X(旧Twitter)のタイムライン上で画像の代わりに「この画像/動画はセンシティブな内容を含んでいる可能性があります。」といったメッセージが表示されることがあります。何やら恐ろしいものにも思えますが、芸能人や友達の投稿に表示されるとどんな内容の画像なのか見たくなるのが正直なところです。
そこで本記事では、特定のポストに「センシティブな内容(画像・動画)」と表示される理由や、そうした投稿を設定解除して表示する方法を解説。また、センシティブな内容の画像を非表示にする方法についても紹介します。
Xアプリの最新版またはブラウザ版Xにおいて、センシティブなメディアの表示仕様が変更になっています。

センシティブな内容と判断されたメディアには、「Content warning: Sensitive content」とぼかしが表示されるようになっています。メディアを閲覧するために設定の変更は必要なく、ぼかし上の[表示する]ボタンをタップするだけでOKです。
「センシティブな内容が含まれている可能性のあるポストです」というメッセージが表示される場合は、本記事で解説している方法でXの設定を変更してください。
Twitter(X)の「センシティブ」とは? なぜ表示される?
Xでは「センシティブな内容」として定めているものに対して、画像やポストが表示される前に警告メッセージを表示するようにしています。

「センシティブな内容」が含まれている投稿に表示される警告メッセージ
Xが定めている「成人向けコンテンツ(センシティブな内容)」とは以下の内容です。
- 全裸または半裸(性器、臀部、胸部を拡大して撮影したものを含む)
- 性行およびその他の性的行為など、明示的または暗示的な性的行動または性的行動を模倣した行為
ユーザーによって投稿された画像や動画が、上記のいずれかにあたるとXが判断した場合、画像や動画を表示する代わりに警告メッセージが表示されることがあります。とはいえ、警告が表示されている画像をいざ開いてみればいたって普通の画像だった、というケースも少なくありません。
なお、iOS版Xアプリの仕様として、センシティブな内容とされた画像や動画が含まれるポストは、本文も警告メッセージで隠されてしまいます。画像や動画のみが非表示となるAndroid版やブラウザ版とは異なり、当該ポストについて一切の情報を確認できない点は少々不便です。
Twitter(X)でセンシティブな内容を含む投稿を見る方法
「センシティブな内容」の警告メッセージが表示されている画像や動画を見たい場合は、それらを表示するための設定をおこなう必要があります。デバイス(iPhone/Androidスマホ/PC)により設定手順が異なるので、それぞれ紹介します。
iPhoneでセンシティブな内容を含む投稿を表示する
-
警告メッセージが表示されているポストを開く
iPhoneでは、Xアプリのタイムライン上で「センシティブな内容が含まれている可能性のあるポストです。」と警告メッセージが表示されているポストを開きます。
ポストの詳細画面でも同様の警告メッセージが表示されているので、警告メッセージ下部の
をタップしてください。 -
設定を変更したいアカウントでログインする
アプリ内ブラウザに切り替わり、ブラウザ上でXの画面が表示されます。
アプリ内ブラウザでXにログインしていない場合は、設定を変更したいアカウントでログインしてください。
-
「表示するコンテンツ」を選択する
ブラウザ上で「プライバシーと安全」という画面が表示されたら
を選択します。 -
「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」にチェックを入れる
続いて「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」にチェックを入れます。以上で設定は完了です。
ブラウザで開いたXの設定画面が英語で表示されてしまった場合は、英語表記での設定方法を参照してください。
Androidスマホでセンシティブな内容を含む投稿を表示する
Androidスマホでは、Xアプリの設定からセンシティブなメディアの表示設定を変更できます。
-
「設定とプライバシー」を開く
Xアプリのメニュー画面から、「設定とサポート」タブの
を開きます。 -
「プライバシーと安全」を選択する
設定項目の中から
を選択してください。 -
「表示するコンテンツ」を選択する
続いて[表示するコンテンツ]を選択します。
-
「センシティブなメディア」を選択する
「表示するコンテンツ」内から[センシティブなメディア]を選択します。
-
各項目で「表示する」を設定する
「露骨な暴力」「成人向けコンテンツ」「その他」の項目があるので、表示したいものをタップして「すべて表示」に設定します。「すべて表示」を設定した項目に該当するメディアは、警告メッセージが表示されなくなります。
PC(パソコン)でセンシティブな内容を含む投稿を表示する

