楽天マガジンを家族で共有する方法　複数端末でログインするやり方と注意点

マルチデバイス対応の雑誌読み放題サービス「楽天マガジン」は、スマホやタブレット、パソコン（PC）など複数端末で利用可能です。「子アカウント」のようなサブアカウントは存在せず、あくまでも1つのアカウントを複数の端末でシェアする方法になりますが、家族で共有して楽しめます。

この記事では、楽天マガジンを複数端末で共有する方法や注意点について解説。登録された共有端末を解除する方法も紹介します。

楽天マガジンは、1つのアカウントで7台まで共有することができるマルチデバイス対応です。

厳密には、スマホ・タブレットでは5台まで同時ログイン可能で、PCなどからのブラウザ共有（2ブラウザまで）を入れると最大7台で利用できることになります。共有しても追加料金はかかりません。

楽天マガジンは、アプリをインストールしたスマホやタブレットなどの端末であれば、1つのアカウントで5台まで同時にログインすることができます。一度共有されたデバイスは、楽天マガジン上のアカウント情報に登録されます。

複数端末での共有によって、たとえば「旅行時はスマホで、自宅ではタブレットで利用する」というようにシチュエーションにあわせてデバイスを変えたり、家族共有アカウントとして1つのアカウントを家族みんなでシェアして使うことも可能になります。

楽天マガジンをPCで閲覧するにはブラウザを使用します。PCの場合、ブラウザは2つまで利用可能です（同じ端末のGoogle Chrome・Safari・Edgeなどの各ブラウザ、もしくは別端末の同種類のブラウザを指します）。スマホから楽天マガジンのアプリを利用せずにSafariやGoogle Chromeなどのブラウザを使って閲覧する場合も同様です。

ブラウザから楽天マガジンにログインすると、アプリ版とは異なりデバイス登録はされません。また、閲覧履歴なども共有されない仕様になっています。

ブラウザから雑誌を閲覧する場合、1つのアカウントで3つ以上のブラウザを同時に利用することはできません。

3つ以上のブラウザでログインして雑誌を読もうとすると、「Webでの閲覧は30分間に2ブラウザまでとなっております。申し訳ありませんが時間をおいてお試しください」とエラーが表示されてしまいます。そのため、同時に使うブラウザを2つ以下に絞ってから利用する必要があります。

楽天マガジンのアカウントを複数端末で共有するときは、閲覧履歴が共有されてしまう点などに注意が必要です。

スマホやタブレットから楽天マガジンのアプリを使って利用する場合、「閲覧履歴」や「お気に入り雑誌」「ふせん」はアカウント共有した他デバイスに共有されてしまいます。

これらは「マイページ」タブにある「閲覧履歴」「お気に入り雑誌」「ふせん」の各タブから確認できます。「閲覧履歴」などの機能は、どの雑誌をどこまで読んだか履歴を残せる便利さはある一方、アカウント共有した家族にどんな雑誌を読んだかを知られてしまうマイナス面もあります。ただし、同じく「マイページ」タブ内にある「ダウンロード済み」や「マイ検索」は共有されません。

なお、楽天マガジンとよく比較されるdマガジンにもマルチデバイス対応ですが、こちらは閲覧履歴等が共有されない仕組みになっています。

楽天マガジンを共有するときは、ログイン時に利用する楽天会員のユーザIDやパスワードを家族や友人に教えなければなりません。当然ながら、アカウント情報が漏洩しやすくなるリスクは高まります。

楽天会員のアカウント情報は、楽天市場・楽天ブックス・楽天トラベルなど複数のサービスに紐付いている情報でもあり、管理には十分注意を払う必要があるでしょう。

家族みんなで共有できる楽天マガジンですが、子どもが「キッズ・ファミリー」カテゴリにある雑誌だけでなく、他カテゴリにある雑誌を目にする可能性も大いにあると考えられます。

楽天マガジン内には、グラビアや大人向けの雑誌・記事も存在します。子ども向けに、そのようなコンテンツへの閲覧制限をかける機能はない点に注意が必要です。

新たにアカウントを共有したい端末を登録する際、特別むずかしい操作があるわけではありません。ログインすると自動的に新しい端末として登録されるので、気軽にアカウントを共有することができます。

楽天マガジンを契約する方法は以下の記事を参考におこなってください。

スマホ・タブレットから共有するには楽天マガジンのアプリを使用します。推奨デバイスは、iOS 13以上、Android 6.0以上です。

PCやスマホ・タブレットのSafariやGoogle Chromeなどでのブラウザ共有では、アプリのダウンロードは不要です。ブラウザで楽天マガジンのページを開いてログインするだけの簡単な操作のみです。推奨デバイスはWindows 8.1以上です。

ここでは閲覧履歴を家族にバレないように隠す方法を2つ紹介します。

家族に雑誌の閲覧履歴をバレないようにする最適な方法はブラウザで閲覧することです。というのも、ブラウザ版には「マイページ」が存在せず、「閲覧履歴」の機能がありません。そのため、閲覧した雑誌の履歴は共有しているスマホ・タブレットなどの端末に共有されないので、どんな雑誌を読んだのか家族にバレることはありません。

同時に、「お気に入り雑誌」「ふせん」「ダウンロード済み」などの機能もブラウザ版には備わっていないので、履歴が残らないメリットがある反面、利用面では少し劣ってしまうというデメリットが存在します。

とはいえ、どうしても閲覧履歴を共有したくない場合は、ブラウザを利用するのがおすすめです。

楽天マガジンのアプリ上で閲覧履歴などを残したくない・共有したくない場合は、その都度履歴を削除する以外に方法はありません。

特定の履歴を削除するには、「マイページ」タブから「閲覧履歴」タブをタップし、雑誌の右端にあるゴミ箱アイコンをタップします。すると削除とキャンセルのボタンが出現するので、［削除］をタップしましょう。この操作で指定した履歴のみ削除することができます。「お気に入り雑誌」「ふせん」も同様の操作で削除可能です。

閲覧履歴では、閲覧したすべての履歴を一括削除することも可能です。「閲覧履歴」タブの右上にある［すべての履歴を削除］をタップすると、「閲覧履歴を全て削除します。よろしいですか？」と記載されたポップアップが出現します。ここで［OK］をタップすれば、すべての履歴が消去できます。

スマホ・タブレットの登録端末が5台を超える場合は、それ以上端末を増やせません。しかし、すでに登録している端末を解除すれば、新しい端末の登録が可能になります。

不要な端末を登録解除するには、ブラウザで楽天マガジンの公式サイトにログインして操作をおこないます。アプリでログアウトしても登録を解除したことにはならないので注意してください。