【楽天モバイル】三木谷キャンペーン利用後の損しない解約タイミングはいつ? 即解約のリスクと注意点も

ポイントの取りこぼしを防ぐには?
楽天モバイルはキャンペーン利用後に即解約してOK?短期解約のリスクと注意点

「三木谷キャンペーンを利用してすぐ解約すれば、月額料金をかけずに特典のポイントだけもらえるのでは?」と考えたことはありませんか? 結論からいうと、即解約はおすすめできません。タイミングを間違えると「ポイントが1円も入らない」だけでなく、解約手数料も発生してしまいます。

この記事では、楽天モバイルの三木谷キャンペーンでポイントを確実に受け取るための「安全な解約タイミング」と、短期解約のリスクについて具体的な数字を交えて解説します。

三木谷キャンペーン利用後すぐの解約はリスク大

まず、制度上のルールを確認しましょう。現在の楽天モバイル(Rakuten最強プラン)には「最低利用期間(いわゆる2年縛り)」はありません。極端な話、契約した翌日に解約することも可能です。

しかし、「いつでもやめられる」=「すぐにやめても損しない」というのは大きな間違いです。楽天モバイル側は、ポイント獲得だけを目的とした短期解約(いわゆる転売・不正利用目的)を厳しく監視しており、実質的なペナルティとして以下3つのリスクが存在します。

  1. キャンペーン特典(ポイント)がもらえない
  2. 1年以内の解約は「手数料」が発生する
  3. 楽天モバイルを今後契約できなくなる可能性がある

特に通称「三木谷キャンペーン」(楽天・三木谷浩史の特別なお客様キャンペーン)のような高額ポイント還元キャンペーンを利用する場合、即解約は「百害あって一利なし」です。その理由を詳しく解説します。

リスク1:キャンペーンポイントがもらえなくなる

これが最大のデメリットです。三木谷キャンペーンの特典ポイントは、プラン利用開始の2カ月後から3回にわたって付与されます。楽天モバイルの申し込み後にすぐ(一括で)もらえるわけではありません。

最終ポイント付与日を迎える前に楽天モバイルを解約した場合、未付与のポイントは受け取ることができません。

楽天モバイル三木谷キャンペーン

三木谷キャンペーン」を利用して他社から乗り換えた場合、楽天ポイント1万4000ポイントを獲得できます。ただしこの1万4000ポイントは、Rakuten最強プラン(またはRakuten最強U-NEXT)を開通(利用開始)した月の翌々月末日から3回に分けて付与される仕組みです。

仮に2025年11月中に条件を達成した場合、最終ポイント付与日は「2026年3月末日」です。この最終ポイント付与日前に解約すると、まだ受け取っていないポイントはすべて無効になってしまいます。楽天モバイルの解約は、最後のポイントが付与されるまで待つのが鉄則です。

リスク2:1年以内の解約は「手数料」が発生する

以前まで楽天モバイルは「いつ解約しても違約金0円」でしたが、2025年このルールが大きく変更されました。2025年4月1日以降に楽天モバイルに申し込む人が1年以内に解約すると、以下の通り「解約事務手数料」が請求されます。

対象の契約時期 2025年4月1日以降に申し込んだ回線
発生条件 利用開始から1年以内に解約した場合
手数料額
  • Rakuten最強プラン:税込1078円
  • Rakuten最強U-NEXT:税込1100円

従来は「利用実態がない場合のみ」請求されていましたが、現在は利用実態があっても1年未満で解約すると一律で手数料がかかる方針に変更されています。なお、2025年4月1日より前から楽天モバイルを利用していたユーザーは、解約時の違約金や契約解除料は発生しません。

「違約金0円だからとりあえず契約して、すぐやめればいいや」という考え方はもう通用しません。解約のタイミングには十分注意してください。

my 楽天モバイルのメニューから「契約情報」をタップ

my 楽天モバイルのメニューから「契約情報」をタップ

楽天モバイルの契約開始日を確認できる

楽天モバイルの契約開始日を確認できる

契約してからどのくらい経過しているかは、my 楽天モバイルで確認できます。メニューボタン​をタップして[契約情報]を押すと、自身が契約中の回線の情報が表示されるので、「契約書生成日」の項目をタップしてください。

