デジカメの写真をiPhoneに転送する(取り込む)5つの方法
最近はスマホで写真を撮影している人が目立ちますが、ここ一番の写真撮影はデジタルカメラという人も多いはず。ただ、写真をクラウドにバックアップしたりSNSでシェアしようという場合、デジカメで撮った写真をスマホに移行したいというケースもあります。本記事では、デジカメで撮影した写真をiPhoneへ転送する方法を5つ紹介します。
1. デジカメからパソコン、パソコンからiPhoneへ移行する方法
デジカメ→パソコン→Googleフォトへとアップ
デジカメのSDカードをパソコンに挿入、またはデジカメに付属しているケーブルを使ってデジカメとパソコンを接続し、写真をパソコンの任意の場所に保存します。その後、パソコンからクラウドストレージの「Googleフォト」へ画像をアップロードすれば、iPhoneでも写真を閲覧できます。ただし、外部機器などがない場合のオーソドックスな方法となり、パソコンを介するため手順が多くなります。
実際の利用イメージ
デジカメからSDカードを取り出し、パソコンのSDカード挿入口に差し込んでください。
または、デジカメに付属しているケーブルをパソコンとデジカメに接続してもOKです。
パソコンでエクスプローラーやFinderから、USBドライブなどの項目にある画像フォルダを開きます。
Googleアカウントでログインした状態で、ブラウザから「Googleフォト」にアクセスします。
画面右上の[アップロード]をクリックして、画像フォルダからスマホで閲覧したい(Googleフォトに保存する)画像ファイルを探します。
画像を選択(複数可)した上でGoogleフォトの画面上へドラッグすると、アップロードが始まります。
アップロードが完了すれば、iPhoneからGoogleフォト(アプリ)を開いて写真を確認することができます。
Googleフォトの使い方や詳細などに関しては、下記記事を参照してください。
「Googleフォト」がスマホユーザーにとって最強である4つの理由──写真を容量無制限で保存できる無料クラウドサービス
iPhoneの写真をバックアップ保存する2つの方法【パソコン/Googleフォト】
2. iPhoneに外付けできるSDカードリーダーを利用する方法
デジカメで撮影した写真が保存されているSDカードを外付けカードリーダーに挿入し、直接iPhoneへデータを送信する方法です。今回は、Apple純正の「Lightning - SDカードカメラリーダー」を使って紹介します。
実際の利用イメージ
SDカードカメラリーダーをiPhoneに接続し、挿入口にSDカードを入れます。接続すると自動的にカメラアプリが起動し、デジカメのSDカード内の画像や動画が表示されます。
iPhoneに読み込みたい写真を選択し、[読み込む]ボタンをタップ。続けて[選択項目を読み込む]を選択して、読み込みは完了です。
デジカメにある写真すべてを読み込みたい場合は、[すべてを読み込む]をタップしてください。
3. USBカメラアダプタを利用する方法
デジカメに付属しているUSBケーブルと専用のアダプタでデジタルカメラとiPhoneを接続し、iPhoneを操作してデジカメから写真データを取り込む方法です。ここでは、Apple純正の「Lightning - USBカメラアダプタ」を使用して説明します。
実際の利用イメージ
デジカメにケーブルを装着し、ケーブルとiPhoneを「Lightning - USBカメラアダプタ」で接続します。
自動的にカメラアプリが起動して、デジカメのSDカード内の画像や動画がiPhoneに表示されます。読み込みたい写真を選択し、[読み込む]ボタンをタップしてください。
[選択項目を読み込む]を選べば、選択した画像が読み込まれてiPhoneに転送されます。
SDカード内に保存されている写真すべてを読み込みたい場合は、[すべてを読み込む]をタップして保存しましょう。
4. Wi-Fi機能付きデジカメで転送する方法
Wi-Fi機能搭載のカメラを操作してWi-Fiに接続し、iPhoneに写真を直接転送します。たとえばキヤノンの「EOS Kiss M」はBluetooth機能を使い、カメラとスマホをWi-Fiで接続していれば、撮影をしながらでも写真をスマホに転送する「撮影時スマホ自動送信」が可能です。
専用アプリの「Camera Connect」を使用するので、あらかじめインストールしておいてください。
実際の利用イメージ
使用説明書などを参考に、カメラとiPhoneを操作してペアリングをしておきましょう。
「撮影時スマホ自動送信」機能を使用する際は、アプリトップ画面の[撮影自動転送]をタップして[自動転送]のスイッチをオンにします。
あとはデジカメで撮影するだけ。シャッターを切ると自動でiPhoneに写真が転送・保存されます。
また、カメラとiPhoneを自動接続していなくても、今まで撮影した画像はトップ画面の「カメラ内の画像一覧」から確認することができます。
画面右上に表示される選択ボタンをタップして保存した画像をタップして選び、画面最下部中央の保存ボタンを押すと、iPhone内に画像を保存することができます。
5. 無線LAN搭載SDカード(FlashAir)を使う方法
SDカード自体にWi-Fiが内蔵されている東芝製の「FlashAir」を使えば、iPhoneにインストールした専用アプリと「FlashAir」を接続し、アプリを操作して写真をスマホへ転送します。
実際の利用イメージ
FlashAirをデジカメに挿入してカメラの電源を入れ、iPhoneを操作してFlashAirとペアリングします。iPhoneの「設定」アプリから[Wi-Fi]の項目を開き、ネットワーク一覧に表示された「flashair_xxxxxxxxxxxx(12桁の英数字)」をタップし、パスワードを入力してください。
App Storeから「FlashAir」アプリをインストールして起動します。
初期設定画面が表示されたら、ネットワーク一覧に表示したい名称を「SSID」の欄に入力し、パスワードを再度設定し直せば準備完了です。
FlashAirに保存されているデータが表示されます。
画面右上のチェックをタップして保存したい写真を選び、画面左下のアップロードボタンをタップして[保存]を選択すれば、スマホに写真をダウンロードできます。
まとめ
デジカメの画像を手軽にiPhoneへ転送したいなら、Wi-Fi機能付きのデジカメが最もおすすめです。ただし、Wi-Fi機能付きのデジカメは高価な場合も少なくありません。既存のデジカメで手っ取り早く写真を転送するなら、外付けのSDカードリーダーや USBカメラアダプタ、無線LAN搭載SDカードの利用が便利です。商品によっては1000~4000円程度で購入できます。
構成・文:吉成早紀
編集:アプリオ編集部