Googleから、10インチの画面を搭載する新しいスマートディスプレイ「Google Nest Hub Max(グーグルネストハブマックス)」が登場したのでレビューします。
気になる価格は2万8050円で、ほぼ同じサイズのディスプレイ(10.1インチ)を採用するAmazonのEcho Showが2万7980円とほとんど変わりません。どちらを買うべきか比較して考えつつ、詳しくチェックしていきます。
アマゾン「Echo Show」レビュー、最新の画面付きスマートスピーカーの最適な用途とは?
本体はタブレットサイズ、画質の粗さは気にならない
Google Nest Hub Maxは、10インチのディスプレイを搭載しています。一般的なタブレットとほぼ同じ大きさだと考えればよいでしょう。本体の大きさも、タブレットをスタンドに立てかけた程度です。Echo Showと比べてもほとんど同じサイズです。
ディスプレイの解像度はHD(1280×800ドット)と決して高くありません。最近のタブレットには見られない低解像度ですが、一般的にはタブレットよりも距離が離れた使い方をするので、画質の粗さは気にならないでしょう。
本体の背面は、ファブリックで包まれたスピーカーとなります。18ミリのツイーター(10W)を2つと、75ミリのウーファー(30W)を1つ搭載しています。ちょっとしたステレオ代わりに音楽を聴いても、十分に満足できるはずです。
なお、付属品はACアダプターのみです。本体をコンセントに接続すれば準備完了です。
Google Nest Hub Maxは、10インチディスプレイを搭載する
Echo Show(右)と比較しても大きさはほとんど変わらない
デザインも似ており、背面のスピーカーはファブリックで包まれている
ACアダプターが付属する
本体とコンセントを接続すれば準備完了だ
音量調整はディスプレイの裏側にボタンが付いている
セットアップは簡単だが設定のメニュー項目が多い
セットアップは簡単ですが、スマホが必須です。スマホに「Google Home」アプリをインストールし、設定をおこなっていきます。スマホのアプリと連携するために、Google Nest Hub Maxの画面に表示されたコードを入力すれば、あとはスマホだけで作業が進められます。
設定自体は簡単で、Google Nest Hub MaxをWi-Fiに接続するための手順がメインになります。また、顔認証や音楽配信サービスとの連携もウィザードでおこなっていきます。
ウィザードを終えると、一通りの機能が使えるようになりますが、できることが多い分、最初はかなり戸惑うでしょう。メニューの項目がとても多く、それぞれをチェックして正しく設定しないと使えない機能があるのです。つまり設定は簡単ですが、フル活用するためには少々調べごとなどが必要になります。
設定はスマホのアプリ「Google Home」からおこなう
アプリからGoogle Nest Hub Maxが認識できれば利用スタート
Google Nest Hub Maxの画面に表示されるコードをスマホに入力して認識する
Wi-Fiの接続もスマホからおこなう
顔認証もスマホで作業する
音楽配信サービスや動画配信も選択する
設定メニューの項目が非常に多いが、一通り確認したほうがよい
いい音で楽しめてジャスチャー操作も便利、ただし音楽配信サービスに注意
そもそもGoogle Nest Hub MaxをはじめとするGoogleのスマートスピーカーは、Google Play MusicやSpotify、YouTube Music、dヒッツ等に対応しています。自分の利用している音楽配信サービスが含まれていれば快適に使えます。しかし、Apple MusicとAmazon Prime Musicなどには対応していません。
Amazon EchoはAmazon系の音楽配信サービスはもちろん、Spotify、dヒッツ、Apple Musicに対応します。特にiPhoneユーザーはApple Musicを利用していることが多いので、よく確認してから、スマートスピーカーやスマートディスプレイを選びましょう。対応している音楽配信が使えないと、音楽を楽しむのは無理があります。新たな音楽配信を利用するには、月額料金が必要になるのです。
なお、Google Nest Hub Maxは、画面に手をかざすことで音楽をストップしたり再生する操作ができます。これはなかなか便利で、話しかけるのが面倒なときには素早く操作できます。
音楽はジェスチャーで再生や停止ができる。画面は一時停止しているところ
YouTubeと相性抜群、話しかけて気軽に動画を楽しめる
Google Nest Hub MaxはYouTubeとの相性がとても良好です。「○○のYouTubeを見せて」と話しかければ、動画を再生できます。Echoは対応ブラウザからの再生になるので、ずいぶん操作性が違います。
ただし、ピンポイントで動画を指定して再生するような使い方には向きません。Google Nest Hub Maxはほとんどの操作を声でおこない、画面タッチでの文字入力はできません。動画を詳しく検索して再生するような使い方には向きません。
スマホやパソコンと同じGoogleのアカウントで利用していれば、履歴を考慮した番組などを知らせてくれるので、そこから見ていくのが気軽で便利です。
YouTubeとの相性が抜群だ
カメラを活かした多彩な使い方ができる
Google Nest Hub Maxは、カメラに関連する機能が優れています。自分の顔を登録しておくと、「FaceMatch」機能により画像を認識してメッセージを自動表示してくれます。もちろん、設定で非表示にすることもできます。つまり、話しかけなくても顔を認識すれば、情報を提示してくれるのです。
Google製のテレビ電話アプリ「Duo」を利用して、スマホとテレビ電話ができます。たとえば、出張先から自宅のGoogle Nest Hub Maxの前にいる家族と話ができるわけです。また、スマホのアプリからカメラの画像を見ることも可能です。家の中のペットの様子を出先からチェックしたり、防犯対策にも利用できます。
カメラはスイッチでオフにすることもできるので、安全に使えるはずです。
カメラがユーザーを認識してくれる
FaceMatchで自動的に情報を表示可能
さまざまな情報を自動で提示してくれる
カメラとマイクはこの位置に付いている
カメラとマイクはスイッチでオフにできる
いわゆるテレビ電話にも対応
部屋の様子もチェックできる
写真の表示もしやすく、フォトフレーム代わりにも
Google Nest Hub Maxは、Googleフォトに保存している写真をフォトフレーム的に表示できます。対してEcho Showは、Amazon Photoのアルバムの写真を表示します。普段からGoogleフォトを利用している人なら、Google Nest Hub Maxが使いやすいでしょう。
レシピの表示もできますが、せっかくの大画面なのに文字が大きすぎて一覧性が悪く感じることがありました。タッチディスプレイを活かして、ピンチ操作で文字サイズの変更に対応するなどしてくれると嬉しいところです。
レシピも表示できる
読み上げもしてくれるのだが、文字が大きすぎて一覧性がイマイチだ
スクロールで何度でも読めるが、手が汚れていると厳しい
Googleフォトの写真をフォトフレームのように表示して楽しめる
まとめ
Google Nest Hub Maxは、カメラを活かした使い方が特徴のスマートディスプレイです。時計代わりに使っても便利ですが、そんな用途なら一回り画面が小さい7インチの「Google Nest Hub」でも十分です。
Google Nest Hub Maxを買うからには、大画面を活かして写真や動画を見るのがおすすめです。特に、YouTubeを流しておきたい人には重宝するはずです。音楽もいい音で楽しめますが、購入前に対応サービスの確認がマストです。
Google Nest Hub Max - スマートホーム ディスプレイ - Google ストア
構成・文:戸田覚
編集:アプリオ編集部