Amazonプライムの半額の月額料金でAmazonプライム内の数多くの特典が利用できる学生プラン「Amazonプライムスチューデント」。会員資格を満たしているなら、プライムスチューデントに切り替えたほうが圧倒的にお得です。
本記事ではAmazonプライム会員からプライムスチューデントへ切り替える方法を紹介。事前に知っておきたい注意点や、よくある質問についてもまとめています。
プライムスチューデントに切り替える(変更する)方法
通常のAmazonプライムからプライムスチューデントに切り替える方法は、以下の2つあります。
- 一度Amazonプライムを解約してからプライムスチューデントに登録する方法
- Amazonプライム会員の状態で直接プライムスチューデントに切り替える方法
ただし、方法2で筆者が直接切り替えを試みた限りでは、登録時にいくつかの問題が出現しました。学籍番号や学校指定のメールアドレスを入力する項目が表示されないケースや、「6カ月の無料体験を試す」の申込みボタンが出現しないケースです。
アカウントによっては手続きに影響を与える問題が起こる可能性も否定できないので、そうした場合は方法1を試したり一度アカウントをログアウトしたりしてから再度、登録画面へ進むようにしてください。
下記ではそれぞれの方法の手順を解説します。
方法1:一度Amazonプライムを解約してからプライムスチューデントに登録する
一連の手続きはブラウザ版Amazonウェブサイトからおこないます。Amazonショッピングアプリからはプライム会員の解約手続きのみ可能です。
ここでは、一度Amazonプライム会員を解約し、その後でプライムスチューデントに登録する方法を解説します。
Amazonプライム会員を解約する



まず初めに、プライム会員の解約手続きをおこないます。ここではAmazonウェブサイトからの解約方法を例に解説します。
ブラウザ版Amazonウェブサイトにアクセスし、人型アイコンをタップしてメニューを開いてください。 を選択します。Amazonアカウントでログインしましょう。


「プライム会員情報の管理」タブを開き、
をタップします。次の画面で をタップしましょう。


確認画面が表示されるので
をタップ。続いてプランの変更を提案されますが、 を選択します。最後に をタップすれば、プライム会員の解約手続きの完了です。解約手続きが終わっても、プライム会員資格がただちに終了するわけではありません。次回更新日までプライム会員資格が継続する一方、同一アカウントでプライムスチューデントに登録することはできません。
プライムスチューデントの登録ページにアクセスし、ログインする


プライム会員の解約手続き後、完全にプライム会員資格が終了していればプライムスチューデントの登録ができるようになります。
プライムスチューデントの登録ページにアクセスし、
をタップします。Amazonアカウントでログインしましょう。プライム会員の解約ができていない場合、学割のプライムに登録するボタンは表示されません。
学籍番号または学校発行のメールアドレスを入力する

学籍番号または学校発行のメールアドレスを入力します。卒業予定年月も選択してください。
学生証明などの入力方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
支払い方法を選択して登録する

アカウントに登録されている支払い方法と請求先住所が表示されます。変更したい場合はタップして支払い方法を追加してください。

最後に
をタップすれば、プライムスチューデントの登録は完了です。登録しているメールアドレス宛てにプライムスチューデント登録完了のメールが送信されます。方法2:Amazonプライム会員に登録したまま直接プライムスチューデントに切り替える
プライム会員に登録したままプライムスチューデントへ切り替える手順を解説します。
直接切り替える方法は、Amazonプライムの解約は必要ありません。プライムスチューデントに登録したからといって、プライム会費とプライムスチューデントの会費が二重に請求されることもありません。
プライムスチューデントの特設ページにアクセスする



まずはブラウザ版Amazonウェブサイトにアクセスし、人型アイコンをタップしてメニューを開き、 を選択します。Amazonアカウントでログインしましょう。



「プライム会員情報の管理」タブを開き、
を押します。 を選択して次の画面で をタップしましょう。「6カ月の体験期間を試す」をタップする


プライムスチューデントの会員特典画面が表示されるので
をタップします。続いてプランの変更を提案されるので、
もしくは を選択します。学籍番号・卒業予定年月を入力し、支払い方法を確認する

