カメラで撮った写真をスマホに取り込む方法 パソコンなしでOK【iPhone/Android】

有線・無線どちらも対応

デジタルカメラで撮影した写真をパソコンを経由せずスマホに直接転送できたら何かと便利です。最近はWi-FiやBluetoothでスマホに直接転送できるタイプのカメラが増えているものの、依然としてその手段に困っている人は少なくないでしょう。

そこで本記事では、カメラで撮影した写真をiPhone/Androidスマホへ直接取り込む方法を3つ紹介します。パソコンを使わないやり方だけを特集して解説しているのでぜひ参考にしてください。

方法1:ケーブル接続で写真を取り込む

スマホへ送る手段として一番便利なのは、ケーブルでスマホに転送する方法です。

障害物の影響を受けやすいWi-Fi接続と比べ、ケーブル接続は安定した通信ができるのが魅力。数百枚レベルの大容量データも、スピーディーに読み込むことができます。面倒な事前設定なども必要ないので、スマホに写真を取り込む機会が多い人には一番おすすめしたい方法です。

iPhone向けのやり方

iPhoneとカメラをケーブルで直接接続することはできないので、外付けのUSB変換アダプターを使用します。カメラとiPhoneを対応ケーブルとアダプタを経由して上図のようにつなぐイメージです。

準備するもの1:USBカメラアダプタ

Apple純正のUSBカメラアダプタ

USBカメラアダプタは、Appleが販売する純正品、もしくはMFi認証の商品を使うのが確実です。Amazonなどでは似たような非純正も多数販売されていますが、まともに動くとは限りません。

ちなみに、「USBカメラアダプタ」はUSBメモリを挿し込めば外部ストレージとして利用できますし、外付けのキーボードやマウスと接続することも可能です。さまざまな機器を使えるようになるので、ひとつ持っておいて損はないでしょう。

Apple Lightning - USBカメラアダプタ
情報更新:2022年02月19日

準備するもの2:USBケーブル

USBケーブルは、カメラ購入時に同梱されていたものを使えば問題ないでしょう。もし手元にない場合は、必ず片方の端子が「USB-A」のものを用意してください。

なお、カメラは「USB-miniB」など特殊な形状の挿し込み口を採用していることも多いです。必ず手持ちのカメラの説明書や公式サイトなどで挿し込み口の仕様を確認してから購入してください。

BUFFALO USB2.0ケーブル (A to miniB)
情報更新:2022年06月08日

写真を送る手順

ここからは、実際に写真を送る手順を紹介します。

  1. USBカメラアダプタとiPhoneとデジカメを接続する

    「USBカメラアダプタ」を使って、カメラとiPhoneを上の画像のように接続します。カメラの電源を入れ、iPhoneの画面ロックを解除すれば準備完了です。

  2. 「ファイル」アプリを経由して撮影データを転送する

    iPhone標準搭載の「ファイル」アプリを開きます。

    「ブラウズ」タブを開き、場所の一覧からカメラ名(ここではEOS_DIGITAL)をタップします。「DCIM」フォルダに進み、iPhoneに転送したい写真を選択しましょう。

    転送したい写真やフォルダをすべて選択したら、画面下部中央の「移動」アイコンをタップ。

    移動先に[このiPhone内]を選択します。このまま[コピー]ボタンを押してもいいですが、上部のファイルアイコンから専用フォルダを作成しておくのがおすすめです。ここでは分かりやすく「デジカメ撮影写真」と名前をつけました。

    あらためてフォルダを選択したらコピーをタップ。しばらくするとiPhoneへのデータ転送が完了します。

  3. 転送した写真を写真アプリで閲覧できるようにする

    転送した写真は「ファイル」アプリから閲覧できますが、「写真」アプリでまとめて見られるようにしておくと便利でしょう。

    「ブラウズ」タブから[このiPhone内]を選択。先ほど転送した写真のフォルダを開きます(ここでは「デジカメ撮影写真」)。

    写真をすべて選択したら、左下の共有ボタンをタップ。メニューから[○枚の画像を保存]を選択すれば完了です。

    iPhone標準の「写真」アプリを開いて、デジカメ撮影データがライブラリに追加されていることを確認しましょう。

    Apple Lightning - USBカメラアダプタ
    情報更新:2022年02月19日

Androidスマホ向けのやり方

昨今、Androidスマホのほとんどの機種は「USB-C」コネクタを搭載しています。手持ちのカメラが同じ「UCB-C」コネクタを搭載しているなら、上図のように直接ケーブルでスマホに接続できます。

