レシートを撮影して読み取り、家計簿に記録するアプリや、それら情報を元にポイントを獲得できるアプリなどが登場しています。しかしアプリの種類が多すぎて、どれを選べばよいか迷ってしまう人も少なくないでしょう。
本記事では、これら「レシートアプリ」の種類や機能を整理したうえで、具体的におすすめのアプリ5本を紹介します。
レシートアプリの種類と機能比較
レシートを読み取るアプリには、家計簿を管理できるもの、銀行口座などと連携して資産を管理できるもの、読み取ったレシート情報をもとにポイントを獲得できるものなどがあります。今回紹介する5つのアプリを分類すると、下表のようになります。
アプリ | 運営 | 家計簿機能 | 口座連携の有無 | ポイント獲得の有無 |
---|---|---|---|---|
レシーピ! | 大日本印刷 | ◯ | あり | あり |
レシーカ | カルチュア・コンビニエンス・クラブ | ◯ | なし | あり |
マネーフォワードME | マネーフォワード | ◯ | あり | なし |
Zaim | Zaim | ◯ | あり | なし |
CODE | リサーチ・アンド・イノベーション | △ | なし | あり |
複数の機能を備えたアプリもありますので、用途に応じたアプリを試してみてください。
レシートを撮るだけの家計簿アプリ「レシーピ!」
「レシーピ!」はレシートをスマホで撮るだけで、日付や店舗名などを読み取って、記録できる家計簿アプリ。他のアプリと比較して読み取り精度は高い印象ですが、もし読み取りに失敗した場合は、手入力での修正も可能です。親しみやすいキャラクターや背景をアプリ画面として設定できます。
- レシートを撮影するだけで家計簿をつけられる手軽さ
- アプリ画面にはキャラクターや背景を設定できて便利
- データのバックアップができる
- 会員登録なしで使える
- レシートの読み取り時に、店舗名が表示されない場合がある
- レシートの日付は反映されるが、時刻は記録できない
アプリはデフォルトでは「かんたんモード」となっていますが、「しっかりモード」に変更すると複数の帳簿やクレジットカードの支出などを管理できるようになります。
店名は読み取れなかったが、食材は正確に表示された
撮影したレシートから購入食材を判別し、その食材が含まれるおすすめのレシピを提案してくれる機能もあり、毎日の献立に悩む人にとっては嬉しい特典です。提案されたレシピはアプリに保存できるので、必要な時にいつでも見ることができます。
左:他のアプリと連携できる右:レシートリワード
また、対象商品を購入して、そのレシートを撮影するだけでポイントがもらえる「レシートリワード」サービスもあります。2019年11月時点では、調味料やお菓子、栄養ドリンクなど安価な商品を中心に30アイテムが対象になっています。
そのほか、Moneytreeなどとの連携も可能で、連携させるとポイントカードのポイント残高がひと目でわかるようになります(Moneytreeへの登録が必要)。
Tポイントが貯まる家計簿アプリ「レシーカ」
「レシーカ」は、買い物のレシートを撮影して支出をつけながらTポイントも貯まる家計簿アプリです。支出をカレンダーやグラフでチェックしたり、カテゴリー管理により何にお金を使ったか把握できたりするのが特徴です。
- レシートを撮影して家計簿をつけながらTポイントが貯まる
- カレンダーで支出状況をひと目で確認できる
- カテゴリー分けで支出の分析ができる
- 初回Tポイント獲得まで5日間かかる
- 撮影したレシートが保存されない
- 20日以上登録といったランクアップ条件が厳しい
レシートを撮影すると、日付や品名、カテゴリー、購入店といった情報をアプリが解析してくれ、解析結果はアプリ内のカレンダーに登録されます。もし内容が間違えていても、手入力で修正できるので安心です。
左:レシートを撮影中:支出が自動入力される右:支出はカレンダーかリストの形式で閲覧できる
支出の状況はカレンダーとグラフからひと目で確認できます。収入を入力しておくと、登録した支出に応じてその月に使える残りのお金も把握できて便利です。
支出の内訳を確認できる。Tポイントの獲得は1日最大3ポイントが上限
食費や日用品といったカテゴリー別に支出を分けることができるので(支出内訳からカテゴリーをタップ)、節約すべきポイントが見つけられそうです。
レシーカでは、Tポイントの獲得が可能です。方法は、レシートを5日間登録するだけ。レシート1枚につきTポイントを1ポイント獲得、1日でレシート3枚分、最大3ポイントが上限となっています。もし1日の最大ポイントを超えた場合でも、レシート自体は1日何枚でも登録できます。
連携先や機能充実、ほぼ自動の家計簿アプリ「マネーフォワードME」
マネーフォワード MEは総合管理型の家計簿アプリです。楽天リサーチによる20代〜60代への調査では、家計簿アプリ利用率1位を獲得しています。
使いやすいのは? 家計簿アプリ比較:Zaim vs マネーフォワード