PCのブラウザ上でセンシティブな投稿を表示させるには、センシティブな内容を含むポストの下部にある警告メッセージから、設定を変更するか一度だけ表示させるかのどちらかから選択します。
をクリックすれば、当該のポストに限って画像や動画が表示されるようになります。

一方で
をクリックすると、設定変更画面に遷移します。直接「表示するコンテンツ」の画面が表示されるので、「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」のチェックボックスをクリックしてオンにすれば、設定は完了です。解除設定がなぜか英語表示になってしまう場合の対処法
「センシティブな内容が含まれている可能性があるポストです」という表示から設定変更の画面へ遷移した際、なぜか英語表示になってしまい、ポストを表示する方法がわからないという声も耳にします。
この場合、英語表記のままセンシティブ表示の設定をオンにするか、言語設定を日本語表記に切り替えて日本語環境でセンシティブ表示を有効化します。
ここでは、スマホブラウザ版Xにおける手順を解説しています。
英語表記のまま設定をおこなう


「Privacy and safety」の画面で[Content you see]をタップし、次の画面で「Display media that may contain sensitive content」にチェックを入れるだけです。
これで、センシティブな内容を含むコンテンツも表示されるようになります。
設定画面を日本語表記に切り替える


「Privacy and safety」の画面で左上の[←]をタップし、続けて[Accessibility, display, and languages]を選択します。


次の画面で[Languages]に進み、[Display language](Englishと表示されている)をタップしたら表示言語を変更できるようになります。



あとは「Display language」のところで[Japanese - 日本語]を選択して[Save]をタップすればOK。表示言語が日本語に切り替わります。



あとは[←]で「設定」の画面まで戻ります。
そこから[プライバシーと安全]→[表示するコンテンツ]と進み、「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」の項目をオンにすれば設定完了です。
センシティブな内容を含む投稿を非表示にする方法
不愉快な画像や動画を見たくない人は、Xでセンシティブな内容を含むポストを非表示にする設定をしましょう。非表示に設定しても不愉快な画像や動画が表示されてしまう場合は、ポストの通報やミュートといった機能を使うとよいでしょう。
センシティブな画像や動画を非表示にする設定
センシティブな画像や動画の非表示設定は、Xの設定画面から有効にします。
iPhone/PCの場合
iPhoneの場合はXアプリからの設定はできないため、PCと同じく下記リンクよりSafariやChromeなどのWebブラウザからXにログインし、設定をおこなってください。


Xをブラウザで開き、設定から
→ と進みます。「Xアクティビティ」内の
を選択し、「センシティブな内容を含む可能性のあるメディアを表示する」のチェックボックスをオフにして非表示設定は完了です。Androidスマホの場合
以下では、Android版Xアプリでの操作方法を紹介していますが、Webブラウザ版のXでもほとんど操作内容は変わりません。


Xのメニューから「設定とサポート」タブの
をタップし、 を開いてください。

続いて[表示するコンテンツ]を開き、[センシティブなメディア]をタップします。


「露骨な暴力」「成人向けコンテンツ」「その他」の項目があるので、非表示にしたいものをタップして「表示しない」に設定します。「警告する」を設定すると、メディア部分に警告のモザイクが施され、ユーザーが「表示する」ボタンを押さない限り表示されません。
それでも表示される場合は「通報」も可能
上記の設定をおこなった状態でも、不愉快な画像や動画が表示されてしまう可能性もあります。そのようなときは、該当のポストをXに通報するという手段もあります。

まず、不愉快な画像や動画を載せているポストを開き、右上にあるメニューボタン
(Android版は )をタップ。画面下部からメニュー画面が出現するので、 を選択します。


