韓国ドラマ『TWELVE』はただのアクションじゃない、人間に裏切られた十二支の神々の葛藤と見どころを解説

韓国ドラマ『TWELVE』がディズニープラスで配信中、人間嫌いの守護神が悪魔に立ち向かう

スケールの大きな物語

韓国を代表するアクションスター、マ・ドンソクが自ら脚本にも名を連ねる肝いりのドラマが、ディズニープラスで独占配信中です。

ドラマ『TWELVE トゥエルブ』は、古代から蘇った悪魔の手から現代の街を守るために、守護神と呼ばれる存在が立ち向かう壮大なアクション・ファンタジーです。かつて人類を救うために戦った守護神たちの存在は人々の記憶から失われ、人間として生きる彼らが、再び訪れる世界の危機に立ち向かいます。

マ・ドンソク主演とあって、派手なアクションシーンが満載。見せ場の連続で息つく間もない展開が持ち味の作品となっています。

人間に裏切られた十二支の神々の葛藤

太古の昔、十二支の守護神は強大な力を持つ悪から人類を守り、平和な時代を築きました。そして十二支の守護神たちは人間の姿となり生活するようになりました。彼らは人間よりもはるかに長い寿命を持つようで、現代にも生き続けているのです。

そのリーダー・テサン(マ・ドンソク)は高利貸しを営んでいます。回収率100%を謳うテサンは、借金を踏み倒そうとした悪党を単身で追い詰め、きっちりと取り立てることに成功。守護神としての腕っぷしの強さを見せつけます。

テサンと同じく守護神の仲間はみな一様に強いのですが、どうにも人類を守る立場の守護神のようには見えません。本当に人類を守る守護神なら、なぜ犯罪まがいの高利貸しの仕事をしているのかと疑問に思うでしょう。

どうやら、彼らは人間を守ることをやめているようです。何百年も前に起きたある事件がきっかけで、人間を信じなくなってしまったのです。

しかし、そんな中、古代の戦士で悪魔のような黒い翼を持つオグィ(パク・ヒョンシク)が、1000年の封印から目覚め、現代社会に混乱をもたらします。仲間たちもオグィの手の者に狙われる中、テサンはかつて自分たちを裏切った人類を再び守るのか、葛藤するのです。

俳優陣の重量級アクションが炸裂

本作は、第一話から迫力満点のアクションが展開します。テサンが単身で借金を踏み倒そうとしている連中のもとに向かい、ボディーガードたちをなぎ倒していくシーンは、マ・ドンソクの重量級アクションが存分に見られます。生身の肉体ひとつで武器も持った男たちを制圧してみせ、金を抱えて逃げようとしていた男をあっさりと捉えていくのです。

そして、テサンと同じく守護神であるウォンスン(ソ・イングク)やマルスク(アン・ジヘ)らカンジ(カン・ミナ)らも大立ち回りのシーンでは圧倒的な強さを見せつけます。特にアン・ジヘのアクションの切れが鋭く、彼女のアクションは、マ・ドンソクの格闘シーンに匹敵する第一話の見せ場となっています。

守護神と悪魔の頂上決戦はどちらに軍配が上がるのか。見ごたえあるアクションの連続。スケールの大きな物語を見たい人には、絶対におすすめの作品です。

『TWELVE』を見る(ディズニープラスで配信中)

『TWELVE』のストーリー

光の神より十二支の動物の力を授かった天使たちが地上に舞い降りた。天使たちのリーダーである虎のテサンと選ばれし人間マロクは、共に悪の力から世界を守る。光の神に選ばれなかったオグィと闇の神に仕える司祭サミンとの長きに渡る戦いに勝利した天使たち。彼らは悪の力と自らの力までも地獄の門に封印した。

それから数千年がたった今、人間として平穏に暮らしていた天使たちの前にオグィとサミンが再び姿を現す。復讐に燃える彼らは、世界を悪で染め上げる計画を企てる。テサンと天使たちを脅かす彼らの動きに、テサンはかつて封印した地獄の門の前で苦悩するのだが…

悪の力から世界を守ろうとする12天使たちの個性豊かなファンタジーアクションが幕を開ける。

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