使わない日はほとんど無いであろう、かな漢字変換システム。その使い勝手、見た目、カスタマイズ性、特殊文字のバリエーション――「Simeji」「OpenWnnフリック入力対応版」「OpenWnn Plus」「ArtIME」という4つの文字入力アプリを比較する。
スマートフォンの基幹機能
電話をしない日はあっても、メールを送ったりWebで検索をしたりしない日はほぼ無いだろう。そんなとき常に行っているのが文字の入力。すなわちIME(Imput Method Editor)、日本語かな漢字変換システムの利用だ。この漢字変換というものは普段から空気のように利用しているだけに、いつしか人それぞれ独特の流儀や癖が身についていることも多い。機種を変更したらしばらく文字が打ちにくくて難儀した経験をお持ちの方もいるのではないだろうか。
Androidなら大丈夫。日本語入力アプリを入れ替えてIMEを丸ごと変えてしまうことができるからだ。Android Market(Google Playストア)にはいくつものIMEがある。その中で今回は「Simeji」「OpenWnnフリック入力対応版」「OpenWnn Plus」「ArtIME」という4つのアプリの使い方を紹介したい。いずれも無料。
微妙な違いが大きく使い勝手を変える
文字入力の仕組みをそっくり変更できるのはアンドロイド端末の大きな魅力と言える。アプリの一つと意識すること自体が普段あまり無い漢字変換システムだが、その違いはもしかするとスマートフォンの使用感を大きく変えてくれるかも知れない。好みのIMEが見つかれば幸いだ。