NTTドコモは今年の冬商戦では夏モデルで採用した「ツートップ戦略」そのものは継続しない方針を固めた。日経新聞が4日、報じた。
今夏、ドコモはXperia AとGALAXY S4の2機種を「ドコモのツートップ」として販促費を集中投入し、販売価格面でも優遇した。その結果、両機種が他機種を販売台数で圧倒。NECカシオやパナソニックのスマホ事業見直しの要因となったと見られている。
冬商戦ではSony、シャープ、富士通の3機種を「スリートップ」とする戦略を採用するのではないかという見方もあったが、結局は見送られるようだ。
もっとも、ネット上で、Xperia Z1など数機種が「おすすめ機種」として取り扱われるとの噂が流れているように、販促戦略上で国産端末に対する何らかの優遇措置が図られる可能性が高い。ツートップ戦略同様に価格面で優遇されるかは不明。
日経新聞によれば、ドコモはiPhoneを「ワントップ」とは呼ばないとのこと。しかし、ドコモ自身がiPhoneと他機種を明確に区別していることや、ドコモショップや大手家電量販店におけるiPhoneの取り扱い方の大きさなどから、実質的には「iPhoneワントップ」の状況になるのは間違いないだろう。
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