一方、カメラ側のコネクタがUSB-C以外だった場合、1本のケーブルで直接つなぐことはできません。上図のように対応ケーブルと変換アダプタを経由する必要があります。

準備するもの

カメラが搭載するコネクタの形状によって、用意しなければならない機材が異なります。

まずは、手持ちのカメラの側面などにあるケーブル挿し込み口を確認してみてください。

上図と同じような形状の「USB Type-C」の挿し込み口を搭載している場合、用意するのは「USBケーブル(Type-C×Type-C)」だけでOKです。

Androidスマホも同じUSB Type-Cの挿し込み口が搭載されているケースがほとんどなので、USB Type-Cケーブルで直接接続できます。スマホやカメラの購入時に同梱されていたケーブルがあれば、それを使ってみてください。

もし新たにケーブルを購入するなら、必ず通信に対応したケーブルを買いましょう。たとえば、100円均一などで販売されている「充電専用」と記載された商品は、パソコンと接続しても認識されません。

一方、カメラ側のコネクタが「USB Type-C」以外の形状(USB-miniBやmicroUSBなど)だった場合、USBケーブル変換アダプタが必要です。

変換アダプタは、上図のように対応ケーブルをAndroidスマホ(USB-C)に接続するために使います。最近のスマホは購入時に同梱されているケースも増えていますが、手元にない場合は購入しましょう。

おすすめは、Anker(アンカー)製の「USB-C & USB 3.0 変換アダプタ」。コンパクトでかさばらず、常時スマホに接続していても邪魔になりません。Amazonで2個999円で販売されており、値段も手頃です。

Anker USB-C & USB 3.0 変換アダプタ 2個セット
情報更新:2022年06月17日

写真を送る手順

ここからは、実際に写真を送る手順を紹介します。

  1. カメラとAndroidスマホを接続する

    まずは、カメラとAndroidスマホをケーブルで接続します。カメラ側のコネクタが「USB-C」だった場合は上図のように直接お互いをつなぎましょう。

    カメラ側のコネクタが「USB-C」以外だった場合は、変換アダプタを経由してケーブルをつなぎましょう。その上でカメラの電源を入れ、スマホの画面ロックを解除すれば準備完了です。

  2. スマホの「ファイル」アプリでカメラの写真データを読み込む

    スマホの画面を上から下にスワイプし、通知領域を表示させます。「USBドライブ」という通知が届いているはずので、[外部メディア]を押してください。

    SDカードのデータを読み込むためのツールが提示されるので、任意のものを選択しましょう。ここでは「Files」を選択しました。

  3. 撮影データをスマホの内部ストレージにコピーする

    「DCIM」などに進むとカメラで撮影した写真が読み込まれ、一覧で表示されます。

    スマホに取り込みたい写真を長押しで選択したら、メニューボタン​をタップ。展開したメニューでコピーを選択しましょう。

    コピー先に[内部ストレージ]を選択し、格納フォルダを選んでここにコピーを押せば完了です。一般的に画像データが格納されている「DCIM」や「Pictures」を選べばよいでしょう。

