楽天市場の注文・購入履歴を消す方法は？ 閲覧履歴の削除も解説

楽天市場を利用していると、注文（購入）履歴や商品の閲覧履歴が残ります。再購入の際やあとで内容を確認したい時などに便利な機能ですが、家族とアカウントを共有している場合などは自分以外にそれらを見られてしまう可能性もあり、削除または非表示にしたいと考える人もいるでしょう。

本記事では、楽天市場の注文・購入履歴や閲覧履歴（最近表示した商品・ショップ）などを削除する方法について解説します。

楽天市場では、過去の（注文）購入履歴をすべて遡って見ることができます。購入した商品の確認や気に入った商品の再購入に便利ですが、なかには削除したい履歴もあるはずです。

結論から述べてしまうと、楽天市場では購入履歴の削除や非表示はできません。商品の閲覧履歴の削除はできても、購入履歴の削除や非表示はできない仕様となっています。

楽天市場で過去に注文した商品を確認することができるのが購入履歴です。注文日や注文番号のほか、どのような方法で決済したかなどもすべて確認することができます。

楽天市場のトップページ上部の［購入履歴］をタップします。ここで、これまでの楽天市場で購入した商品の履歴をすべて確認することができます。

支払い方法や届け先などは、各商品の右上にある［詳細］→［注文詳細］とタップすることで確認可能です。

購入履歴から商品を検索する場合は[絞り込み]をタップし、購入時期やショップ名などのキーワードから探せます。

また購入履歴の右にある［その他履歴］からは、予約購入・定期購入品のほか楽券や楽天ペイなどの購入履歴も確認可能です。

楽天市場の購入履歴は、同じ商品の再購入（リピート購入）などに便利です。リピート購入は、ポイント付与の面で優遇されるケースもあります。その活用例を紹介します。

毎月1日限定で開催されている「ワンダフルデー」では、リピート購入の対象期間中に購入した商品を再購入することでポイントが2倍となる「リピート購入でポイント2倍」キャンペーンが開催されます。

この日は、楽天市場の購入履歴がもっとも役に立つ日と言えます。キャンペーンページからのエントリーが必須ですが、定期的に購入しているものや、お気に入りのアイテムを再度リピート購入したいときにぜひ利用したいキャンペーンです。

なお、「エントリー&リピート購入で2倍」キャンペーンにエントリーすると、ワンダフルデーの「エントリーで全ショップ3倍」キャンペーンにも自動的にエントリーされます。合計3000円（税込）以上購入するとポイント3倍（通常ポイント1倍＋期間限定ポイント2倍）になり、その商品がリピート購入品だった場合、さらに＋1倍で合計4倍のポイントを得ることができるので、見逃せません。

ただし、「エントリーで全ショップ3倍」キャンペーンの対象になるには購入前の事前エントリーが必要です。エントリー前に買い物すると対象外となってしまうので気をつけてください。

楽天市場では、ほぼ毎月1〜3回開催されている「お買い物マラソン」や、年に4回開催される「楽天スーパーセール」で買いまわりのキャンペーンを実施しています。各ショップで税込1000円以上の買い物をしてまわると、最大10倍まで楽天ポイントの付与率をアップできるという内容です。

いくつものショップで買い物をするにあたり、生活必需品である日用品や飲料水などを再度購入したいケースは多くあるはず。そんなときは購入履歴をたどれば、「以前どこのお店で買ったっけ？」と悩む必要もなく、スムーズにリピート購入できます。

購入履歴の削除も非表示もできない楽天市場において、購入履歴を残さずに買い物をする方法を紹介します。また、これまでの購入履歴をどうしても消したいということなら、楽天アカウントを削除するという手もあります。

楽天市場では、楽天アカウントへのログインをせずに買い物できます。ログアウト状態で買い物をすれば、楽天アカウントに購入履歴は記録されません。なお、注文番号を入力すれば購入履歴を確認することは可能です。

大きなデメリットは、楽天アカウントにログインせずに購入すると楽天ポイントが貯まらないことです。また注文時、イチから配送先や支払い方法などを入力しなければならず面倒な点も挙げられます。

