スターバックスでは商品を購入する際、現金の代わりに「スターバックスカード」(スタバカード)という専用のプリペイドカードで支払うことができます。スターバックスカードはスマホアプリでも使えるので、わざわざカードを持ち歩く必要がありません。
本記事では、iPhoneやAndroidスマホ(アプリ)でスターバックスカードを利用する方法について、実際の店舗での使い方も含めて紹介します。なお、LINE内で発行できる「LINEスターバックスカード」については、下記記事を参照してください。
スターバックスカードとは
カードとスマホ版の2タイプがある。 出典:スターバックス
「スターバックスカード」は全国のスターバックスで利用できるプリペイドカードです。「Suica」などと同じように現金をチャージすれば、お店の会計をキャッシュレスで済ませることができます。なお、海外の店舗では利用できません。
スターバックスカードには、店舗で発行できるカードと、スターバックスの公式アプリから発行できるタイプの2種類があります。今回は、スマホでスターバックスカードを利用する方法をご紹介します。
スターバックスカードを発行・登録・チャージする
1. アプリから会員登録・ログイン
まず最初に、「スターバックス ジャパン公式モバイルアプリ」をスマホにインストールしてください。
アプリを起動したら、会員登録をします。
アプリの[Home]タブ画面下部に表示されている[新規会員登録]をタップし、次の画面でユーザー名や性別、メールアドレスなどの情報を入力します。
利用規約に同意して[次へ]をタップすると、登録したメールアドレスに会員登録案内メールが送信されます。届いたメールのURLをタップし、会員登録を完了させてください。
その後、画面下部の[ログインする]をタップします。
会員ログイン画面で、登録のメールアドレスとパスワードを入力して[ログイン]をタップすれば、ログイン完了です。
2. スターバックスカードを新規発行する
次に、スターバックスカードを登録しましょう。
ログイン後、[Home]タブ画面の下部に表示されている[Starbucks Cardを登録する]をタップしてください。これまで磁気タイプのカードを持っておらず、今回新しく利用する人は[Digital Starbucks Cardを発行]をタップします。
カードのニックネームや本人確認情報を登録すると、残高0円のスターバックスカードがアプリ上で新規発行されます。
3. スターバックスカードにチャージする
カードが発行されたら、引き続きチャージをしましょう。クレジットカードまたは現金でチャージできます。
アプリで[Pay]タブの画面を開いて、[入金]をタップしてください。
入金画面が表示されるので「入金額」の項目をタップすると、チャージする金額を指定できます。1回のチャージ金額は最低1000円〜最大1万円です。[金額を入力]をタップすれば、1円単位で金額を設定できます。
入金額を決めたら「+支払い方法選択]をタップしてください(ここでは、1000円入金するケースで解説します)。
[クレジットカードを追加]をタップしたら、続けて支払うクレジットカード情報を入力して[確認画面へ]をタップします。
その後は、画面の指示に従って登録手続きを完了させてください。
処理が終わるとクレジットカード登録完了画面が表示されるので、[設定画面へ戻る]をタップ。
その後、「支払い方法選択」画面が表示されます。登録したクレジットカードが表示されているのを確認したら、画面左上の[×]をタップして閉じましょう。
支払い方法にクレジットカード情報が表示されます。
[次へ]をタップすると、チャージをする前に登録したユーザーのパスワードを求められるので、入力して進んでください。
パスワードの入力が完了すると画面が切り替わります。
[¥1,000入金する]をタップすればチャージ完了です。登録したカードの左上にチャージ後の金額が表示されます。
現金の場合、お店でチャージしたい金額を支払ったら、アプリの[Pay]タブ画面にある[支払い]をタップしましょう。
バーコードが表示されるので、店員に読み取ってもらえばチャージが完了します。
スターバックスカードの残高が一定金額以下になった時に自動でチャージをしてくれる「オートチャージ」の設定も可能です。
「オートチャージ設定」項目にある[設定する]をタップし、オートチャージの入金額や入金条件を設定してください。
すでに持っているスターバックスカードをアプリに移行する方法
すでにカードタイプのスターバックスカードを持っている人は、アプリに移行することもできます。
アプリの[Pay]タブの画面右上に表示されている[カードを追加]をタップしてください。
カードの裏面に表示されている「カード番号」と「PIN番号」を確認してください。
アプリで「新規カード登録」画面が表示されたら、カード番号とPIN番号を入力して[次へ]をタップします。
登録したカードにカード情報を入力したら、利用規約にチェックマークを入れた上で[同意して登録する]をタップします。
登録したカードと残高が[Pay]タブの画面に表示されます。この時点でカードの残高情報は消去されたので、破棄しても構いません。
カード右上の[設定]をタップするとメニューが表示されます。[残高移行]では、カードの残高を別のカードに移行することもできます。
移行するカードと金額を指定して、[次へ]をタップします。画面が切り替わったらパスワードを入力してください。
