ラミ・マレックの熱演が光るサスペンスドラマ『アマチュア』、ディズニープラスで配信中

ラミ・マレックの熱演が光るサスペンスドラマ『アマチュア』、ディズニープラスで配信中

実践経験ゼロだがIQ170の頭脳派が、妻の復讐に燃える

復讐を自分の手で果たしたい。しかし、自分にはその実力がない。そんな時、あなただったらどうするでしょうか。「トレーニングしてもらえばいい」という発想に至るでしょうか。

ディズニープラスで配信中のサスペンス・アクション『アマチュア』は、テロに巻き込まれて妻を殺された男が、類まれなる頭脳を武器に復讐を遂行していく物語。自らの手で復讐相手を殺せるようにトレーニングを申し出るも「人殺しには向いていない」と言われる男が主人公です。

そんな主人公を『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞主演男優賞に輝いたラミ・マレックが演じています。心優しい男がいかにして復讐を果たすのかという物語と、犯人を追いながらCIAにも追われるというスリルある展開が持ち味となっています。

主人公とCIA、テログループによる三つ巴の戦い

ロンドンに出張中の妻・サラが殺されたという情報を得たCIA分析官のチャーリーは、自らの手で復讐を果たすべく、上層部の隠蔽工作を脅迫し、自らを暗殺者にトレーニングするように要請します。そんなチャーリーの訓練を見ることになるのがヘンダーソンというベテラン教官。

チャーリーは彼に「お前は人殺しに向いていない」と諭されるのですが、それでも自ら復讐を果たそうと組織の制止を振り切って単身ヨーロッパに渡り、復讐を果たそうとするのです。

一方で、チャーリーに不正を握られているCIA上層部はヘンダーソンをヨーロッパに送り込み、チャーリーを捕まえるように指令を出します。チャーリーはCIAに追われながら犯人を探すという困難な状況に置かれるのです。

本作の魅力は、主人公チャーリー、彼が所属するCIA、そして妻の命を奪ったテログループという、三つの勢力が複雑に絡み合う三つ巴の構図にあります。昨日までの師弟が追う者と追われる者となり、巨大組織とテロリストの双方から逃れつつ復讐を遂行するという、二重のサスペンスが見る者を釘付けにします。CIA内部で渦巻く権力闘争も絡み合い、誰が敵で誰が味方かもわからない緊張感が物語を加速させていくのです。

チャーリーは戦闘の素人ですが、持ち前の頭脳を活かして犯人グループを追い詰めていきます。一芸に秀でた男の一風変わった戦い方を堪能できるのも本作の魅力で、CIAをも出し抜く彼の頭脳戦の見事さが作品を面白くしています。

多面的な魅力を見せるラミ・マレック

優しい人間性と、復讐という非情な目的。この相反する要素を内包した男の葛藤と危うさを、主演のラミ・マレックはその独特のたたずまいと繊細な表情の変化で表現しきっています。時折見る妻の幻影に心を揺らす彼の姿は、復讐という行為の裏側にある、消えることのない愛と悲しみを雄弁に物語っているようです。彼が演じることで、単なるサスペンス・アクションに留まらず、知性と狂気、そして人間的苦悩が交錯する、見ごたえのある人間ドラマへと昇華されているのです。

実践経験ゼロの頭脳派が、追われながら復讐対象を追うスリリングな展開は見る者を飽きさせません。スリルと人間ドラマのバランスが良い、ドラマチックなサスペンス映画です。

『アマチュア』を見る(ディズニープラスで配信中)

『アマチュア』のストーリー

チャーリー・ヘラー(ラミ・マレック)はCIAで働く地味な分析官。ロンドンのテロで妻を殺された彼は、自身の手で復讐を決意する。殺しは“アマチュア”のチャーリーは彼の知性を武器に、世界中を駆け巡り犯人を追い詰めていく。レイチェル・ブロズナハン、カトリーナ・バルフ、マイケル・スタールバーグ、ローレンス・フィッシュバーンも出演し、監督はジェームズ・ホーズ。脚本はケン・ノーランとゲイリー・スピネッリ。

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