Androidスマホの容量が足りないとき、不要なアプリのアンインストールやキャッシュの削除でストレージを確保するという方法もあります。
ただ、アプリのストレージ画面を開くと「キャッシュを削除」の隣に「ストレージを消去」というボタンもあり、どちらを押せばよいのか判断に困った人もいるはずです。
本記事では、Androidスマホの「ストレージを消去」を押すとどうなるのか解説。「キャッシュを削除」との違いや、ストレージを消去するときの注意点、ストレージ不足の対処法についても触れています。
「ストレージを消去」を押すとアプリ内のデータがすべて消える

ストレージ消去前の容量

ユーザーデータとキャッシュが0Bになった
Androidスマホの「ストレージを消去」(Galaxyでは「データの消去」)を押すと、上の写真の通り「ユーザーデータ」と「キャッシュ」がすべて削除されます。どれくらい減ったかでいうと、1.31GBから482MBとおよそ2/3のデータが消えています。
キャッシュは動作速度を向上させるための一時保存データのため、キャッシュを削除するだけで重要なデータが消えることはありません。一方でユーザーデータは、名前の通りユーザーがアプリでなんらかの操作をしたときに作られるデータを指します。そのため、「ストレージを消去」とはアプリ内に保存されていたデータがすべて消えることを意味します。
たとえば、メモ帳アプリに書いたテキスト、写真加工アプリの編集データ、オフラインゲームのセーブデータ、LINEのトーク履歴などは消えてしまいます。
外部サーバーにデータが保存されていればアプリのデータは残る

ストレージを削除してもInstagramは再ログインすれば使える
ストレージを削除しても、TwitterやInstagram、オンラインゲームなど外部サーバーにデータが保存されるアプリはデータが残ります。
ただし、ストレージ消去後のアプリはログアウトの状態となるため再ログインが必要です。
ストレージ不足を解決する手段は他にもある
ストレージ不足のときに「ストレージを消去」で闇雲に削除するのは、重要なデータが消える可能性もあるため、あまりおすすめできません。また、一度ストレージを削除しても、よく使うアプリであれば結局また容量を使ってしまいます。
もっと有効な解決策として、音楽配信サービスなどのアプリでダウンロードした楽曲コンテンツの削除や、外部ストレージへのデータ移行といった方法があります。詳細は下記記事を参照してください。