学籍番号または学校発行のメールアドレスを入力し、卒業予定年月も選択します。またアカウントに登録されている支払い方法が表示されるので、変更したい場合は
をタップして追加するようにしてください。ここで学籍番号や学校指定のメールアドレスを入力する項目が表示されなかったり、「6ヵ月の体験期間を試す」の申込みボタンが出現しなかったりする場合は、一度アカウントをログアウトしてから再度、登録画面へ進むようにしてください。
プライム会員情報の管理で登録されているか確認する


確認画面が表示されたらプライムスチューデントへの登録は完了です。「プライム会員情報の管理」を確認し、月額会費が半額の300円になっていれば、登録が正常に完了しているということです。
プライムスチューデントに切り替える際の注意点
プライム会員の半額料金で数多くのメリットが享受できるプライムスチューデントですが、Amazonプライムとは特典内容が若干異なり、切り替え後にそれまで利用できていた特典が使えなくなる場合があります。
事前にプライムスチューデントの仕様についてよく確認しておきましょう。ここでは、プライムスチューデントに切り替える前に知っておきたい注意点についてまとめています。
事前にプライムスチューデントの会員資格があるか確認する
まずは自分がプライムスチューデントの会員資格を保有しているかどうか確認しましょう。プライムスチューデントに登録できるのは「日本国内にある大学、大学院、短期大学、専門学校または高等専門学校に通学中の学生」です。小学生、中学生、高校生は対象外です。
登録には有効な学籍番号または学校発行のメールアドレスが必要です。会員資格を満たしていれば年齢は問われません。
条件 | 日本国内にある大学、大学院、短期大学、専門学校または高等専門学校の学生 |
---|---|
必要なもの |
|
支払い方法 |
|
プライム会員とプライムスチューデント会員は特典が一部異なる

プライム会員とプライムスチューデント会員は利用できる特典が一部異なります。配送特典やプライムビデオといったプライム会員の主特典はプライムスチューデントでも利用できますが、家族会員への登録には非対応で、Amazon Kids+、ベビー用品の割引、Prime Gamingなどの特典は含まれていません。
一方で文房具や本、PCソフトウェアの割引など、プライムスチューデント限定特典には学生のニーズが高いものが含まれています。自分にとって必要な特典を吟味してから、切り替えを検討しましょう。
特典内容 | プライムスチューデント | プライム会員 |
---|---|---|
配送料・お急ぎ便無料 | 〇 | 〇 |
プライムビデオの視聴 | 〇 | 〇 |
Amazon Music Primeのシャッフル再生聴き放題 | 〇 | 〇 |
Prime Reading読み放題 | 〇 | 〇 |
Amazon Photos 無制限フォトストレージの利用 | 〇 | 〇 |
Prime Try before You Buyの利用 | 〇 | 〇 |
プライム会員限定先行タイムセールへの参加 | 〇 | 〇 |
Prime Gamingの利用 | ✕ | 〇 |
Amazon Kids+の月額料金割引 | ✕ | 〇 |
Amazonファミリー特典 | ✕ | 〇 |
家族会員登録・利用 | ✕ | 〇 |
PCソフトウェアの対象商品割引 | 〇 | ✕ |
3冊以上同時購入で、書籍が最大10%ポイント還元 | 〇 | ✕ |
文房具が最大40%オフ | 〇 | ✕ |
日用品・サプリ定期おトク便が15%オフ | 〇 | ✕ |
プライムスチューデントへの切り替えはブラウザ(ウェブ)でおこなう必要がある

