無料の動画編集アプリ おすすめ10選、音楽・カット・テロップなど機能面を徹底比較【iPhone/Android】

無料の動画編集アプリおすすめ10選、簡単に使えるのはどれ? 機能面を徹底比較【iPhone/Android】

iPhoneやAndroidスマホのカメラ性能の進化、またInstagram(インスタグラム)などSNSの普及に伴って、撮った動画をいろいろ編集して楽しみたい、シェアしたいニーズも高まっています。

そこで本記事では、音楽(BGM)・テロップ(文字/字幕)の追加や、カット(トリム)、エフェクト適用、再生速度(早送り/巻戻し)の変更などの機能を備え、手軽にいい雰囲気の動画に仕立ててくれる無料の動画編集アプリを10本紹介します。それぞれの基本機能もわかりやすく比較しているので、ぜひ参考にしてください。

記事中にあるBGM数などは編集部でカウントしたものです

数秒でハイセンスなムービーが完成する「Quik」

Quik

「Quik」は、小型の防水・防塵カメラ「GoPro」シリーズでおなじみのGoProが提供している完全無料の動画編集アプリです。数十秒〜3分のショートムービー向けの編集アプリなので、SNSで共有するための作品作りにおすすめ。完成した作品は、QuikからInstagramやFacebookなどへすぐに投稿できます。

Quikの基本機能一覧
対応OS iOS/Android
価格 無料
ビデオカメラ機能
自動編集機能
無料BGM(サウンドトラック) 100種類以上
無料サウンド効果
合成機能
再生速度の変更(早送り/スローモーション)
テロップ(文字/字幕)
フィルター

手動でも動画や写真を選べますが、端末に保存されているビデオや写真の撮影日時や場所を分析し、「フラッシュバック」として自動で動画にまとめてくれる機能が特徴。手間と時間をかけずとも、ハイセンスな作品が簡単に作成できます。

Quik Quik

左:スタイルは全26種類右:テキストの挿入やサウンドトラックの変更も自由にできる

ライブラリから動画や写真を選択する場合は、画面下に並んでいる26種類のスタイルから好みのものを選ぶだけ。自動で見応えのある動画に仕上げてくれます。スタイルごとに違ったサウンドトラックやエフェクト、トランジションが組み込まれているので、スタイルを変えるだけでかなり違った雰囲気の動画になります。

全自動といっても自分でカスタマイズできる余地はかなり広く、クリップの入れ替えやテキストの挿入、フィルター、グラフィックの調整といった細部のブラッシュアップも可能です。また、100種類以上の豊富な無料サウンドトラックの中から、自由に曲を変更できます。

ステッカー付きのおしゃれ動画が作れる/撮れる「VivaVideo」

VivaVideo

「VivaVideo」は、ビデオカメラ機能と動画の編集機能を搭載したアプリです。フィルターやBGMを適用しながら味のある映像を撮影したり、撮影した動画にステッカーを貼り付けて飾ったり、スライドショームービーを作ったりと、これ1本で撮影も編集もこなします。

VivaVideoの基本機能一覧
対応OS iOS/Android
価格 無料(有料版は月額280円)
ビデオカメラ機能
自動編集機能
無料BGM(サウンドトラック) 450種類以上
無料サウンド効果 330種類以上
合成機能
再生速度の変更(早送り/スローモーション)
テロップ(文字/字幕)
フィルター

オールマイティなアプリなので機能も多くありますが、操作は驚くほど簡単。動きのあるステッカーやエフェクトも、ワンタップで追加できます。自動編集機能も優秀で、テーマを選ぶだけで映像に音楽付きのエフェクトが自動で加わり、さくっとおしゃれなムービーが完成します。

VivaVideo VivaVideo

左:エフェクト+ステッカー右:エフェクト+吹き出しステッカー

また、無料で使えるBGMとサウンド効果が豊富に揃っているのも特徴。加えて自分の声を録音してアフレコを入れることもできるので、YouTuberが作るような凝った演出の動画も作成できます。

ビデオカメラ機能には、美肌フィルターや顔認識スタンプが揃った「自撮り」、BGMに合わせてミュージックビデオのように撮影できる「音楽レンズ」など、複数の撮影モードが搭載。無料でも不自由なく使えますが、5分以上の動画を作成したり、HD動画を保存したりするには、有料版へのアップグレードが必要です。

iPhoneユーザー×本格派におすすめの「Enlight Videoleap」

Enlight Videoleap

iOS専用の多機能動画編集アプリ「Enlight Videoleap」。クリップを組み合わせて手軽にビデオ編集がしたいライトユースから、クロマキー合成やキーフレームアニメーションを駆使してスタイリッシュな映像を制作したい本格派まで、幅広いニーズに対応しています。

