Pontaパス(旧auスマートパスプレミアム)に登録したものの、月額費用が高いと感じたりあまり利用しなかったりして解約を検討することもあるでしょう。無料お試し期間でやめたい人もいるはずです。
そこで本記事では、Pontaパスを解約・退会する3つの方法(アプリ経由・ウェブサイト経由・電話経由)をそれぞれ紹介。損しない解約タイミングや解約する際の注意点・デメリットなど、気になる点についてもまとめています。
最も注意したい解約のデメリットとは?
Pontaパスは解約した時点ですべてのサービスが一切利用できなくなります。「解約しても更新日までなら特典を使える」という仕様ではありません。

そこで注意したいのが「データお預かり」にあるバックアップデータが消えてしまうこと。「データお預かり」とは、Pontaパス会員向けに提供されているクラウドストレージサービスです。スマホの画像や動画、連絡先などを50GBまでバックアップできます。
Pontaパスを解約すると、「データお預かり」にバックアップしたデータはすべて削除されてしまいます。退会後30日間はバックアップしたデータが保管されるようですが、30日以内にPontaパスに再加入しない限り、問答無用ですべてのデータが削除されます。
「データお預かり」サービスを利用している場合は、必ずPontaパス解約前にバックアップデータを退避させてください。
Pontaパスを解約・退会する最適なタイミング
Pontaパスの最適な解約タイミングを紹介します。状況別に(1)無料お試し期間中に解約する場合、(2)月会費の請求が始まってから退会する場合の2パターンに分類しているので、自身の状況にあわせて確認してください。
無料お試し期間中に解約する場合
Pontaパスには「○カ月間継続しなければならない」といった制約はないので、いつでも自由に解約できます。無料お試し期間の30日以内なら、いつ解約しても料金は一切発生しません。

たとえば5月23日に入会した場合、6月21日までに解約すれば料金は請求されない。6月22日以降に解約すると548円の月額料金が請求されてしまう
上記の内容を踏まえたうえで、無料期間中に解約するなら「初回課金日」の1日〜2日前がおすすめです。というのも、冒頭述べたようにPontaパスは、解約した時点で全てのサービスが利用できなくなってしまいます。
月会費を払いたくない一心ですぐに解約してしまうと、せっかくの無料期間が無駄になってしまいます。そのため、なるべくギリギリまで特典・サービスを享受した上で、解約するのが最もお得というわけです。
Pontaパスの「初回課金日」は、無料お試し期間の終了日翌日です。例えば上図のように、5月23日に入会した場合、6月21日までに解約すれば料金請求は発生しません。しかし、6月22日以降に解約してしまうと、548円の月額料金が請求されてしまいます。

無料お試し期間をチェック
無料期間中に解約したい場合は、自身の「初回課金日」をしっかりと把握しておくことが重要です。初回課金日は、Pontaパスへの登録途中に表示されるので、スクリーンショットなどで記録しておくとよいでしょう(上画像参照)。
また、「Pontaパス」アプリの「マイページ」タブからも初回の課金日をチェックできます。入会時に見逃してしまった人は、後述する方法で初回課金日を確認しましょう。
月会費の請求が始まってから退会する場合

例えば「毎月23日」が課金日の場合、20日〜22日の間に解約するのがおすすめ
月会費の請求が始まってから解約する場合は、次の課金日(月会費548円の請求が発生する日)の直前に解約するのがベストです。
Pontaパスは、月の途中で解約しても日割りの返金がされません。課金日を1日でも過ぎると翌月分の月会費が満額(548円)請求されてしまうので、課金日の直後に退会するとかなり損です。なるべくギリギリまで特典・サービスを享受した上で、課金日の直前に解約するのがお得でしょう。

例えば「5月23日」に入会した場合、課金日は毎月23日に固定される
「課金日」は、Pontaパスに入会した日によってユーザーごとに異なります。例えば、5月23日に入会した場合、毎月23日が課金日です。なお、初回課金日が29日から31日の場合は、毎月月「末日」が課金日になります(例:5月31日が初回課金日の場合は以後6月30日、7月31日……と月末日が課金日になる)。
自身の料金支払い日は「Pontaパス」アプリで簡単に確認できるので、解約を検討している人は以下の手順でチェックしておくとよいでしょう。
Pontaパス課金日の確認方法

「マイページ」タブをタップ

[ご利用料金の確認(かんたん決済)]タブをタップ
「Pontaパス」アプリを起動します。「マイページ」タブをタップし、[ご利用料金の確認(auかんたん決済)]に進みます。

