米Amazonが、Googleのストリーミング用HDMIドングル「Chromecast」の販売を3年ぶりに再開しています。販売されているのは最新モデルの第3世代ChromecastとChromecast Ultraの2機種(価格はそれぞれ35ドル、69ドル)。販売・発送はともにAmazon.comとなっています。
AmazonにおけるChromecastの取り扱いは2014年5月に始まったものの、2015年秋に自社サービスのプライムビデオをサポートしないとして取り扱いを停止。その後、2017年12月にChromecastの販売を再開するとの話が出ていましたが、1年近く進展がありませんでした。2018年1月、Googleは(おそらく対抗措置として)Fire TVデバイスなどにおけるYouTubeアプリの利用を制限。Amazon製品ではYouTubeを楽しめず、GoogleのChromecastはAmazonで購入できないーーそんな対立が1年近く続いてきたわけです。
今回の販売再開は、両社の対立関係が緩和される兆候なのか。Chromecastでプライムビデオを視聴でき、Fire TVデバイスなどでYouTubeアプリを利用できるようになるのか。今後の動向が注視されるところです。
なお記事掲載時点では、日本のAmazon.co.jpにおける販売再開は確認できていません。「Chromecast」というキーワードで検索しても、公式の販売ルートに乗っていない製品や類似の製品が検索結果に表示されるだけなので注意してください。