パスワードを入力したら、[¥2,000移行する]ボタンをタップすれば残高が移行します。
スマホ版スターバックスカードを実際にお店で使う
それでは、お店で商品を購入してみましょう。今回は、スターバックス コーヒー 銀座マロニエ通り店で利用してみました。
メニューを見て注文をしたらアプリを起動しましょう。
ホーム画面右下の[残高¥2000]ボタンをタップすると、バーコードが表示されます。
アプリを起動した際、店内で利用できる無料Wi-Fiに自動接続してしまうと、エラー画面が表示されることがあります。もしエラー画面が表示された時は、Wi-Fiをオフにして[再読み込み]をタップすると正常に表示されます。
あとは、スマホのバーコード画面を店員さんに見せてリーダーで読み取ってもらえば、支払いは完了です。
レシートにも「スターバックスカード」と記載されています。
お釣りのやりとりもなく、スムーズに商品を買うことができました。
残高は[Pay]タブ画面の右上にある[残高更新]をタップすれば、情報が更新されます。設定画面の[利用履歴]から商品の購入履歴を見ることも可能です。
スタバ公式アプリの見逃せない便利機能
スターバックスのアプリには、支払い以外にも便利な機能やお得な情報が載っています。
周辺のスターバックス店舗を探す
[Stores]タブの画面を開くと、現在地周辺の店舗を検索できます。また、地図の右下に表示されている虫眼鏡のボタンをタップすれば、フリーワード検索も可能です。
新商品情報をゲットする
[Home]タブの画面上部に表示されている[What’s New]をタップすると、スターバックスの新作情報が表示され、商品の詳細や発売日をチェックできます。
お気に入りの1杯を探す
どれを買おうか迷ってしまう時にもアプリは役立ちます。[Product]タブの画面から[お気に入りの1杯をさがそう]をタップすると、今の気分や好きなフレーバーからおすすめの商品が選べます。
たとえば、[いまの気分でさがす]から[集中したい]をタップすると、「エクストラショット ホワイト モカ」「カフェ アメリカーノ」など、シーンに合わせたおすすめ商品を表示してくれます。
また[メニューでさがす]から商品を選択すると、「自分好みにカスタマイズ」という機能があり、ミルクシロップの変更などがアプリ上でシミュレーションできます。
事前にスマホでオーダーを決めておけば、メニューが難しくて迷ってしまう人にも安心です。
友達や家族、同僚にドリンクを贈る(Starbucks eGift)
友達や家族、仕事の仲間に日頃の感謝の気持ちを込めたギフトカード「Starbucks eGift」をアプリから贈れます。カードは500円分のドリンクチケットになっており、もらった相手は好きなドリンク一杯と交換できます(500円を超える商品を注文した場合は差額を払う必要があります)。eGiftを贈る手順を紹介します。
最初に[eGift]タブの画面下部にある[カードを作る]をタップしましょう。画面が切り替わって、「おすすめ」や「Birthday」などのカテゴリーからギフトカードのデザインが選べます。
続けて画面を下にスクロールすると、メッセージの入力画面が表示されます。メッセージを入力したら[次へ]をタップしてください。
決済画面が表示されます。カードのデザインを確認しましょう。画面を下にスクロールすると、eGiftに付けるドリンクチケットの枚数を選択できます。2枚以上プレゼントしたい場合は、「チケット枚数」欄のドリンクマークをタップしてください。枚数に応じて、ご注文合計金額が変わります。
なお、チケットの有効期限はeGiftを購入した月から4カ月後の末日です。
決済方法やスターバックスカードの残高を確認して問題がなければ[利用規約に同意の上、決済する]をタップしてください。[その他の決済方法]をタップすると、クレジットカード決済やキャリア決済も選択できます。
eGiftの購入が完了したら、相手に贈れます。送信方法はLINEやメール、Facebookなどから選択できます。今回は[LINEで贈る]をタップし、LINE経由でプレゼントした相手のトークルームにeGiftが表示されました。
受け取った相手がメッセージのURLをタップすると、ギフトカードが表示されます。
画面下部の[ドリンクチケット]をタップすれば、画面が切り替わってバーコードが表示されるので、お店に行って支払い時に読み取ってもらえば商品を受け取れます。なお、500円未満の商品を買ってもお釣りは出ません。
「LINEギフト」で友達にプレゼントする方法:スタバのドリンクチケット(500円)編
スタバのドリンク、LINEで友だちに贈れる500円のオンラインギフトカード登場:プレゼントの方法
STARBUCKS REWARDS(スターバックスリワード)
最後に、2017年9月20日に新たに発表されたスターバックスのポイントプログラム「STARBUCKS REWARDS」を紹介します。
スタバ、国内でポイントプログラム「STARBUCKS REWARDS」開始 公式アプリも一新
アプリに登録したスターバックスカードで50円支払うごとに「Star」が付与されます。今回の買い物でもポイントが付きました。
溜まったポイントに応じて、ドリンクやコーヒー豆などと交換できます。また、すぐに予約が埋まってしまうスターバックスのコーヒーセミナーなども優先的に予約することが可能です。
構成・文:藤原達矢
編集:アプリオ編集部
取材協力:スターバックス コーヒー ジャパン