天気が良くない日に外出しているとき、iPhoneやAndroidスマホで「雨雲の動き」を手早く確認できると何かと便利。雨雲の動きをレーダーで確認すれば、雨が降り出しそうな時刻や降り止みそうな時刻、雨量を素人なりにざっくり予想できるからです。
スマホで直近の雨雲の動きを調べる方法はいくつかありますが、ここでは雨雲レーダーを素早く確認できる2つの方法を紹介します。慣れさえすれば、スマホを手に取ってから3秒以内に雨雲レーダーを表示できるはずです。
当たる、天気予報アプリおすすめ10選【iPhone/Android】
1. 雨雲の動きを確認できるウェブサイトをホーム画面に追加する
まず1つ目は、雨雲の動きをレーダーで確認できるウェブサイトをホーム画面に追加しておくという方法。ホーム画面でウェブサイトのアイコンをタップするだけで、追加しておいたページが表示されるようになります。
ホーム画面にブックマークを表示する感覚でアイコンを追加できる
よく訪れるページや緊急時に開きたいページなどにホーム画面から直接アクセスできるようにしておけば、非常に便利なのですが、意外と知られていない使い方かもしれません。
iPhoneでウェブサイトをホーム画面に追加する方法は下記記事で解説しています。
iPhoneでお気に入りサイトを一発表示、ホーム画面にブックマークアイコンを追加する方法【Safari】
全国で雨雲の動きを予測できる「高解像度降水ナウキャスト」
高解像度降水ナウキャスト
「高解像度降水ナウキャスト」は気象庁による防災気象情報で、気象ドップラーレーダーや全国の雨量計、国土交通省のXバンドMPレーダーなどの観測データを利用して降水の短時間予報などが提供されています。5時間前から現在までの観測データおよび1時間先までの降水予報を5分単位でかんたんに知ることができます。また、雷と竜巻の情報も提供されています。
リアルタイムの降雨量を調べられる「XRAIN」
XRAIN
「XRAIN」は、国土交通省が運用している局所的な降雨量をリアルタイムで計測するシステム(XバンドMPレーダネットワーク)。「高解像度降水ナウキャスト」よりもリアルタイム性が高く、おおむね1分ごとに情報が更新されます。しかし、降雨予報は提供されないほか、降雨量の計測範囲に含まれない地域があります(札幌周辺を除く北海道、青森北部、伊豆諸島の大半および沖縄)。
一都三県なら「東京アメッシュ」
東京アメッシュ
東京近郊で生活しているのであれば「東京アメッシュ」。東京都下水道局が提供している降雨情報システムです。観測メッシュのサイズが150メートル四方である点は、250メートル四方の「高解像度降水ナウキャスト」と「XRAIN」より優れています。降雨情報は、120分前から現在までのデータを5分ごとに配信。予報はありません。
2. 天気予報アプリのウィジェットを追加する
Yahoo!天気の雨雲ズームレーダー(iPhone版)
数多くある天気予報アプリのなかには、「Yahoo!天気」のようにウィジェットで雨雲レーダーを表示してくれるものがあります。雨雲の動きだけでなく、一般的な天気予報も同時に表示されます。
iPhoneの場合、雨雲レーダーをウィジェットで見ることができる最大のメリットは、ロック画面やホーム画面で右スワイプするだけで即座に降雨状況を確かめられること。Androidスマホではウィジェットをホーム画面に常時表示できます。より詳細な天気情報を知りたければ、ウィジェットをタップしてアプリを起動すれば済みます。
左:iPhone版のウィジェット右:Android版のウィジェット
iPhoneでウィジェットを設定(並べ替え/追加/削除)する方法
「Yahoo!天気」アプリの「雨雲ズームレーダー」では高解像度降水ナウキャストに対応し、1時間前から現在までの降雨情報と6時間後までの降雨予報が配信されています(1時間前から1時間後までは5分ごと、1時間後から6時間後までは1時間ごとのデータ)。なお、1時間後以降の予報は、Yahoo! JAPAN IDにログインすることで表示されるようになります。