    Anker USB-C & USB 3.0 変換アダプタ 2個セット
    情報更新:2022年06月17日

方法2:SDカードリーダーでスマホに転送する

外付けの「SDカードリーダー」を使ってスマホに写真を取り込む方法も便利です。メリットはカメラ側の仕様を気にしなくていいこと。

前述した「方法1」と違って、カメラ側のコネクタ形状に合わせたケーブルを用意したり、必要に変換アダプタを使用したりする必要がありません。SDカードリーダー1つあれば、どんなカメラでも対応できます。ただ、SDカードを抜く作業が発生するので、破損や紛失には十分気をつけましょう。

iPhone向けのやり方

仕組みは簡単。デジカメからSDカードを取り出してSDカードリーダーに挿し込み、iPhoneに接続すれば写真を転送できます。

準備するもの

準備するものは、外付けの「SDカードリーダー」です。

やはりApple純正の「Lightning - SDカードカメラリーダー」を使うのが無難です。

価格は税込3850円と若干高めですが、データの読み込み速度や動作の安定性は非純正品よりも格段に上です。別でSDカードを用意すれば、iPhoneの外付けストレージとしても活用できます。

SDカードリーダーの純正・非純正の比較は以下の記事で詳しく解説しているので、気になる人は参考にしてください。

非純正の格安「iPhone用SDカードリーダー」は使える? 実際に買って純正品と比較してみた

Apple Lightning - SDカードカメラリーダー
情報更新:2022年02月17日

写真を送る手順

ここからは、写真を送信する手順を紹介します。

  1. SDカードリーダーをiPhoneに接続してSDカードを入れる

    上図のようにSDカードリーダーをiPhoneに接続し、SDカードを挿入します。

  2. iPhone標準搭載の「ファイル」アプリを起動

    iPhone標準搭載の「ファイル」アプリを起動します。「ブラウズ」タブを開き、場所一覧にSDカードが表示されているか確認しましょう。SDカードは「NO NAME」や「Untitled」と表示されるケースもあります。

  3. SDカード内のデータをiPhoneに保存する

    [SDカード](NO NAME/Untitled等)をタップすると、カメラで撮影した写真のフォルダが一覧で表示されます。任意のものを選んで長押しし、展開したメニューで[移動]をタップしましょう。

    保存先に「このiPhone内」を選択し、コピーをタップ。これで、SDカード内の写真がiPhoneに取り込まれました。

    最後に、写真を個別に開いて左下の共有ボタンから画像を保存をタップすると、iPhoneの「写真」アプリで閲覧できる形式で保存されます。

    Apple Lightning - SDカードカメラリーダー
    情報更新:2022年02月17日

Androidスマホ向けのやり方

Androidスマホのなかには、標準でSDカードスロットが搭載されている機種があります。条件が合えば、カメラからSDカードを取り出してそのままスマホに挿入し、撮影データを読み込めるかもしれません。

ただ、カメラとスマホは使用するSDカードのサイズ・規格などが異なります。外付けの「SDカードリーダー」を使わなければならないケースがほとんどでしょう。

準備するもの

カメラのSDカードが上図のような形状だった場合、スマホに直接挿し込むことはできないので外付けのSDカードリーダーを用意します。

Anker USB-C 2-in-1 カードリーダー
情報更新:2022年06月17日

おすすめは、Anker(アンカー)製のSDカードリーダー。USB-Cポート搭載のデバイスで利用できるタイプで、SDカードとmicroSDカードのスロットを1基ずつ搭載しています。シンプルですが、機能性は十分でしょう。

ケーブルがないので、スマホに接続して邪魔にならないのもポイント。Amazonで1490円で購入できます。

一方、microSDカードに変換アダプタが搭載された上図のようなタイプだった場合は、スマホに直接挿入できます。変換アダプタからmicro SDカードを取り出して、スマホのSDカードスロットに入れてください。

写真を送る手順

ここからは、実際に写真を転送する手順を紹介します。

  1. AndroidスマホとSDカードを接続する

    まずはカメラからSDカードを取り出し、SDカードリーダーに挿し込みましょう。

  2. ファイルアプリを起動する

    スマホの画面を上から下にスワイプし、通知領域を表示させます。「USBドライブ」という通知が届いているはずので、[外部メディア]を押してください。

    SDカードのデータを読み込むためのツールが提示されるので、任意のものを選択しましょう。ここでは[Files]を選択しました。

  3. 撮影データをスマホの内部ストレージにコピーする

    SDカード内のフォルダが表示されるので「DCIM」などに進みましょう。

    スマホに取り込みたい写真を長押しで選択したら、メニューボタン​をタップ。展開したメニューでコピーを選択しましょう。

    コピー先に[内部ストレージ]を選択し、格納フォルダを選んでここにコピーを押せば完了です。一般的に画像データが格納されている「DCIM」や「Picture」を選べばよいでしょう。

