デュアルSIM対応のAndroidスマホおすすめ9選

2つの回線を使い分けられる

一般的なスマホは、1枚のSIMカードをセットして1つの回線を使います。2つの通信回線が使えるのが「デュアルSIM」で、電話番号も2つ利用できます。最近ではeSIMにも勢いがあり、デュアルSIM対応のスマホにもeSIMを組み合わせて使える製品が増えています。

この記事では、デュアルSIMの基本をコンパクトにわかりやすくまとめつつ、おすすめの対応Androidスマートフォンを紹介します。

デュアルSIMのメリットは?

最初にデュアルSIMのメリットを紹介しておきます。2つの回線が1台のスマホで利用できるのが特徴です。2つの回線で便利に使える例を紹介しましょう。

キャリアとMVNOなどを組み合わせて1台で使える

例えば、普段から大手キャリアの電話番号を利用しているとしましょう。しかし、データ通信は安価な楽天モバイルやMVNOなどを使いたいケースもあります。

そんな場合は、電話は大手キャリア、通信はMVNOなどとお得に組み合わせて使えます。

仕事用とプライベート用で回線を使い分けられる

2つのSIMが入れば、仕事用の電話番号とプライベートの番号を使い分け可能です。料金もそれぞれに分かれるので、経費と個人のお金も分けやすくなるでしょう。

海外旅行に便利

海外旅行に出かけた際には、現地のSIMを調達したり、インターネットで申し込んだりしたeSIMが利用できます。デュアルSIM端末なら、現地のSIMで通話や通信できるだけでなく、普段使っている番号でも電話が受けられます。

デュアルSIM対応スマホを選ぶときチェックしたいポイント

ここからは、実際にデュアルSIM対応スマホを選ぶときチェックしたいポイントについて解説します。

eSIM対応か

2つのSIMそれぞれに、nanoSIMなどSIMカードを利用するのが従来のタイプでした。ところが、最近はnanoSIMなどのSIMカードにプラスしてeSIMが使える機種が増えてきています。おすすめはnanoSIM+eSIMのデュアルSIMで、特に海外旅行などに便利です。

大手キャリアはeSIMに対応していますが、MVNOは未対応の事業者も少なくありません。すると、大手キャリアのnanoSIM+MVNOのeSIMという使い方ができません。海外旅行でも使うことを考えて組み合わせを判断してください。

なお、海外旅行先もeSIMとSIMカードを使うケースがそれぞれあります。これから加入するなら、MVNOもeSIM対応の事業者を選ぶのが得策です。

待ち受けの方式(DSDV・DSDSなど)

デュアルSIM対応のスマホには、4つの種類があります。この種類によって通話や待ち受けの方法が異なるので、必ずチェックしておきましょう。おすすめはDSSS以外で、後半に紹介する機能ほど優れています。

とはいえ、いま新たに販売されているデュアルSIM対応スマホは、DSDSとDSDVに対応していることがほとんどなので、念のために確認しておく程度でよいでしょう。基本的にはDSDVに対応している機種を選ぶべきです。

「DSSS」とは?

デュアルSIM・シングルスタンバイの略。2枚のSIMをセットできますが、手動での切り替えが必要です。

2022年現在、この方式のみに対応しているスマホは、ほとんど販売されていません。

「DSDS」とは?

デュアルSIMデュアルスタンバイの略。2枚のSIMどちらに電話が掛かってきてもでられます。

また、通信中以外のSIMに着信があっても通話可能です。ただし、片方のSIMで通話をしている際には、別のSIMで通信はできません。

「DSDV」とは?

デュアルSIMデュアルVoLTEの略。2枚のSIMどちらに電話がかかってきても出られます。片方のSIMで通信をおこなっていても、別のSIMで着信を受けられます。

ただし、片方のSIMで通話をおこなっている場合、別のSIMで通信はできません。2つのSIMで同時に通話はできません。DSDSとは違い、両方のSIMが4Gで利用できます。

「DSDA」とは?