Enlight Videoleapの基本機能一覧
対応OS iOS
価格 無料(有料版は月額680円)
ビデオカメラ機能
自動編集機能
無料BGM(サウンドトラック)
無料サウンド効果 127種類以上
合成機能
再生速度の変更(早送り/スローモーション)
テロップ(文字/字幕)
フィルター

無料版でも基本の編集機能は搭載されていますが、編集した動画をアプリ外へ書き出す(ライブラリに保存する)場合は、有料版Videoleap Proの購入が必須。有料版では機能面も更に充実しますが、月額680円と決して安い値段ではないので、3日間の無料体験を経てから検討しましょう。

Enlight Videoleap Enlight Videoleap

左:レイヤーが1つだけの状態右:複数のレイヤーが重なった状態。タップするとそれぞれのレイヤーを編集できる

Enlight Videoleapでは、クリップをまたいで適用する効果をレイヤーで管理します。BGMにナレーションや効果音をかぶせたり、複数の映像をブレンドさせたりといった編集操作は、複数のレイヤーを重ねて実現していきます。吹き出しをタップすると、追加した音声やテロップ、エフェクトなどを編集できる仕組みです。

音楽やテロップ、エフェクトなども、基本的にタップするだけで挿入できます。写真を編集するようにフィルターをかけたり、コントラストを調節したり、また映像に合う効果音(100個以上の効果音が無料で使えます)を合わせたりといった操作なら一瞬です。

iPhoneで動画を編集するなら高機能で使いやすい「Enlight Videoleap」アプリは試してみる価値あり、ただし有料版はかなり高い

アプリ「Enlight Videoleap」をダウンロード
Enlight Videoleap

Android最強クラスの編集機能と使いやすさ「PowerDirector」

PowerDirector

Android最強ともいえる動画編集アプリの一つが「PowerDirector」。Windows版では数々の賞を獲得しているPC向けビデオ編集ソフトのモバイル版です。

PowerDirectorの基本機能一覧
対応OS Android
価格 無料(有料版は月額560円)
ビデオカメラ機能
自動編集機能
無料BGM(サウンドトラック) 100種類以上
無料サウンド効果 300種類以上
合成機能
再生速度の変更(早送り/スローモーション)
テロップ(文字/字幕)
フィルター

タイムラインをベースにした使いやすい横表示の編集画面を採用し、スワイプ操作でトリミングやクリップの分割、複数ビデオの取り込み、BGM挿入、タイトル・テロップ追加、クロマキー合成やトランジション(切り替え効果)などが無料でおこなえるのが特徴です。

PowerDirector

タイトルの挿入+トランジション

別の動画を途中に挿入したり、カットしてトリムしたりなどの操作も、タイムラインへのドラッグ&ドロップで簡単にできます。エフェクトを加えたり、クリエイティブなタイトル・テロップ、サウンド(端末内にある音楽ファイルのみ)も自在に追加できます。また、動画内の音声と追加したBGMの音量サイズを調整できるオーディオ・ミキシング機能もあります。

動画の書き出しは、端末内やSDカードにできるほか、FacebookやYouTubeへの共有も可能です。フルHD、Ultra HD(4K)で書き出したい時には、有料版(560円)へのグレードアップが必要。また、無料版では動画右下に「PowerDirector」のロゴが挿入されるので、これも気になるようなら有料版の購入を検討しましょう。

アプリ「PowerDirector」をダウンロード
PowerDirector

映画のような洗練された雰囲気に仕上げる「VUE」

VUE

シンプルなデザインのステッカー、そして「ノルウェイの森」「マイ・ブルーベリー・ナイツ」など映画の雰囲気を作れるフィルターが特徴の「VUE」。何気ない日常も、VUEで撮るとおしゃれな雰囲気の短編映画のように仕上げられます。

VUEの基本機能一覧
対応OS iOS/Android
価格 無料(追加のステッカー、フィルターの購入は120円)
ビデオカメラ機能
自動編集機能
無料BGM(サウンドトラック) 120曲以上
無料サウンド効果
合成機能
再生速度の変更(早送り/スローモーション)
テロップ(文字/字幕)
フィルター

スタンプやタイトルはほぼ白と黒のモノトーンでまとめられ、落ち着いたカッコいいデザイン。絶妙なバランスで動画に表示され、プロっぽさを演出してくれます。製作者名などを入力するだけで、映画さながらのエンディングを動画の最後に入れられます。

VUE VUE

左:広幅フレーム+字幕右:スッテカー+フィルター

ビデオカメラ機能を使っての撮影はもちろん、ライブラリにある動画を組み合わせての編集もできます。あらかじめビデオのショット数と再生時間を決めておけるので、1分までと制限されているインスタグラム用の動画作成にもぴったりです。

