分割、上下左右の反転も「Layout from Instagram」


グリッド加工の定番「Layout from Instagram」は、グリッド線にデザインがないシンプルな分割が簡単にできるのでおすすめです。


アプリを開き、分割したい写真を選択します。1枚選択すると2分割に、それ以上の枚数を選択すると、枚数分に分割されるようになっています。画面上部にレイアウトデザインが表示されるので、そこから好きなものをタップします。おすすめは均等に分割されたシンプルなものです(一番左側)。
デザインをタップすると編集メニューが表示されます。たとえば[回転]をタップすれば、選択中の写真を上下反転させることが可能です。


分割した写真・画像は、それぞれ指でピンチイン・アウトすることで縮小・拡大できます。
位置も調整できるので、被写体の大きさや位置を合わせるといいでしょう。画面右上の[保存]で完了です。
レイアウト後のエフェクトやトレンドのプリ画分割ができる「EPIK」


「EPIK」は、単純な分割投稿の作成はもちろん、トレンド感のあるフィルターやエフェクトが利用できる写真加工アプリです。プリ画像や自撮り画像のグリッド加工などにも使えるおしゃれなエフェクトが揃っています。
自分でエフェクトをカスタマイズできるなど、高い自由度で編集・加工ができるのも特徴です。



アプリを開いて[コラージュ]を選択すると、写真や画像を最大9枚まで選べるようになります。[次へ]と進み、画面下から好きなレイアウトデザインをタップしてください。



選択した写真をドラッグしながら動かすと、別の写真と位置が交換されます。また、[枠線]ではグリッド線を追加し、線の太さ・色の調整が可能です。
調整できたら、画面右上のダウンロードボタンをタップ。次の画面で[続けて編集]を選択すると、エフェクトやフィルターといった加工を追加する画面へ遷移します。


[エフェクト]や[テンプレート]からレトロなフィルターやキラキラ加工などが楽しめます。
いらないエフェクトが追加された場合は、画面下の[消しゴム]機能を利用すればOK。消したい部分を指でなぞると、その部分のエフェクトを簡単に消せる便利機能です。


写真を1枚だけ選択した後に、[テンプレート]から分割加工のデザインを適用させるテクニックもあります。自撮りやプリ画像などを並べて、かわいく加工したグリッド投稿が手軽に完成します。
おしゃれなレイアウトが作れる「April」


「April」は、無駄のないデザインと落ち着いた色味のカラー背景などが人気のコラージュフォトアプリです。ふんわりした雰囲気、大人っぽいイメージが好みのユーザーにおすすめです。



アプリを開いて[レイアウト]をタップしたら、写真を選択します。1枚から9枚までの画像をレイアウト可能です。写真を選択した時点で画面下にレイアウトデザインが表示されるので、好きなものをタップしてください。
次の画面でメニューの[☆]を選ぶと、おすすめのエフェクトやレイアウトデザインが選択できるようになります。


全体へのカラーフィルターはもちろん、それぞれの画像ごとに異なるフィルターもかけられます。また、枠線を太くしたり、画像の角を丸くしたりといった調節も可能です。


作成したコラージュ画像に文字をいれる加工もできます。かわいくておしゃれなフォントが12種類揃っており、それぞれ無料で開放されているので使ってみてください。
入力した文字は、幅の調整や色選択など好みに合わせて調整可能です。
動画にも対応、ポップなレイアウトに仕上がる「PicCollage」

手描きで矢印を追加

カラー区切りで装飾
「PicCollage」は、レイアウトした画像に手描きを追加したり、区切りの枠線をカラフルにデザインしたりと、自由度の高い加工が楽しめるコラージュアプリです。
写真だけでなく、動画もレイアウトできるのが特徴です。


アプリを開いたら[写真/動画を選択]または[グリッド]をタップし、写真や動画を複数枚選択するとレイアウト候補が自動で表示されます。
あとは好きなレイアウトを選択するだけ。選択後は、それぞれの写真の向きや位置といった細かい調整にも対応します。


