Gmailのエイリアス機能とは──複数アドレスを設定する方法と注意点

1つのアドレスを軸に別名のアドレスを複数作成できる

SNSでは友達とつながるリアルアカウントのほかに、趣味用などでサブアカウントを作りたいと考える人も多いはず。しかし、アカウント作成のたびに別のメールアドレスを用意するのは大変です。

そんなとき、Gmailのエイリアス機能を使えば、1つのメールアドレスを軸にして簡単に複数のアドレスを作成できるため、わざわざ別のメールアカウントを開設する手間が省けて便利です。

本記事では、Gmailのエイリアス機能の仕組みをはじめ、複数アドレスの作り方、受信・送信時の注意点などをわかりやすく解説します。

Gmailの「エイリアス」機能とは?

Twitterのアカウント作成画面。元のアドレスに「+1」を追加すればエイリアスアドレスでアカウント登録できる

エイリアス(alias)とは「別名」という意味で、Gmail におけるエイリアスは本体のアドレス1つで複数のサブアドレスを作れる機能です。

SNSなどのアカウント登録では、「1アカウントにつき1アドレスのみ」という仕組みが多く、サブアカウントを作るために別のメールアドレスを用意しなければならないことがあります。しかし、Gmailのエイリアス機能を使えば、1つのアドレスに紐づいた複数のアドレスを簡単に作成できるので、別のメールアカウントを開設する必要がありません。

Gmailのエイリアス(複数)アドレスの作り方

エイリアスのアドレスは特に設定不要で、簡単に作れます。メールアドレスは大きく分けて次の3パターンでエイリアスのアドレスとして使えます。

  • 「+」(プラス)を使う方法
  • 「.」(ドット)を使う方法
  • 「@googlemail.com」を使う方法

本体のメールアドレスを仮に「xxxxx@gmail.com」とした場合を例に、それぞれの作り方を解説します。

「+」(プラス)を使う方法

エイリアスアドレスを作る3つのパターンのうち、作成できるアドレスのバリエーションが一番豊富なのが「+」を使った方法です。

本体のメールアドレス「xxxxx@gmail.com」の場合、ユーザーネームは「xxxxx」です。ユーザーネームの後ろに「+任意の文字列」を入れましょう。「+」は必ず半角にしてください。

具体的な例は以下の通りです。どれを使っても「xxxxx@gmail.com」と同じメールアドレスとして扱われます。

「+」を使ったエイリアスアドレスの例
  • xxxxx+1@gmail.com
  • xxxxx+2@gmail.com
  • xxxxx+abc@gmail.com
  • xxxxx+work@gmail.com
  • xxxxx+user@gmail.com
  • xxxxx+member@gmail.com
  • xxxxx+twitter@gmail.com
  • xxxxx+campaign@gmail.com

「+」の後は英数字であれば何でもOKです。SNSアカウントの登録ページなどで、このアドレスを入力すればメインアドレスのサブとして利用できます。

「.」(ドット)を使う方法

「.」(ドット)でユーザーネームを分割してエイリアスアドレスを作る方法です。ただし、ドットをユーザーネームの頭や末尾に付けたり、ドットを連続で付けたりすることはできません。

ドットを使ったエイリアスアドレスの例
  • x.xxxx@gmail.com
  • xx.xxx@gmail.com
  • x.x.x.x.x@gmail.com

もちろん、具体例のうちどのエイリアスアドレスを使っても「xxxxx@gmail.com」と同じメールアドレスとして扱われます。

「@googlemail.com」を使う方法

「〜@gmail.com」の代わりに、「〜@googlemail.com」をエイリアスとして使うことも可能です。「@googlemail.com」は海外用のドメインですが、この2つのメールアドレスは同じメールアドレスとして扱われます。

「@googlemail.com」を使ったエイリアスアドレスの例

xxxxx@googlemail.com

エイリアスのアドレス作成数に上限はない

エイリアスのアドレスは「+1」「+2」「+3」や「a.ppllio」「a.p.p.l.l.i.o」など、ユーザーネームをどんな文字列にするのか、どこにドットを使うかで無限に作り出すことができます。