リスク3:楽天モバイルを今後契約できなくなる可能性

3つ目のリスクは、将来的な不利益です。キャンペーン目的で契約→即解約を何度も繰り返し、“悪質”だと見なされれば、将来的に楽天モバイルを利用できなくなる(=審査に通過できなくなる)可能性があるのです。

今後、楽天モバイルでよりお得なキャンペーンや特典が追加されても、一切参加できません。「もう楽天モバイルは使わないからいいや」と思う人もいるかもしれませんが、長期的な視点で見るとこのペナルティは非常に痛手でしょう。

三木谷キャンペーンの損しない解約タイミングは?

ここからは、前述したリスクを加味しつつ、安全かつ損しない解約タイミングを紹介します。

他社から乗り換えた場合:プラン利用開始から5カ月目以降

他社から楽天モバイルに乗り換える時に三木谷キャンペーンを適用した場合、「Rakuten最強プラン」もしくは「Rakuten最強U-NEXT」を開通(利用開始)した月の翌々月末日から3回に分けて合計1万4000ポイントが付与されます。

他社から乗り換えキャンペーン

11月中にRakuten最強プランを利用開始した場合、12月末日ごろに4000ポイント付与、1月末日ごろに5000ポイント付与、2月末日ごろに5000ポイントが付与されるイメージです。このスケジュールから考えると、解約するなら最短でも「Rakuten最強プラン利用開始から5カ月目」以降でなければなりません。

ただし前述した通り、プランの利用開始から1年以内の解約は税込1078円(Rakuten最強U-NEXTは税込1100円)の手数料が発生します。このことも踏まえた収支シミュレーションを作成しました。

解約する月数 ※1 支払い累計(月額料金 ※2+解約金) 獲得ポイント累計 最終収支(ポイント−支払い累計)
1カ月目 2156円 0ポイント −2156円
2カ月目 3234円 0ポイント −3234円
3カ月目 4312円 4000ポイント −312円
4カ月目 5390円 9000ポイント +3610円
5カ月目 6468円 1万4000ポイント +7532円
6カ月目 7546円 1万4000ポイント +6454円
7カ月目 8624円 1万4000ポイント +5376円
8カ月目 9702円 1万4000ポイント +4298円
9カ月目 1万780円 1万4000ポイント +3220円
10カ月目 1万1858円 1万4000ポイント +2142円
11カ月目 1万2936円 1万4000ポイント −1064円
12カ月目 1万4014円 1万4000ポイント −14円
13カ月目 1万4014円 ※解約金なし 1万4000ポイント −14円
  • ※1:Rakuten最強プランの利用開始から起算
  • ※2:プラン料金は月額1078円(3GB以内の利用と仮定)

13カ月目以降は解約手数料が0円になりますが、それでも支払い総額がポイント額を上回ります。もし楽天モバイルの解約を考えているなら、ポイント付与完了後、なるべく早い段階で解約手続きをおこなうのが最も「お得」という計算になります。

解約手数料を惜しんで半年以上契約を延長すると、その間の月額料金が余計にかかってしまい、結果として三木谷キャンペーンの特典もすべて吹き飛んでしまいます。

新規契約した場合:プラン利用開始から5カ月目以降

楽天モバイルを新規契約する場合に三木谷キャンペーンを適用した場合、「Rakuten最強プラン」もしくは「Rakuten最強U-NEXT」を開通(利用開始)した月の翌々月末日から3回に分けて合計1万1000ポイントが付与されます。

新規契約した場合

11月中にRakuten最強プランを利用開始した場合、1月末日ごろに3000ポイント付与、2月末日ごろに4000ポイント付与、3月末日ごろに4000ポイントが付与されるイメージです。このスケジュールから考えると、解約するなら最短でも「Rakuten最強プラン利用開始から5カ月目」以降でなければなりません。