レイアウトができたら、装飾や文字入れなどの加工を追加するのもいいでしょう。
[背景]では、枠線にさまざまなデザイン(模様)を入れられます。単色から、カラフルなデザインのものまで揃っているので、コラージュした写真に合う背景を見つけてください。


[落書き]では、手書き加工が可能です。ペンの色・太さを調節し、好きなように落書きしてみましょう。
「PicCollage」は動画の作成も可能です。写真と動画を組み合わせて配置することもできます。



[テンプレート]からかわいいデザインのテンプレを選べば、動画や写真を当てはめるだけで投稿が出来上がります。自分でデザインするのが苦手な人におすすめです。
もちろん、[グリッド]を選択し、自分の好きな分割や配置、加工をするパターンでも動画の選択は可能です。
個性派にもおすすめ、デザイン性の高いコラージュテンプレが選べる「Piczoo」


アプリ「Piczoo」には、様々なサイズやデザインのコラージュテンプレートが用意されています。
シンプルな分割以外にも、ひと手間加わった個性的なコラージュテンプレがあるので、人とは被りたくないというユーザーに向いています。



アプリを開き[コラージュ]を選択すると、端末のアルバムが表示されます。ここから複数の写真を選んでください。
続いて、画面下の「基本」「スタイリッシュ」「ポスター」タブから、好みの分割デザインをタップします。「アンロック」と表示されているデザインは、30秒程度の広告を見ると無料開放される仕様です。


「基本」タブでは、シンプルな分割デザインが用意されています。好みのデザインを選択後、写真の分割ラインに表示される矢印ボタンを動かせば、画像の比率を自由に変更も可能。写真に写る被写体の大きさや位置に合わせて、適切な分割ができるでしょう。



「スタイリッシュ」タブで選択した分割デザイン
加工メニューの[カラフル]をタップして、分割部分の枠線を色やパターンで塗りつぶすのもおすすめ。写真の雰囲気に合わせて、枠線にもデザインを加えてみてください。
おしゃれ&かわいいコラージュテンプレが使えるアプリ
あらかじめ用意されたテンプレートを使ってコラージュ投稿を作成する方法を紹介します。ここでは、おしゃれでかわいいテンプレートが揃う、おすすめのアプリを使って解説していきます。
海外風のおしゃれテンプレートなら「Clay」


「Clay」は、シンプルでスタイリッシュな海外風デザインのテンプレートが充実したアプリです。400以上のテンプレートがあり(有料含む)、大人っぽく雰囲気のあるコラージュ画像が作成できます。


好みのデザインを選択したら、あとは自分の写真を挿入するだけ。テンプレート上の[+]ボタンをタップすると、画面下に端末のアルバムが表示されます。

テンプレートの一番上にある「Free This Week」のデザインでは、毎週無料のテンプレートを開放しています。
SNSやインスタ投稿サイズはもちろん、ストーリーやリール向けのアニメーションコラージュ画像も作成できるので、活用してみてください。
文字入れ加工も同時に楽しめる「Picsart」


写真編集アプリ「Picsart」のテンプレートを使って、コラージュ(グリッド)加工をするやり方を紹介します。Picsartでは、文字入れも同時にできたりと、自由度の高い編集が楽しめます。



アプリを開き[テンプレート]を選択すると、デザイン一覧が表示されます。ここから、自分の好きなコラージュレイアウトのテンプレを選択してください。テンプレの右下に王冠マークのついているものは有料版で利用できます。



テンプレを選択したら、現在の画像部分をタップし、自分の写真に入れ替えます。
テンプレにすでに文字が入力してある場合は、文字部分をタップすることで、自分の好きな文言に変更できます。「背景」では、写真の入っていない部分の塗り潰し・色変更なども楽しめるようになっているので、自分の好みに合わせて加工するといいでしょう。
ジャンルごとに分かれたテンプレを選べる「PhotoDirector」