円形や正方形、広幅、縦長などフレームを自由に変えられるのも特徴。広幅のフレームを使って字幕を入れると、より映画の雰囲気に近づきます。また、無料とは思えないほどクオリティの高いBGMが豊富なジャンルで揃っています。録音した声をアテレコで入れられるのも嬉しいポイントです。

爆発にビーム、映画級のCGエフェクトが揃う「Action Movie FX」

Action Movie FX

以前は、映画やテレビなどで専門的な技術を持った人しか処理ができなかったCG加工。「Action Movie FX」を使えば、スマホで動画を撮るだけで簡単に爆発やビームなどのCGを合成できます。

Action Movie FXの基本機能一覧
対応OS iOS
価格 無料(追加のエフェクト購入は120円)
ビデオカメラ機能
自動編集機能
無料BGM(サウンドトラック)
無料サウンド効果
合成機能
再生速度の変更(早送り/スローモーション)
テロップ(文字/字幕)
フィルター

「Action Movie FX」を開発したのは『スタートレック』を監督した映画プロデューサー、J・J・エイブラムスの制作会社、Bad Robot Interactive社。爆発や隕石、ミサイル攻撃から、スター・ウォーズやスタートレックの世界を表現するものまで、アクション映画さながらのCGを簡単に合成できてしまいます。

Action Movie FX

「BOMBING RUN」のエフェクトで撮影

付けたいエフェクトを選び、効果を加えたい対象に向けてビデオカメラを撮影すると数秒間で出来上がります。画面上でエフェクトが加わる位置を表示してくれるガイド機能もあるので、位置がずれたりなどの失敗もありません。なお、動画は最低でも5〜10秒以上撮影する必要があります。

Action Movie FX

エフェクトの位置やタイミングも細かく調整できる

車が飛んで来る音、ヘリが墜落する音、フェイザー銃で撃たれる音など、効果音もかなり本格的。エフェクトのタイミングや位置は、あとから細かく調整できます。無料で使えるエフェクトだけでも十分楽しめますが、1つ120円で追加のエフェクトも購入可能です。

アプリ「Action Movie FX」をダウンロード
Action Movie FX

お気に入りの曲に乗せてミュージックビデオが作れる「Triller」

Triller

セレナ・ゴメス、リタ・オラ、ジャスティン・ビーバーなど、有名アーティストも愛用しているという、ミュージックビデオ作成アプリ「Triller」。お気に入りの曲に合わせて、動画を撮影・選択するだけでおしゃれなミュージックビデオができあがります。

Trillerの基本機能一覧
対応OS iOS/Android
価格 無料
ビデオカメラ機能
自動編集機能
無料サウンドトラック 無数
無料サウンド効果
合成機能
再生速度の変更(早送り/スローモーション)
テロップ(文字/字幕)
フィルター

「あいみょん」「米津玄師」など人気J-POPの最新ソングから、アニソン、海外の有名アーティストの曲まで、使える楽曲数がとにかく多いのが魅力。また、音楽ストリーミングサービス「Spotify」の曲や、端末内に保存している音楽データも使えます。

Triller Triller

左:楽曲の使用したい部分を切り取る右:クリップの移動やカットもおこなえる

音楽を選んで使用する部分を選択し、サビやAメロ、イントロなど好きな部分を2〜30秒まで切り取ります。あとは数テイクビデオを撮影し「Shuffle」ボタンをタップするだけで、独自の自動編集アルゴリズムで動画をおしゃれにつないでくれます。その場で撮影したものだけでなく、ライブラリからも選択可能です。アーティスティックなフィルター加工や文字入れ、スタンプなどの加工も自由におこなえます。

口パクやダンスの動画だけでなく、旅行で撮った風景や日常の一コマなども、お気に入りの音楽に乗せればそれだけでミュージックビデオ風に仕上がります。また、世界中のユーザーをフォローして、動画を見たり、コメントやハートを送ったりとSNS的にも楽しめるアプリです。

Adobeの他アプリとも連携できる「Adobe Premiere Clip」

Adobe Premiere Clip

「Adobe Premiere Clip」は、ビデオクリップや写真を読み込むだけでBGM付きのムービーが完成する自動編集機能を搭載したアプリです。トリミングやカットを自由におこなえる「カスタム編集モード」も備えています。Adobe IDにサインインすれば、PCとスマホなど異なる端末間での同期が可能です。

Adobe Premiere Clipの機能一覧
対応OS iOS/Android
価格 無料
ビデオカメラ機能
自動編集機能
無料BGM(サウンドトラック) 10種類
無料サウンド効果
合成機能
再生速度の変更(早送り/スローモーション)
テロップ(文字/字幕)
フィルター

