「Galaxy A21(ギャラクシー エートゥエンティワン)」を持っていて楽天モバイルの契約を考えているけど、楽天モバイルで使えるかわからないということはありませんか。
本記事では、販売元がドコモ・au・UQモバイル・J:COMモバイル版のGalaxy A21が楽天モバイルの「最強プラン」に対応しているか解説。楽天モバイル契約にあたっての準備や手順、Galaxy A21がどんな機種なのかについても紹介しています。
Galaxy A21は楽天モバイルに対応している?
Galaxy A21が楽天モバイルの各種機能に対応しているか一覧表にまとめました。自分が所有している(または購入予定の)Galaxy A21の各キャリアモデルが、楽天モバイルの回線や通話に対応しているかチェックしてみてください。
APN自動設定に非対応の機種の場合、回線開通時に自身でAPN設定をおこなわないとインターネットに接続できないので注意が必要です。
2023年6月に「Rakuten UN-LIMIT VII」から「最強プラン」に刷新されたことで、楽天回線エリア外に接続されるパートナー回線(au回線を使用)もデータ通信無制限となりました。
ドコモ版「Galaxy A21 SC-42A」の場合

ドコモ版「Galaxy A21 SC-42A」は事実上、楽天モバイルに非対応
ドコモ版Galaxy A21 SC-42Aの場合、楽天回線のSMSのみに対応します。4Gデータ通信、通話、SMS(パートナー回線)といった機能も利用できないため、ほとんど非対応ということになります。

理論上は楽天モバイル回線に接続できる可能性はあるが、保証はない
ドコモが公表しているGalaxy A21 SC-42Aの対応周波数を見てみると、楽天モバイル回線のバンド3に対応していることが確認できます(パートナー回線であるau回線のバンド18/26には非対応)。
そのため、理論上はドコモ版Galaxy A21 SC-42Aを楽天モバイルで利用できる可能性はありますが、仮に楽天モバイル回線に接続できたとしても楽天モバイル回線のエリア外(パートナー回線)では使えません。
そもそも楽天モバイルによる動作確認ができていないので、楽天モバイルを契約しても思うように使えないリスクが高いと考えられます。
ドコモから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
ドコモから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- スマホの利用料金を安く抑えられる
- 無制限で高速データ通信可能
- 楽天リンクアプリを使えば国内通話とSMSが無制限で使い放題
- 契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
- ドコモに比べて回線対応エリアが未成熟
- 手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある
- ドコモメールなどが利用できなくなる
au版「Galaxy A21 シンプル SCV49」の場合

au版「Galaxy A21 シンプル SCV49」の場合、一部の機能は非対応だが、問題なく利用できる
au版Galaxy A21 シンプル SCV49の場合、4Gデータ通信、通話、SMS(楽天回線およびパートナー回線)に対応しています。ETWS(緊急速報受信などの機能)やAPN自動設定など一部の機能には非対応ですが、普段使いするぶんには問題なく利用できるといえるでしょう。
au版Galaxy A21 シンプル SCV49を楽天モバイルで使う場合、APN設定を自身でおこなうことを念頭におき、ETWS(緊急速報受信などの機能)の代わりに「Yahoo!防災」といったアプリの利用を検討してください。
auから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
auから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- スマホの利用料金を安く抑えられる
- 高速データ通信が無制限で利用可能
- 国内通話とSMSが無制限で使い放題
- 契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
- auに比べて回線対応エリアが未成熟
- 手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある
- auメールやキャリア決済が利用できなくなる
UQモバイル版「Galaxy A21」の場合

楽天モバイルの対応端末一覧ページにUQモバイルの記載はない
UQモバイル版Galaxy A21は、楽天モバイルでの動作未確認端末です。そのため、利用はユーザー判断となります。
UQモバイル版Galaxy A21の型番は取扱説明書(※PDF)などで「SCV49」と記載されており、au版の「Galaxy A21 シンプル SCV49」と同じものとみられます。