2枚のSIMのどちらでも着信を受けられます(同時通話は不可)。また、片方のSIMで通話しながら別のSIMでデータ通信が行えます。

通信の組み合わせとキャリア

キャリアやMVNOの選び方は自分の用途に合わせて決めるべきです。たとえば会社から支給されているSIMを挿せるなら、もう1枚が個人用になります。

特別に節約したい人も、その方法で選択肢が大きく異なります。たとえば、よく通話する人は大手キャリアの通話し放題プランを1つのSIMに設定し、もうひとつは通信料金の安い事業者を選べばよいでしょう。都心にいる際は楽天モバイルを使って節約をし、地方に出かけたら大手キャリアの回線で利用する——といった方法もあります。

つまり万人におすすめの組み合わせはないので、自分の利用スタイルをよく考えて選んでください。

デュアルSIM対応のAndroidスマホまとめ

2020年以降、日本国内向けに発売されたデュアルSIM対応のAndroidスマホを主要メーカーごとに一覧でまとめました。

【一覧表】2020年以降に発売されたデュアルSIM対応スマホ
2020年以降に発売されたデュアルSIM対応スマホ一覧
機種名 税込み価格 SIMタイプ 待ち受け 発売日
AQUOS sense6s 3万9800円(64GB) nanoSIM/eSIM DSDV 2022年4月28日
AQUOS sense6 4万5320円(64GB) nanoSIM/eSIM DSDV 2021年11月4日
AQUOS wish 3万4540円(64GB) nanoSIM/eSIM DSDV 2022年 1月14日
AQUOS zero6 6万9800円(128GB) nanoSIM/eSIM DSDV 2022年10月8日
AQUOS R6 13万5960円(128GB) nanoSIM×2 DSDV 2021年6月25日
AQUOS sense5G 3万8500円(64GB) nanoSIM×2 DSDV 2021年2月10日
Xperia 1 Ⅲ 14万9600円(512GB)  nanoSIM×2 DSDV 2021年7月9日
Xperia 5 Ⅲ 11万4400円(256GB) nanoSIM×2 DSDV 2021年11月12日
Xperia 5 II 7万9200円(256GB)  nanoSIM×2 DSDV 2020年10月7日
Xperia 10 III Lite 4万6800円(64GB) nanoSIM/eSIM DSDV 2021年8月27日
Xperia PRO-I 19万8000円(512GB) nanoSIM×2 DSDV 2021年12月15日
Xperia PRO 24万9800円(512GB) nanoSIM×2 DSDV 2021年2月10日
OPPO Reno5 A 3万9980円(128GB) nanoSIM/eSIM DSDV 2021年6月3日
OPPO A54 5G 2万2000円(64GB) nanoSIM×2 DSDV 2021年6月4日
OPPO A55s 5G 3万2800円(64GB) nanoSIM/eSIM DSDV 2021年11月26日
OPPO Find X3 Pro 7万9999円(64GB) nanoSIM×2 DSDV 2021年6月30日
Google Pixel 6 Pro 11万6600円(128GB) nanoSIM/eSIM DSDV 2021年10月28日
Google Pixel 6 7万4800円(128GB) nanoSIM/eSIM DSDV 2021年10月28日
Google Pixel 5a (5G) 5万1700円(128GB) nanoSIM/eSIM DSDV 2021年8月26日
Redmi Note 10T 3万4800円(64GB) nanoSIM×2 DSDV 2022年4月22日
Redmi Note 11 2万4800円(64GB) nanoSIM×2 DSDV 2022年3月10日
Xiaomi 11T Pro 6万9800円(128GB) nanoSIM×2 DSDV 2021年11月5日
Xiaomi 11T 5万4800円(128GB) nanoSIM×2 DSDV 2021年11月5日
Mi 11 Lite 5G 4万3800円(128GB) nanoSIM×2 DSDV 2021年7月2日
Redmi Note 10 Pro 3万4800円(128GB) nanoSIM×2 DSDV 2021年4月16日
Rakuten Hand 5G 3万9800円(128GB) nanoSIM×2 DSDV 2022年2月14日

※2022年5月現在。基本的にはメーカー直販価格を、メーカー直販のない端末は販売先(キャリアやMVNO、ECサイトなど)の最安価格を記載。

なお、大手キャリアのAndroidスマートフォンにはデュアルSIM対応の製品がない場合があります。購入する際には、よくチェックしてください。

格安クラスのおすすめ機種

3万円台の製品でも、デュアルSIM対応しているものは多くあります。ただ、このクラスはそこまで性能が高くないので、ゲームの操作性やカメラ機能などを重視するユーザーにはあまり向かないかもしれません。

AQUOS wish

AQUOS wish
価格 3万4540円(AQUOSオンラインショップ)
発売日 2022年1月14日
SIMタイプ nanoSIM/eSIM
待受方法 DSDV対応
CPU Snapdragon 480
デュアルSIM対応端末の取り扱い AQUOSオンラインショップ/au/楽天モバイル/ワイモバイル/UQ

