格安なタブレットとして大人気なのが、Amazonの「Fireタブレット」シリーズです。さまざまな製品がありますが、最小モデルの「Fire 7」がモデルチェンジしました。最大の特徴である価格の安さは健在で6980円(税込)で購入できます。セールの機会があれば、さらに手ごろな価格になる可能性もあります。
この記事では、とても魅力的な高コスパのタブレット「Fire 7(第12世代)」を詳しくレビューします。
上下の縁が狭くなり、よりコンパクトになった
Fire 7は、他のモデルと同様にシンプルなタブレットです。本体カラーは黒一色の樹脂製で、高級タブレットに比べるとやや厚みがあります。もちろん、このあたりは価格を考えると妥協せざるを得ない部分です。逆に言うなら、7000円程度のタブレットとしては信じられないくらいよくできています。
さらに新モデルは、最近のタブレットらしいデザインに生まれ変わりました。前モデルと並べるとその差は歴然です。
Fire 7(新モデル) | Fire 7(旧モデル) | |
---|---|---|
本体サイズ | 181×118×9.7mm | 192×115×9.6mm |
重さ | 282g | 286g |
特に、本体の長さが1cmほど短くなっていることがわかります。これは、上下の額縁が一気に細くなったためです。ひと目で最近のタブレットらしいデザインだと気が付くでしょう。

Fire 7はとてもコンパクトで魅力的なタブレットだ

本体は樹脂製でややチープ

旧モデル(右)と比べると、上下のフチが細くコンパクトになっている
画面がやや暗くなった印象
旧モデルに比べると、コンパクトで持ち歩きやすくなったのは朗報です。ただし、画面サイズと解像度は変わっていません。どちらも画面サイズは7インチで、解像度は1024×600となります。画面サイズが違うように見えるのは、フチの太さが変わったからでしょう。
低い解像度ながら、画面サイズが小さいのでドットの粗さはあまり気になりません。ただし、ダイレクトボンディングではないので、斜めから見ると画面が白っぽく感じます。これは、ガラスと液晶面の間にある隙間で光の乱反射が発生するためです。たいてい格安タブレットのディスプレイはこの方式での仕上がりになります。
また、旧Fire 7と並べて比べると画面がやや暗くなったように感じます。大きな差異ではないので、色味の違いがそう感じさせるのかもしれません。とはいえ、普通に使うには十分な明るさと美しさと言えます。反射防止処理もされているので、電車の中で動画を見たり電子書籍を読んだりするのにはおすすめです。ただし、明るい屋外での利用では、画面が見づらく感じることもあるでしょう。

斜めから見ると画面が白っぽく感じる

旧Fire 7(右)のほうがやや明るく感じる
USB-C対応になったのが便利
Fire 7は、microUSB端子からUSB Type-C端子へと変わりました。多くのデバイスが、USB Type-Cに変わっているのでケーブルや充電器の使い回しが可能なのが嬉しいところです。なお、本体には5Wの充電器とUSB Type-C×USB Type-Aケーブルが付属します。この価格ですから、付属するだけでも驚かされます。
タブレットに関する知識のない人や、子どもにプレゼントしてもすぐに使い始められます。

本体には充電器とケーブルが付属する
旧モデルに比べて性能が大いに進化した
新モデルのFire 7は、旧モデルに比べて性能もだいぶ進化しました。
Fire 7タブレット(新モデル) | Fire 7タブレット(旧モデル) | |
---|---|---|
CPU | 2.0GHz クアッドコアプロセッサ | 1.3GHz クアッドコア |
RAM | 2GB RAM | 1GB RAM |
ベンチマークでもスコアが大きく違います。とはいえ、新Fire 7の性能も他のタブレットと比べるとずいぶん劣ります。これは価格を考えれば致し方のないところです。例えるなら「動きがとてももっさりしている」から「動きがもっさりしている」に変化したといった感じです。
Fire 7はゲームをするのにはおすすめしませんが、ブラウザの利用や動画視聴、電子書籍を読むなら十分でしょう。用途を限定してうまく使うべきモデルなのです。
ストレージは16GB。前モデルは16GBと32GBが選べましたが、今回は1本化されています。32GBが欲しいならFire HD 8を買えば良いわけです。価格差は3000円なので、妥当なラインナップといえます。
また今回、Alexaに対応したのもトピックの一つです。実際に使ってみたところ、問題なく利用可能でした。


旧モデル(左)と新モデル(右)のベンチマークスコア。旧モデルに比べると性能が大きく向上している

電子書籍も快適に読める
専用のカバーは質感も上々
Fire 7は、282gと軽いのも大きな特徴です。軽いからこそ、手に持ち続けて作業しても負担がありません。小型のタブレットは、スマホより少し大きな画面で快適に動画を見たり、本が読めたりするのがメリットです。iPhoneの大型モデルであるiPhone 13 Pro Max(173g)に比べると、100g程度の差となります。
なお、別売の純正カバーは、2980円(税込)と手ごろな価格ですが、ファブリック調でとても質感が良いのでおすすめです。手にしても滑りにくくて使いやすく、またスタンドにもなります。ブラック、ブルー、ラベンダーの3色が選べます。Fire 7は本体が黒一色で地味なので、色味が欲しい人はカバーを付けるとよいでしょう。カバーを付けた状態で重量を計測しても、400gちょっとなので余裕で持ち歩けます。

Fire 7は軽いのが特徴の一つ

純正カバーは質感がよく、2000円台で購入できる

蓋を開くと自動でスリープが解除できる。磁石できちんと閉じられる

カバーを付けても400gちょっとだった
まとめ
新しいFire 7は、魅力的に進化しています。妥協するべきポイントもありますが、価格が7000円以下だと考えれば納得できるはずです。実は、市場には7インチのタブレットがほとんどありません。つまり、コンパクトなタブレットとして、Fire 7は数少ない選択肢の一つなのです。
Fire 7は、電車の中など移動中の利用に特におすすめです。スマホの電池が足りない人も、Fire 7を持っていればうまく使い分けられるでしょう。