まず「センシティブなメディアや不安にさせるメディア」を選択し、[次へ]をタップします。続いて、報告するメディアに最も当てはまる項目を選択して[送信]を押せばポストの報告は完了です。完了画面では、通報した画像や動画を投稿したユーザーを「ブロック」か「ミュート」できるボタンが用意されています。
ブロックとミュートは、不愉快な投稿を見ないためにも有効な手段です。一方で、もし相手が相互フォロー関係にあるような状態である場合、ブロックすると相手にバレてしまう恐れもあります。相手との関係性などに応じて上手く使い分けましょう。

通報したポストは、タイムライン上で「このポストを報告しました」というメッセージに覆われて表示されます。通報後にポストの内容を見たいときは、メッセージの右側にある
をタップすると、一時的にポストの内容を確認できます。特定のキーワードやアカウントを見たくなければ「ミュート」が便利
特定のキーワードを含むポストを見たくない場合や、特定のアカウントをタイムラインで非表示にしたいときは「ミュート」機能が便利です。ブロックとは異なり、ミュートは相手に知られることなくポストを非表示にできます。
自分のツイートがセンシティブな内容と判定されないための方法
普通の写真を投稿したつもりなのに、センシティブな内容を含む可能性があると判定されてしまった、という経験はないでしょうか。その場合、自分の投稿に警告メッセージがつかないように設定する必要があります。


Xのメニュー画面から「設定とサポート」タブの
を開き、設定項目から を選択してください。

続いて[あなたのポスト]を開き、「あなたがポストする画像/動画はセンシティブな内容を含むものとして設定する」をオフにしたら設定完了です。
これが有効になっていると、自分の投稿した画像や動画に警告メッセージが出てしまう場合があります。センシティブな内容を投稿するつもりのない人は、チェックを外しておきましょう。
Twitter(X)の「センシティブな内容」に関するよくある疑問と答え
自分のポストがセンシティブな内容として表示されてしまったときや、「内容の警告」との違いといったXのセンシティブな内容に関する疑問に回答します。
iPhoneで「センシティブな内容」が解除できない?
iOS版Xアプリの場合、別途アプリ内のブラウザから設定を変更する必要があります。
iOS版Xアプリの設定画面からは、「センシティブな内容」を非表示にする設定を解除することはできません。アプリ内ブラウザからXアカウントにログインした上で、ブラウザ版の設定から解除する必要があります。
iOS版アプリでの詳細な手順は、「iPhoneでセンシティブな内容を含む投稿を表示する」の項目で解説しているので参考にしてください。
自分のポストが「センシティブな内容」とされた場合はどうしたらよい?
Xの設定の「あなたがポストする画像/動画はセンシティブな内容を含むものとして設定する」を確認しましょう。
普通の投稿をしているのにもかかわらず、自身のポストが「センシティブな内容」として判定されてしまう場合は、Xの設定の「あなたがポストする画像/動画はセンシティブな内容を含むものとして設定する」がオンになっている可能性があります。
前述の手順で設定の確認をおこない、「あなたがポストする画像/動画はセンシティブな内容を含むものとして設定する」をオフに設定しましょう。
「センシティブな内容」のポスト全体が見られないのはなぜ?
iOS版Xアプリでは、「センシティブな内容」として判定された投稿はポスト本文も閲覧できなくなります。
Android版Xアプリとは異なり、iOS版Xアプリでは「センシティブな内容」と判定された投稿は、ポスト本文も非表示となります。また、iOS版Xアプリでは1回限りで表示する方法もありません。そのため、ポスト本文を閲覧するには、Xの設定から「センシティブな内容」のポストの表示設定を変更する必要があります。
「センシティブな内容」と「内容の警告」の違いは?
「センシティブな内容」はX側によって判定される警告メッセージで、「内容の警告」は投稿者自身が任意で設定できるワンタイムの警告です。


「内容の警告」は、ポストに添付する画像や動画が「ヌード」「暴力」「センシティブな内容」のいずれかに当てはまる場合、投稿者自身でワンタイムの警告を設定できる機能です。内容の警告を設定した動画や画像は、タイムライン上でぼかしがかかった状態で表示されます。
内容の警告が設定された画像や動画を見たいときは、「表示する」ボタンを選択するのみで閲覧できます。センシティブな内容のポスト表示とは異なり、Xの設定変更などは必要ありません。