メニューボタンをタップ

[ご登録中のサービス]をタップ
メニューボタン
をタップし[ご登録中のサービス]を選択します。
[Pontaパス]をタップ

「初回課金日」の項目をチェック
[Pontaパス]をタップ。すると詳細情報が表示されます。「初回課金日」欄に記載されている日付が毎月の課金日です。たとえば5月23日に入会した場合「6月23日」「7月23日」「8月23日」「9月23日」……と支払いが続いていきます。
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Pontaパスを解約・退会する方法
Pontaパスは、アプリ・電話のいずれかのルートで解約可能です。また、解約手続き中に不明点があればチャットでの問い合わせもできます。
チャットの受付は年中無休で、アドバイザーによる案内は10時〜22時、AIによる自動返信であれば24時間対応となっています。チャットを利用する際は「My au」アプリとLINE、WEBブラウザからいずれかの方法を選んでください。
「Pontaパス」アプリから解約・退会する手順
「Pontaパス」アプリからの解約は、アプリ内の「設定・ヘルプ」からおこないます。
-
アプリのメニューから 「ヘルプ」 → 「退会」 に進む
メニューボタンをタップ
アプリ左上のメニューボタン
を開きます。[ヘルプ]をタップ
[退会]をタップ
メニューをスクロールして [ヘルプ] をタップします。続いて、ヘルプページ最下部にある[退会] を選択してください。
-
注意事項を確認して「退会する」をタップ
画面をスクロールする
[退会する]をタップ
「退会時のご注意」が表示されます。利用できなくなるサービスを確認したうえで、[退会する] をタップします。
-
「退会する」 をもう一度タップして退会完了
画面をスクロールする
[退会する]をタップする
再び注意事項が表示されるので一読し、[退会する] をタップします。
アンケートに回答
暗証番号を入力
退会に関するアンケートに任意で回答したら、アプリからの解約・退会手続きは完了です。暗証番号の入力が求められた場合は入力後、[OK]ボタンを押してください。
電話で解約・退会する手順
Pontaパスは電話でも解約可能です。auユーザーとauユーザー以外で下記のように連絡先が異なります。
- au回線の携帯電話から:局番なし 157(無料)
- au回線以外の携帯電話、一般電話から:フリーコール 0077-7075(無料)
※年中無休(9時~20時)、音声ガイダンスは24時間利用可能
電話をかけると音声ガイダンスが流れるので、案内に従って適切な番号を押してください。
電話からの解約は9時~20時に限られています。また回線が混んでつながりにくい場合もあるでしょう。忙しくて時間が合わない人や急いで解約したい人は、アプリ・ブラウザからの退会をおすすめします。
解約・退会について不明点が出てきたら、チャットで問い合わせるという手もあります。
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Pontaパスの解約に関するよくある質問と答え
Pontaパスの解約について、よく挙がる質問と答えをまとめています。
確実に解約できたか確認するには?
Pontaパスの「マイページ」から自身の契約状況をチェックできます。

「マイページ」タブをタップ

「非会員」と記載されていればOK
解約後、Pontaパスのウェブサイトにアクセスするか、もしくは「Pontaパス」アプリを起動します。自身のau IDでログインしたら、「マイページ」タブに進みましょう。
画面上部の会員ステータス欄に「非会員」と記載されていれば、確実に解約できています。
解約すると獲得済のクーポンは利用できなくなる?
クーポンにもよりますが、無効になるケースが多いです。
無効になるか否かは、クーポンの種類によります。ただ、Pontaパス解約後はそもそもクーポンを再表示できなくなるため、利用はできないものと考えておいたほうがよいでしょう。獲得したクーポンは、Pontaパスを解約する前に使い切ることをおすすめします。
日割りの返金・請求はある?
Pontaパスには日割りの返金や請求制度はありません。
2024年5月15日に課金サイクルが変更され、日割りの請求システムが廃止されました。現在は、初回課金日から満額の会費(税込み548円税込)が請求される仕様になっています。
なお、初回課金日が29日から31日の場合は、毎月月「末日」が課金日になります(例:5月31日が初回課金日の場合、以後6月30日、7月31日と月末日が課金日になる)。
Pontaパスは電話でも解約できる?
au回線の携帯電話からは157(無料)、au回線以外の携帯電話・一般電話からは0077-7075(無料)にかければ解約手続きが可能です。
解約するとPontaポイントは消える?
Pontaパスを解約しても、所有しているPontaポイントは消えません。
「Pontaパス」と「Pontaポイント」は異なるサービスです。Pontaパスを解約しても所有しているPontaポイントが消えたり、設定などが初期化されたりすることはありません。
解約したはずなのに、請求が来るのはなぜ?
請求日を過ぎてから解約をした可能性が考えられます。特に、請求日からクレジットカードの引き落とし日まで間隔があると、「解約後にもかかわらず請求が来た」と勘違いしてしまうケースがあります。
請求日を過ぎてから解約をすると、当然その請求分は引き落とされます。特に、請求日と引き落とし日の間隔が空いている場合は注意が必要です。
請求日を過ぎて解約をしてしまったことに気づかず、先に設定されている引き落とし日にPontaパスから請求があれば、「解約してからも請求された」と誤解してしまうでしょう。引き落とし日は、カード会社あるいはクレジットカードによって異なります。利用した月数と、引き落とし回数が正しいか確認してみてください。一致しない場合は、auサポートへ問い合わせてみてください。
解約したらスマホの契約内容も変更される?
いいえ、Pontaパスを解約したからといって、スマホ回線の契約内容に変更が生じることはありません。
Pontaパスは、au IDを作成すればau回線以外の人でも利用できるサービスです。Pontaパスを解約しても、au ID自体が無くなることもありません。