ただし前述した通り、プランの利用開始から1年以内の解約は税込1078円(Rakuten最強U-NEXTは税込1100円)の手数料が発生します。このことも踏まえた収支シミュレーションを作成しました。

解約する月数 ※1 支払い累計(月額料金 ※2+解約金) 獲得ポイント累計 最終収支(ポイント−支払い累計)
1カ月目 2156円 0ポイント −2156円
2カ月目 3234円 0ポイント −3234円
3カ月目 4312円 3000ポイント −1312円
4カ月目 5390円 7000ポイント +1610円
5カ月目 6468円 1万1000ポイント +4532円
6カ月目 7546円 1万1000ポイント +3454円
7カ月目 8624円 1万1000ポイント +2376円
8カ月目 9702円 1万1000ポイント +1298円
9カ月目 1万780円 1万1000ポイント +220円
10カ月目 1万1858円 1万1000ポイント −858円
11カ月目 1万2936円 1万1000ポイント −1936円
12カ月目 1万4014円 1万1000ポイント −3014円
13カ月目 1万4014円 ※解約金なし 1万1000ポイント −3014円
  • ※1:Rakuten最強プランの利用開始から起算
  • ※2:プラン料金は月額1078円(3GB以内の利用と仮定)

13カ月目以降は解約手数料が0円になりますが、それでも支払い総額がポイント額を上回ります。もし楽天モバイルの解約を考えているなら、ポイント付与完了後、なるべく早い段階で解約手続きをおこなうのが最も「お得」という計算になります。

解約手数料を惜しんで半年以上契約を延長すると、その間の月額料金が余計にかかってしまい、結果として三木谷キャンペーンの特典もすべて吹き飛んでしまいます。

楽天モバイルを解約する手順

ここからは、実際に楽天モバイルを解約する手順を紹介します。より詳しく知りたい人は以下の記事も合わせてチェックしてください。

my 楽天モバイルにアクセス

メニューボタンをタップ

メニューボタンをタップ

「契約プラン」をタップ

「契約プラン」をタップ

my 楽天モバイルにアクセスしてIDとパスワードでログインしたら、メニューボタン​をタップ。[契約プラン]に進んでください。

契約プランから解約手続きに進む

「各種手続きへ進む」をタップ

「各種手続きへ進む」をタップ

「解約のお手続き」をタップ

「解約のお手続き」をタップ

[各種手続きへ進む]→[解約のお手続き]の順にタップします。

「次へ進む」をタップ

「次へ進む」をタップ

「次へ進む」をタップ

「次へ進む」をタップ

いくつか注意事項が表示されるので、一読して[次へ進む]を押します。

注意事項をしてアンケートに回答

「次へ進む」をタップ

「次へ進む」をタップ

「次へ進む」をタップ

「次へ進む」をタップ

2画面にわたって注意事項が表示されるので、一読してチェックを入れたら[次へ進む]を押します。

「解約内容を確認する」をタップ

「解約内容を確認する」をタップ

最後にアンケートを求められるので、回答して[解約内容を確認する]をタップします。

ワンタイムパスワード認証して解約を確定する

ワンタイムパスワード認証

ワンタイムパスワード認証

ワンタイムパスワードの入力が求められます。楽天モバイルで契約中の電話番号宛にSMSでワンタイムパスワードが届くので、確認して入力しましょう。

「解約を完了する」をタップ

「解約を完了する」をタップ

最後に最終確認画面が表示されます。問題なければ[解約を完了する]を押してください。解約は取り消せません。よく考えたうえで実行しましょう。

「解約手続き中」がしばらく続く

「解約手続き中」がしばらく続く

解約手続きの完了画面

解約手続きの完了画面

「解約手続き中」画面がしばらく続いたあと、解約手続きの完了画面が表示されます。登録済みのメールアドレスにも、解約完了のお知らせが届きます。

EDITED BY
MOEGI