3万円台半ばで手に入るAQUOSの格安モデル。eSIMとnanoSIMを組み合わせたデュアルSIM運用が可能です。

3万円台半ばで手に入るAQUOSの格安モデル。eSIMとnanoSIMを組み合わせたデュアルSIM運用が可能です。とてもシンプルなデザインで高級感はありませんが、紙のような手触りのボディはカジュアルで好印象です。

価格は手ごろですがチップはSnapdragon 480と、クラスとしては最低になります。

ヘビーなゲームには向きませんし、長期間使うのにもおすすめしません。また、カメラはシングルなので、過剰な期待は禁物です。また、この価格でおサイフケータイを搭載しているのも魅力です。

OPPO A54 5G

OPPO A54 5G
価格 2万7800円(IIJmio)
発売日 2021年6月4日
SIMタイプ nanoSIM/nanoSIM+microSD
待受方法 DSDV対応
CPU Snapdragon 480
デュアルSIM対応端末の取り扱い IIJmio/QTmobile/NUROmobile/BIGLOBEmobile/goosimseller

SIMスロット2基揃えタイプで、nanoSIMカードを2枚挿入して使います。手軽な価格ながら、5000mAhという大容量バッテリーで超時間使えるモデルです。

ディスプレイは液晶ですが、リフレッシュレートが90Hzで表示の遅れは気になりません。

また、カメラは4つで、メインのカメラは4800万画素です。CPUはSnapdragon 480 5Gと最低クラスなので、ヘビーなゲームや長期間の利用には向いていません。

OPPO Reno5 A

OPPO Reno5 A
価格 3万9980円(楽天モバイル)
発売日 2021年6月3日
SIMタイプ nanoSIM/nanoSIM
待受方法 DSDV対応
CPU Snapdragon 765G
デュアルSIM対応端末の取り扱い 楽天モバイル/IIJmio/QTmobile/BIGLOBEmobile

価格の割に構成が素晴らしく、OPPOの中でもおすすめのモデル。eSIMとnanoSIMを組み合わせたデュアルSIM運用が可能です。

Snapdragon 765Gを搭載するので、性能は中の上といえるでしょう。RAMが6GB、ROMが128GBとメモリには余裕があります。

欠点は、ディスプレイが有機ELではなく液晶を採用していること。6.5インチとせっかくの大画面モデルなのに、美しくキレのある画像ではありません。

ただし、今まで使っていたスマホが液晶ならあまり気にならないはず。額縁は細めですが、下部分はやや太くなります。なお、バッテリーも4000mAhと一般的な容量です。

中級クラスのおすすめ機種

10万円未満のモデルを紹介します。メインのスマホとして末永く使いたいならこのクラスをおすすめです。

AQUOS zero6

AQUOS zero6
価格 6万9800円(楽天モバイル)
発売日 2022年10月8日
SIMタイプ nanoSIM/eSIM
待受方法 DSDV対応
CPU Snapdragon 765G
デュアルSIM対応端末の取り扱い ソフトバンク/au/楽天モバイル

AQUOSシリーズの中級モデルです。eSIMと物理SIM(nanoSIM)の組み合わせでデュアルSIM運用ができます。

「軽さ」がコンセプトの珍しいモデル。146gの本体は持ち続けても負担が少なく、またポケットに入れても軽快です。

CPUは中級モデルらしく、Snapdragon 750Gを採用。メモリーもRAM8GB、ROM128GBと余裕があります。

本格的なアクションゲームなどの動作にはやや不安があるものの、快適に操作可能で末永く使えるでしょう。

カメラは3つ搭載されており、メインカメラは4800万画素と文句なしの性能です。OLEDを採用するディスプレイとの組み合わせは、写真を大変美しく表示します。

Xperia 5 II

Xperia 5 II
価格 7万9200円(ソニーストア)
発売日 2020年10月7日
SIMタイプ nanoSIM/nanoSIM
待受方法 DSDV対応
CPU Snapdragon 865 5G
デュアルSIM対応端末の取り扱い ソニーストア

「Xperia 5III」の型落ちになりますが、CPUはSnapdragon 865 5Gと高性能で本格的なゲームにも向く中級モデルです。スロット2基揃えタイプで、nanoSIMカードを2枚挿入できます。

Xperiaシリーズ共通の細長い画面は映画を観るのに最適で、横幅が細いので手の小さな方でも負担なく持てるでしょう。

ただ、バッテリーは4000mAhと最近の機種に較べるとやや容量が少ないのが残念です。カメラは3つを搭載されており、全て1220万画素に統一。RAMが8GB、ROMが256GBと余裕があるので、動画をたくさん撮影する方にもおすすめです。