ほかのアプリと比較すると機能は少ないですが、無駄がなくシンプルに設計されているので、操作に迷うことなく直感的に使えます。旅行やイベント事の後にささっと編集・共有するにはちょうどいいアプリです。

また、作業中のファイルをプロ仕様のPCソフト「Adobe Premiere Pro CC」に送信して、本格的な編集を加えることもできます。外出先でさっくりと素材をまとめた後、家で続きを作業するといった使い方にぴったりです。

Adobe Premiere Clip Adobe Premiere Clip

左:自動編集モード右:カスタム編集モード

自動編集モードでは、サウンドトラックのリズムやテンポに合わせてクリップのカット、写真のズームがおこなわれるため、自然な流れの動画が作成されます。その場で再生してみて、必要ならサウンドトラックを好きな曲に選び直してもOK。音量バランスも自動で調整してくれるので、動画に入っている音声も損ないません。

カスタム編集モードでは、フィルターをかけたり、クリップの切り替えをクロスフェードに変更できたりと、ワンランク上の編集ができます。

異世界にいるようなオモシロ動画を撮影できる「Clips」

Clips

「Clips」は、アップルによる純正の動画編集アプリです。アップルの動画編集アプリといえば「iMovie」が有名ですが、こちらはよりモバイルでの利用を想定して作られています。

Clipsの基本機能一覧
対応OS iOS
価格 無料
ビデオカメラ機能
自動編集機能
無料BGM(サウンドトラック) 80種類
無料サウンド効果
合成機能
再生速度の変更(早送り/スローモーション)
テロップ(文字/字幕)
フィルター

フィルターやエフェクトをその場で適用しながら撮影できるビデオカメラが機能が中心ですが、すでにある動画や写真のオフライン編集もできます。コミック風や水彩など多彩なフィルタや動く絵文字、ディズニーキャラクターのステッカーなど、ムービーを楽しく演出するための素材が豊富です。

Clips Clips

左:コミックブックフィルター+ラベル右:ファインディング・ニモのシーン機能

特にユニークなのは、アニメの風景や雲の上、宇宙空間などの背景をリアルタイムで合成し撮影できる「シーン」機能。自撮り(セルフィー)モードで360°見渡すように撮影できます。8ビット筆書き風などのアーティスティックなものから、ファインディング・ニモやモンスターズ・インクなどのアニメの世界まで、20種類が用意されています。

いろいろなシチュエーションに合わせるため、80種類以上のBGMが用意されています。シーンで撮影した動画にはすでに効果音などが付けられていますが、別でBGMを付けることも可能。音楽の長さは動画の尺に合わせて自動的に調整されて、尻切れトンボになることがありません。完成したムービーはiOSの共有メニューを通じて、FacebookやInstagram、YouTubeなど様々なSNSへ投稿できます。

アプリ「Clips」をダウンロード
Clips

物語感のあるムービーが自動で出来上がる「Magisto」

Magisto

「Magisto」は、編集スタイルとサウンドトラックを選ぶだけで、おしゃれなクリップを完成できる動画編集アプリの老舗です。人工知能(AI)による自動編集を実現しており、クリップをただ順番につなげるだけでなく、背景に流れる音楽に合わせてカットやフィルター、トランジションが挿入されます。

Magistoの基本機能一覧
対応OS iOS/Android
価格 無料(有料版は月額600円)
ビデオカメラ機能
自動編集機能
無料BGM(サウンドトラック) 500曲以上
無料サウンド効果
合成機能
再生速度の変更(早送り/スローモーション)
テロップ(文字/字幕)
フィルター

無料版では読み込めるクリップが10個までと制限がありますが、凝った演出付きの楽しい作品が仕上がります。スタイルを変えると、作成されるムービーの内容もガラッと変わるので、いろいろ試してみましょう。

Magisto Magisto

左:完成した動画の一例右:編集スタイルは59種類

必要な操作はビデオや写真を選んだ後、編集スタイルとサウンドトラックを選ぶだけ。素材の順番や効果などはすべてアプリが自動的に判断します。編集スタイルは「ラブ」や「Travel」など59種類(一部有料)で、500曲以上のサウンドろタックの中からそのスタイルに合ったおすすめが表示されます。

すべて自動でおこなってくれる便利さがある反面、クリップのカットや色味の調整、テロップの挿入など、細かい編集機能はありません。そのため、個性を反映したオリジナリティのある動画を作りたい場合には、向いていないでしょう。また、無料版だとスマホ本体に保存(ダウンロード)ができないため、SNSに投稿したい場合などは有料版(月間600円)を購入する必要があります。

EDITED BY MOEGI