プライムスチューデントの登録はスマホ版あるいはPC版Amazonウェブサイトから手続きします。Amazonショッピングアプリからの手続きはできないため注意しましょう。
Amazonショッピングアプリではプライム会員の解約手続きのみ可能です。ただし、プライム会員の資格は解約申し込みをした時点ではなく、次回更新時に終了します。解約手続き後すぐにプライムスチューデントに切り替えられる訳ではありません。
プライムスチューデントへの切り替えが確定しているのなら、あらかじめアプリでプライム会員の解約だけしておくのもひとつの方法でしょう。
プライムスチューデントは家族会員に登録できない
プライム会員がプライムスチューデントに切り替えた場合、家族会員の登録からは外れ、家族会員の特典は利用できなくなります。また、プライムスチューデントに切り替えた後に家族会員に加わることもできません。
たとえば家族3人でプライム会員の家族会員特典を利用している場合、一人あたり月額200円とプライムスチューデントよりも割安になります。プライムスチューデントに切り替えないままの方がお得に使えるケースについても考慮しましょう。
また、AmazonプライムビデオやAmazonミュージックプライムなど、家族会員が利用できない特典がプライムスチューデントなら利用できる場合もあります。それぞれのメリットをよく比較検討することをおすすめします。
- お急ぎ便が無料
- お届け日時指定便が無料
- 特別取扱商品の取扱手数料が無料
- プライム会員限定先行タイムセールの利用
- 提携ネットスーパーの利用(ライフ、バロー、成城石井)
- Amazonフレッシュの利用
プライムスチューデントの利用資格は最大4年半
プライムスチューデントは年齢制限がない一方で、利用資格の保有年数には制限があります。プライムスチューデントが利用できるのは4年間。無料期間の6カ月を合わせると、最大で4年半の利用資格があります。
ただし、卒業して学生でなくなると4年経過していなくてもプライムスチューデントの会員資格を失います。また、高専生や6年制の大学など、学生期間が4年半以上ある場合も資格を消失し、自動的にプライム会員に切り替わります。ただし、卒業日から次回更新日までに日がある場合、一定期間プライムスチューデントが利用できる場合があります。

プライムスチューデントは登録時に卒業予定年月を入力する
会員登録時に入力した卒業予定日、プライムスチューデントへの登録日に基づいて次回更新日が卒業後であるとAmazonが判断した場合、会員資格の確認メールが送信されます。
次回更新日後も引き続き学生の場合、学生であることが証明できる書類を提出すれば、プライムスチューデントの登録を更新できます(ただし、延長後・体験期間を含む最長4年半)。
卒業して学生ではなくなると、プライムスチューデントは自動的にAmazonプライム会員に切り替わります。今後Amazonプライムを利用しない場合は、切り替え前に忘れずに自動更新をオフにしておきましょう。
プライムスチューデントに切り替える際によくある質問と答え
プライムスチューデントに切り替える際によくある質問とその答えをまとめています。
プライムスチューデントは何歳から登録できる?
プライムスチューデント会員に年齢制限はありません。年齢の下限は高専生(15歳以上)です。
プライムスチューデントの会員資格は日本国内にある大学、大学院、短期大学、専門学校または高等専門学校の学生であることのみ。このうち、高等専門学校の入学資格にあたる15歳が年齢の下限に当たりますが、同じ年齢でも高校生ではプライムスチューデントに登録できないため注意しましょう。
プライムスチューデントに切り替えるとプライム年会費は返金される?
返金されます。
プライム会員の年額プランに登録し、すでに年会費を支払っていた場合、プライムスチューデントに切り替えると年会費の残額分に相当する金額が返金されます。
プライム会員から切り替えた場合もスチューデントの無料体験は利用できる?
利用できます。
プライム会員としてすでに無料体験をしていても、6カ月間のプライムスチューデント初回無料体験が適用されます。ただし、プライムスチューデントの無料体験を2回以上利用することはできません。
プライムスチューデントは卒業後も使える?
卒業後は利用できません。
登録時の情報に基づいて、卒業の数週間前にAmazonからプライムスチューデントの資格確認メールが届きます。もしまだ卒業しない場合は、学生であることの確認書類を提出すれば引き続きプライムスチューデントが利用できます(ただし、延長後・体験期間を含む最長4年半)。
卒業した時点で解約手続きをおこなわない限り、プライムスチューデントは通常のAmazonプライム会員に自動更新されます。
プライムスチューデントは一度解約した後も再登録できる?
累計4年半を超えなければ、再登録可能です。
プライムスチューデントは、学生であることを証明できれば再登録できます。ただし、以前登録していたプライムスチューデント期間と合わせて累計4年半を超えて資格を保有することはできません。