Pixel 6

Pixel 6
価格
  • 128GB:7万4800円(Googleオンラインストア)
  • 256GB:8万5800円(Googleオンラインストア)
発売日 2021年10月28日
SIMタイプ nanoSIM/eSIM
待受方法 DSDV対応
CPU Google Tensor
デュアルSIM対応端末の取り扱い Googleオンラインストア/ソフトバンク/au

Googleがリリースしているスマホ「Pixel」シリーズの最新モデル。eSIMと物理SIM(nanoSIM)の組み合わせでデュアルSIM運用が可能です。

カメラ部分がバーのようになっている斬新なデザインが特徴。AIに強い独自のプロセッサー「Google Tensor」を採用しており、性能も文句なし。ストレージは、128GBタイプと256GBタイプ2種類から選べます。

ディスプレイは6.4インチのOLDEで非常に美しく、明るさも十分です。カメラは5000万画素と1200万画素の2つを搭載。背景をぼかす機能や夜景撮影に定評があります。

Pixel 6とPixel 6 Proの違いは? どちらを選ぶべきか比較レビュー

Xiaomi 11T Pro

Xiaomi 11T Pro
価格
  • 128GB:6万9800円
  • 256GB:7万9800円
発売日 2021年11月5日
SIMタイプ nanoSIM/nanoSIM
待受方法 DSDV対応
CPU Snapdragon 888
デュアルSIM対応端末の取り扱い Xiaomiオンラインストア

Xiaomiが日本でリリースしたハイエンドモデルです。スロットを2基揃えており、nanoSIMカードを2枚挿入できます。

Snapdragon 888という、リリース時には最高性能のチップに8GBのRAMを搭載。性能を考えると、コスパ最強といっても過言ではありません。

ディスプレイは、6.67インチの大画面の有機ELで明るさ、画質ともに文句なしです。 カメラも1億800万画素の広角カメラを中心に、800万画素の超広角、500万画素のテレマクロとなります。 バッテリーは5000mAhと大容量を搭載。120Wでの充電に対応しているので、最大17分でフル充電が可能です。

上位モデルのおすすめ機種

10万円を超える製品を紹介します。当然メインのスマホとして使える高性能モデルなので、なるべく最新の製品を選ぶのがおすすめです。

Xperia 1 III

Xperia 1 III
価格 512GB:14万9600円
発売日 2021年7月9日
SIMタイプ nanoSIM/nanoSIM
待受方法 DSDV対応
CPU Snapdragon 888
デュアルSIM対応端末の取り扱い ソニーストア

Xperiaシリーズの上位モデル。SIMスロット2基揃えタイプで、nanoSIMカードを2枚挿入できます。

CPUはSnapdragon 888を採用し、RAMは12GBでROMは512GBと死角のない構成です。ディスプレイは、6.5インチでXperiaシリーズらしいシネマワイドタイプになります。120Hz駆動で画質も文句なく、映画やゲームを満喫できるでしょう。

本体はスリムですが、バッテリーは4500mAhの大容量なので長時間使い続けられます。もちろん、おサイフケータイと防水に対応するのでメインのスマホにおすすめです。

3つ搭載されたカメラは、すべて1220万画素。世界初の可変式望遠レンズを採用し、70/105ミリの焦点距離で撮影できます。

「Xperia 1 III」レビュー、カメラが一段と進化した最上位モデルの性能をチェック

OPPO Find X3 Pro

OPPO Find X3 Pro
価格 512GB:14万9600円
発売日 2021年6月30日
SIMタイプ nanoSIM/nanoSIM
待受方法 DSDV対応
CPU Snapdragon 888
デュアルSIM対応端末の取り扱い IIJmio/各量販店、ECサイト

OPPOシリーズの上位モデルです。nanoSIMカードを2枚挿入してデュアルSIM運用できます。

カメラの部分が盛り上がった独特のデザイン。チップは発売時に最速のSnapdragon 888を採用。RAMは12GB、ROMは256GBとスペックは文句なしです。

ディスプレイは3216×1440ドットと高解像で非常に美しく、10億色を再現します。カメラは、超広角、広角、顕微鏡、望遠の4つ。顕微鏡カメラは最大60倍まで近寄れます。唯一、おサイフケータイに対応しないのが大きな欠点です。

構成・文
戸田 覚
編集
アプリオ編集部
EDITED BY
MOEGI