理論上はUQモバイル版「Galaxy A21」でも楽天モバイルを使える可能性はあるが、動作未確認のため使える保証はない
UQモバイルが公表しているGalaxy A21の対応周波数を見てみると、楽天モバイル回線のバンド3とパートナー回線(au回線)のバンド18/26に対応していることが確認できます。そのため、理論上は楽天モバイルでも利用できる可能性はあります。
しかし、楽天モバイルでの動作確認ができていない端末であるので、楽天モバイルを契約してもau版のように利用できるという保証はありません。
UQモバイルから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
UQモバイルから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- 料金プランは楽天モバイルのほうが割安
- 高速データ通信が無制限
- 専用アプリ「Rakuten Link」で無料通話かけ放題
- データ消費量がゼロになる「節約モード」が使えなくなる
- 楽天モバイルで手持ちの端末が使えない可能性
- データ容量の繰り越しができなくなる
J:COMモバイル版「Galaxy A21」の場合

楽天モバイルの対応端末一覧ページにJ:COMモバイルの記載はない
J:COMモバイル版Galaxy A21は、楽天モバイルでの動作未確認端末です。そのため、利用はユーザー判断となります。
J:COMモバイル版Galaxy A21の型番は取扱説明書(※PDF)などで「SCV49」と記載されており、au版の「Galaxy A21 シンプル SCV49」と同じものとみられます。しかし、対応周波数などの記載がなく、楽天モバイルでの動作確認もできていない端末です。楽天モバイルを契約しても、au版のように利用できるという保証はありません。
Galaxy A21で楽天モバイルを契約する前の準備

楽天モバイルの回線を契約するには、契約後に利用する端末がSIMロック解除されていることが前提となります。契約前に手持ちのGalaxy A21がSIMロック解除されているかどうかを必ず確認しましょう。
UQモバイル版およびJ:COMモバイル版のGalaxy A21の場合、SIMフリー製品として販売されていますが、端末をWi-Fi接続した状態でユーザーにてSIMロック解除をする必要があります。
また、楽天モバイルの契約には本人確認のための身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)やMNP予約番号の発行(MNPワンストップ提供のキャリア・MVNOからの乗り換えの場合は不要)などが必要です。こちらも契約前に忘れずに準備しておきましょう。
その他、楽天モバイルのキャンペーンや新規申し込み方法、乗り換えの手順なども必要に応じてチェックしてください。
Galaxy A21はどんな機種?

- Galaxyシリーズの中でも手頃な価格Androidスマホ
- スペックは普段使いには困らない初心者向け
- 防水・防塵、おサイフケータイに対応
- カメラはシンプルなシングルレンズ
サムスンのGalaxy A21は、Galaxyシリーズとしては手頃な価格が魅力のAndroidスマホです。ディスプレイは約5.8インチのTFT液晶を採用。本体サイズは150×71×8.4ミリとコンパクトで、重量159グラムと比較的軽量です。
CPUはサムスン製のSamsung Exynos 7884Bを採用し、メモリは3GB搭載。CPUの動作周波数は1.6Ghz/1.35Ghzで、LINEやウェブサイトの閲覧といったライトユース向けの性能であると考えられます。3Dゲームアプリといった重いゲームアプリには向きませんが、普段使いには困らないスペックでしょう。また、内蔵ストレージは64GBで、1TBまでのmicroSDカードによる増設も可能です。
格安モデルながら防水・防塵、おサイフケータイに対応。またイヤホンジャックを搭載しており、手持ちの有線イヤホンで音楽やラジオを楽しめます。生体認証は顔認証のみで、指紋認証も併用したいという人は注意が必要です。
本体背面のメインカメラは1300万画素のシングル。上位モデルのように超広角やマクロレンズは備えていませんが、日常のスナップ写真なら満足できるでしょう。ディスプレイ上部にはしずく型ノッチタイプのカメラを備え、有効画素数は500万画素で格安モデルとしては一般的です。