- レシートの読み取り精度が高い
- 収支管理だけでなく、予算の設定までできる
- 連携できるサービスが多様(クレカ・銀行・保険・携帯・ポイント・電子マネーなど)
- 無料版にはニュースや広告が表示される
- 無料版では、データの閲覧可能期間が1年間、グループの作成は1件に限定される
株式やFXなどの資産管理までできるのは「マネーフォワード ME」ならでは。銀行や証券といったありとあらゆる口座と連携できるよう、2655以上の金融機関サービスに対応しています。無料会員は最大10件の外部サービスと連携が可能。サブスク制の有料会員に登録すれば制限なしで連携できます(年間プラン5300円、月間プラン480円)。
左:口座連携画面右:クレジットカードを連携すると、今月の利用状況、明細を確認できた
銀行口座、クレジットカード、ポイントカード、電子マネーなど、生活で利用している口座やカードを登録さえしてしまえば、後は自動で利用状況が反映されていきます。レシート読み込みにも対応しているので、現金支払時にも入力の手間を省いてくれます。
左:項目ごとの予算を立てられる右:予算の状況がグラフ化される
毎月の予算を立てることも可能。予算はグラフ化されるので、パッと見ただけで状況を把握できます。
また、携帯電話を登録することで明細を取得し、必要のないプランによる無駄な支出などを発見しやすくなる「携帯電話分析」機能まで付いてきます(Webサイトからの閲覧限定)。ほぼ全自動で家計簿がつけられるため、これまで把握しきれていなかった出費や収入が出てくるかもしれません。
連携機能も優秀、家族で共有できる家計簿アプリ「Zaim(ザイム)」
「Zaim」は約800万人がダウンロードしたレシート読み取り・総合管理型の家計簿アプリです。口座連携の種類はマネーフォワードに劣りますが、銀行・カード・LINE PayやAmazonでのショッピングなどの明細を自動取得して分析してくれるのは便利な機能と好評です。
- 口座連携機能が使える
- 家族などと家計簿を共有できる
- 出費等の履歴が一覧・カレンダーでチェックできる
- 無料版には広告が表示されてしまう
- レシートの表示時刻は「何時」まで。分単位だと尚よい
- レシートの読み取り精度は微妙。商品名や電話番号等を読み取らないこともある
費目ごとに色・グラフがわかりやすくわかれている
費目も「食費」「交通」「エンタメ」など15種類のカテゴリーが用意されており、費目ごとに月間でどれだけ使ったかをグラフでわかりやすく示してくれるため、「今月は食費に使いすぎたな」といった目安管理もできるのが便利です。
左:履歴一覧中:日々の支出をカレンダーで表示右:家計簿は家族などと共有できる
支出の履歴は、一覧表示できるほか、カレンダーでも閲覧が可能。当月の予定などと突き合わせて支出を振り返るのにも役立ちます。
また、他のアプリと比べて特徴的なのが、家計簿のアカウントを他の人と共有できる点。たとえば家族で1つのアカウントを共有できれば、家計全体の収支も把握しやすくなるというわけです。有料のプレミアム版へグレードアップすれば、複数アカウントの切り替え利用が可能になるため、更に使い勝手がよくなります(年間プラン4800円、月間プラン480円)。
レシートでポイントを貯めてギフト券と交換「CODE(コード)」
「CODE」はレシートとバーコードを登録して、家計簿をつけながらポイントやコインが貯まるアプリです。アプリで貯めたポイントは、Amazonギフト券やWAONポイントなどに交換が可能。また、アプリ内では人気商品が当たるキャンペーンなども開催しています。
- レシートを登録してAmazonギフト券やWAONポイントがもらえる
- 家計簿にもなる
- 撮影したレシートを見返すことができる
- 人気商品が当たるキャンペーンに参加できる
- レシートの読み取り精度が低く何度も撮り直す必要がある
- 家計簿にレシートのない支出を登録できない
- ポイント承認に時間がかかる
ポイントやコインの獲得には、買い物したレシートと商品のバーコードを読み取る必要があります。
左:レシートを読み取る中:読み取った情報にメモを残せる右:バーコードチャンス
レシート解析時に、店舗連絡先や日時といった情報がハッキリと読み取れないと、ポイントやコインが付与されないことがあるようなので注意が必要。無事にレシートと商品のバーコードを読み取ると、バーコードチャンスが発生し、たまごの中からポイントやコインが出てきます。
左:家計簿の画面右:レシート以外の支出は登録できない
また、特定の商品を購入したレシートとバーコードで、ポイントやコインがもらえる自分だけの特別なアンケートが発生することもあります。獲得したポイントは承認後にAmazonギフト券などに交換ができ、コインはキャンペーンの参加に使用できます。なお、ポイントの承認には最大30日ほどかかるようです。
登録したレシートは、自動的に家計簿にも登録される仕組み。カテゴリ別のグラフを見れば、何にお金を使ったのかひと目で分かります。