写真編集アプリ「PhotoDirector」でも、コラージュ画像が作成できます。凝ったデザインのテンプレートが豊富に揃っており、操作もとてもシンプルです。


アプリを開いたら[コラージュ]を選択します。「誕生日」や「季節」「ポラロイド風」「モノトーン」といったカテゴリに分かれたコラージュデザイン一覧が表示されるので、ここから好きなものをタップしてください。デザインの右上に[TRY]マークがあるものは有料版で開放されるテンプレです。
また、画面上部の分割数を選択すれば、その枚数に合わせたテンプレートだけを絞り込むことも可能です。


デザインを選んだら、写真を選択し[次へ]をタップ。これだけで、コラージュが完成します。
それぞれの写真は、指でピンチイン・アウトして位置調整などができるほか、写真をドラッグした状態で別の写真の位置へ移動(交換)も可能です。
チェキ風やレトロなデザインのテンプレなら「PhotoGrid」


アプリ「PhotoGrid」では、チェキ風をはじめ、レトロな雰囲気が楽しめるテンプレが500種類以上も用意されています(有料版含む)。また、最大15枚の写真を配置できるので、旅の思い出などを1枚の画像にまとめるといったときに便利です。


アプリを開き[テンプレート]を選択すると、画面にテンプレ一覧が表示されます。画面上部にあるテーマをタップすると、当該テーマに関連するデザインに絞ることが可能です。
ここでは[フィルム]を選び、レトロなチェキ風のテンプレにしました。


指定された枚数分の写真を選択して数秒待つと、テンプレに写真がはまった状態で表示されます。うまく配置されない時は、指で画像部分をドラッグしながら上下左右に動かしてみてください。しっくりくる位置に写真を設定できるはずです。
こだわり派におすすめ、立体感のあるコラージュ投稿を作る方法


紙やシールを切り貼りして作るコラージュ作品も、スマホアプリを使って作ることができます。編集に慣れてきたユーザーや、インスタ上級者におすすめの加工方法を解説していきます。
アプリ「背景透明化」を使って素材を用意する
「コラージュ」といえば、切り抜いた写真などの素材を張り合わせた立体感。まずは、メインとなる写真を切り抜き加工をしていきます。今回は「背景透明化」というアプリを使用しました。



アプリを開き、写真を読み込んだら、指を使って画像選択範囲を決めます。このとき、切り抜きたい被写体のギリギリまで範囲を絞るのがポイントです。
[完了]をタップして切り抜きができたら、気になる部分を整えていきましょう。画面を拡大し、修復や消去をおこないます。
アプリ「Canva」を開き、ベースを決める
先ほど切り抜いた画像を使って、コラージュをしていきます。コラージュには、アプリ「Canva」がおすすめです。


アプリを開いて画面右下の[+]から[Instagramの投稿(正方形)]を選択すると、フィード投稿専用のテンプレート一覧が表示されます。ここで、好きなデザインをタップしてください。
切り抜いた素材(写真)を選択し「エフェクト」をタップ


続いて、[+]ボタンから[カメラロール]をタップし、先ほど切り抜いた写真を選択します。選んだテンプレートの上に写真が表示されたら、ドラッグしながら写真の位置を決めます。角を広げたり縮めたりして大きさを調整することも可能です。
次に、[エフェクト]ボタンをタップしてください。
画像に影をつけて立体感を出す


エフェクトにある[影付き]をタップすると、写真に影がつきます。影の効果で、写真が立体的になるはずです。
Canvaの素材を使ってコラージュしていく


[+]ボタンから[素材]をタップし、画面上の検索欄にキーワードを入力します。たとえば「マスキングテープ」や「お花」など、コラージュに使えそうな素材を検索してみましょう。
検索一覧で「写真」タブに切り替えると、より立体的な素材が見つかります。



素材の位置を調整したら、画面下のメニューから[配置]をタップ。配置を[背面へ]にすると、選択中の画像が一番後ろに移動します。
この工程を繰り返すことで、まるでペタペタと紙やシールを貼っているかのような加工になるというわけです。