家族で一つの楽天アカウントを共有して買い物をしているような場合は、自分専用のアカウントを作成すれば購入履歴を見られてしまうという事態は避けられます。

ただし、自宅のパソコンなど同じデバイスを共有して楽天市場で買い物をしている場合、楽天市場に自分専用アカウントでログインした状態になっていて、思いがけず購入履歴などを見られてしまうリスクはゼロではありません。慎重を期すなら、楽天市場で買い物をした後は都度ログアウトしておくと安心です。

どうしても楽天市場での購入履歴を残したくないときの最終手段が、楽天アカウントの削除（退会）です。アカウントがなくなればすべての情報が削除されるので、当然購入履歴も消えます。

しかし、今まで貯めた楽天ポイントや会員ランクなども失うことになるので、アカウントを削除するデメリットをじっくり考えてから削除するようにしましょう。

楽天市場で商品などをチェックした履歴である「閲覧履歴（表示履歴）」は簡単に削除できます。また、そもそも閲覧履歴が表示されないようにする非表示設定も用意されています。

SafariやChromeなどのブラウザで楽天市場にアクセスし、トップページ上部にある「閲覧履歴」をタップします。

閲覧履歴が「閲覧した商品」タブと「閲覧したショップ」タブに分かれて表示されるので、削除したい項目をタップしてください。ここでは「閲覧した商品」タブでの削除手順を解説しますが、「閲覧したショップ」タブでも手順は同じです。

各商品の右上にある［×］ボタンをタップすると「閲覧履歴からこの商品を削除しますか？」と表示されるので、［OK］をタップして削除します。

閲覧履歴をすべて削除したい場合は、タブの右下にある［編集］をタップして［すべて削除］を選択すればOKです。

楽天市場アプリから閲覧履歴を削除する手順を紹介します。

iOS版アプリなら、ホーム画面右下の「もっと見る」タブを開き、［閲覧履歴］をタップ。Android版アプリの場合は、ホーム画面上部にある［閲覧履歴］をタップします。

閲覧履歴は「商品」「ショップ」のタブで切り替えできます。削除するには、右上の［編集］をタップしてください。

項目の左側に丸いボタンが現れるので、削除したい閲覧履歴にチェックを入れ、左下の［削除］をタップします。すべて一括削除したい場合は、左上の［すべて選択］を押します。

あとは確認画面で［◯件 削除する］をタップすれば削除完了です。なお、一度削除した閲覧履歴は元に戻せません。

ブラウザ版に限り、閲覧履歴を非表示に設定することも可能です。閲覧履歴表示をオフにすることで、これまでの商品とショップの履歴はすべて削除され、今後の閲覧履歴も記録されなくなります。

手順は簡単です。SafariやChromeなどのブラウザで閲覧履歴ページにアクセスしたら［編集］をタップし、［閲覧履歴表示をOFFにする］を選択すれば非表示になります。

お気に入り（ブックマーク）も削除できます。ブラウザ（ウェブ）またはアプリからの削除手順についてそれぞれ解説します。

SafariやChromeなどのブラウザで楽天市場にアクセスし、トップページ上部にある「お気に入り」をタップします。

「お気に入り商品」タブと「お気に入りショップ」タブに分かれて表示されるので、削除したい項目を選びます。ここでは「お気に入り商品」タブでの削除手順を解説しますが、「お気に入りショップ」も手順は同じです。

各商品の右上にある［×］ボタンをタップすると、「削除しました」の表示とともにお気に入り商品が削除されます。なお、間違って消してしまったり削除を取り消したりしたいときは、［削除の取り消し］をタップすれば復元可能です。

楽天市場アプリからお気に入りを削除する手順を紹介します。

楽天市場アプリを起動して「お気に入り」タブを開きます。「商品」「ショップ」のタブを切り替えて右上の［編集］をタップしてください。

項目の左側に丸いボタンが現れるので、削除したい項目にチェックを入れて左下の［削除］をタップします。

確認画面で［◯件 削除する］をタップすれば削除完了です。なお、一度削除したら元には戻せません。

楽天市場で残るさまざまな履歴に関して、よくある質問とその答えをまとめました。