    Anker USB-C 2-in-1 カードリーダー
    情報更新:2022年06月17日

方法3:Wi-Fi付きSDカードを使う

SDカードにWi-Fi機能が付いた商品もあります。Wi-Fi付きSDカードを挿入したカメラで撮影すれば、撮った写真をリアルタイムでスマホに自動転送できます。

SDカード自体がWi-Fiの親機となるため、インターネット環境がない場所でも問題ありません。撮影しながらスマホ画面で写真のプレビューが見られるので、構図を決めたり光の加減を見たりといった調整にも役立ちます。

Wi-Fi機能が搭載されていない古めのカメラを使っている人にはおすすめの方法といえますが、どのメーカーも生産を終了していて入手しづらいのが難点。Amazonなどで高額転売されているケースもあるので注意が必要です。

準備するもの

Wi-Fi付きSDカードを買う上での一番の懸念点が、まともに動くかというところ。Amazonにある商品は並行輸入品や海外リテール品がほとんどな上、レビューで「認識しない」「使えない」というコメントもあるので、不安な人も多いでしょう。

その点、今回使った「ezShare」のWi-Fi付きSDカード32GBは、筆者の環境では問題なく動作しました(カメラは「Canon EOSM100」、スマホはiPhoneとAndroidスマホ計5台で検証)。スマホとの連携や写真のダウンロードもスムーズで、十分利用できる商品だと感じました。

ezShare Wi-Fi機能搭載SDHCカード
情報更新:2022年06月17日

写真の移行手順

ここからは、実際に写真を移行する手順を紹介します。iPhoneもAndroidスマホも手順は同じです。

  1. SDカードの共有スイッチをオンにしてカメラに挿し込む

    SDカード上に黒いスイッチがあります。これが「Share」の方向にオンになっているか確認します。

    その上で、カメラにSDカードを挿入し、カメラの電源をオンにしてください。

  2. スマホで「ez Share」のWi-Fiに接続する

    カメラの電源をオンにしたまま、スマホで上のQRコードを読み取ってください。Wi-Fiに接続しましょう。

    「ez Share」という名のWi-Fiに接続されていればOKです。

  3. 「ez Share」アプリをインストールして写真を保存

    アプリ「ez Share」をダウンロード

    「ez Share」アプリをインストールして起動します。

    「SDカード」タブを開くと、カメラで撮影した写真が一覧で表示されます。スマホを上から下にスワイプして読み込み作業をおこなえば、撮影してすぐ写真を表示することができます。

    保存したい写真があれば、iPhone版は右下の共有ボタンを押して画像を保存を選択。Android版では中央の[ダウンロード]ボタンをタップしてください。

    なお、画像は複数選択してダウンロードしようとするとうまくいきません。1枚ずつ保存するのがベストです。

    ezShare Wi-Fi機能搭載SDHCカード
    情報更新:2022年06月17日

方法4:カメラが搭載するWi-FiやBluetooth機能で転送する

Wi-FiやBluetooth機能が内蔵されたカメラなら、前述したWi-Fi付きSDカードと同じことがカメラ単体でおこなえます。主要カメラメーカー各社が提供するアプリは以下の通り。

スマホからカメラ内の写真を削除できたり、スマホでカメラを遠隔操作してシャッターを押したり、そのままクラウドストレージに自動転送したりと、より便利な連携ができるアプリもあります。

ただ、当然利用できるのは対応したカメラに限られます。ここ4〜5年以内に購入したものであればWi-Fi転送機能が付いたものがほとんどですが、メーカーの公式サイトや説明書で手元のカメラの仕様を確認してみるとよいでしょう。

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