ただし、たくさん作りすぎてしまうとアドレスの管理が大変になってしまう可能性もあるので、自分で把握できる数に絞ることをおすすめします。

Gmailのエイリアス機能を使う際の注意点

Gmailのエイリアス機能を使う上で知っておきたい注意点を紹介します。

メールはすべて1つの受信トレイに集約される

エイリアスで作成したアドレス宛に送信されたメールも、本体のアドレスと同じ受信トレイにすべて集約されます。

メールを分けてチェックしたい人は、フォルダのように使えるGmailのラベル設定を活用するといいでしょう。ラベル設定でメールを振り分ける方法は以下の通り。

  1. デスクトップ版のGmailで設定を開く

    デスクトップ(PC)版のGmailにログインし、画面右上の設定ボタン​から[すべての設定を表示]をクリックします。

  2. 新しいフィルタを作成する

    [フィルタとブロック中のアドレス]タブに切り替え、[新しいフィルタを作成]をクリックします。

    「to」の項目にエイリアスとして使いたいメールアドレスを入力し、[フィルタを作成]をクリックしてください。

  3. 新しいラベルを作成する

    「受信トレイをスキップ」「ラベルを付ける」「1件の一致するスレッドにもフィルタを適用する」の3項目にチェックを入れたら、[ラベルを選択]をクリックしましょう。

    続いて[新しいラベル]をクリックします。

    わかりやすいように任意のラベル名を入力し、[作成]をクリック。

    最後に[フィルタを作成]を押せば完了です。

  4. エイリアスのメールが自動的に分類される

    これで「twitter用」というラベルが自動でメールに付くようになりました。

    「twitter用ラベル」がついたメールは、すべて左側メニュー内にある[twitter用]という項目に振り分けられます。

「+」や「.」の記号を正しく付けないとメールを受信できない

「+」が全角記号のまま送信すると、アドレス不明となってしまう

「+」(プラス)は必ず半角記号を使うようにしましょう。仮に全角のまま他のアドレスから送信しようとしてもメールは送信できず、「メールを受信できないアドレスです」というメールが届きます。

ドットはユーザーネームの頭や末尾に付けられない

ドットは「..」のように連続して付けられない

また、「.」をユーザーネームの頭や末尾に付けたり、「..」のように連続で付けたりするとエイリアスアドレスとして機能せず、メールを受信できないので注意しましょう。

エイリアスでは登録できないサービスもある

サイトやSNSによってはエイリアスで作成したアドレスが登録できないものもあります。そのような場合は、新しくGmailアカウントを作るなどしてアドレスを作成するようにしましょう。

Instagramは同じアドレスでもサブアカウントを作れる

インスタグラムはすでにアカウントを所持している場合に、そのアカウントに登録しているメールアドレスや電話番号と紐付けてサブアカウントを複数作成することが可能です。つまり、エイリアスアドレスを使わなくてもサブアカウントが作れます。

この方法でサブアカウントを作成する場合は、最大5つのサブアカウントを作成することが可能です。

エイリアスアドレスでメールを送信するには設定が必要

エイリアスのメールアドレスは受信専用のため、そのままではメールを送信できません。送信もできるようにするには、下記の設定をする必要があります。

    1. デスクトップ(PC)版のGmailで設定を開く

      PC版のGmailにログインして、画面右上の設定ボタン​から[すべての設定を表示]をクリックします。

    2. 「アカウント」タブから他のメールアドレスを追加する

      [アカウントとインポート]のタブに切り替え、[他のメールアドレスを追加]をクリックしてください。

    3. 「エイリアスとして扱います」にチェックを入れる

      メールアドレスの部分に、エイリアスアドレスとして使いたいアドレスを入力し、「エイリアスとして扱います」にチェックを入れてから[次のステップ]をクリックすれば設定完了です。

    メール作成画面で差出人の欄の「▼」からアドレスを選択

    この設定をすると、メール作成時に送信者の部分を切り替え可能になります。エイリアスのアドレスで送信したいときには、そのアドレスを選択すればOKです。

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    MIKAN