「お買い物マラソン」と「スーパーセール」は、どちらも楽天市場が開催するお得なキャンペーンです。「買いまわり」の実施や割引クーポンの配布など内容に似通った点が多く、両キャンペーンは何が違うのかわかりにくいところがあります。
そこで本記事では、楽天のお買い物マラソンとスーパーセールを比較して、その違いや共通点について解説します。
お買い物マラソン | スーパーセール | |
---|---|---|
開催時期・頻度 | 月に1〜3回 | 年に4回(3月・6月・9月・12月) |
セールの特徴・規模 | タイムセールは実施されているが、10〜20%OFFがほとんど。スーパーセールと比べて規模も小さい | 大規模な最大半額のタイムセールを実施。店舗が独自のキャンペーンやセールを実施することも |
【買いまわり】エントリー | 必須(期間内であれば買い物後のエントリーも有効) | |
【買いまわり】ポイント付与率 | 最大10倍(10店舗以上利用で) | |
【買いまわり】ポイント付与上限 | 7000ポイントまたは5000ポイント(開催時期により異なる) | 7000ポイント |
【買いまわり】ポイント付与日 | 開催翌月の15日ごろ | |
【買いまわり】ポイントの有効期限 | 付与日の翌月末まで | |
「5と0のつく日」「勝ったら倍」など他のキャンペーンとの併用 | ◯(※) | |
割引クーポンの配布 | 開始2時間限定50%OFFクーポン、対象ショップ限定最大2000円OFFクーポンなど |
※一部のキャンペーンは除く
「お買い物マラソン」と「スーパーセール」の違い
お買い物マラソンとスーパーセールの大きな違いとして、以下の3点が挙げられます。
- 違い1:最大半額タイムセールの有無
- お買い物マラソン:最大半額タイムセールなし
- スーパーセール:最大半額タイムセールあり
- 違い2:開催頻度
- お買い物マラソン:月に1〜3回実施
- スーパーセール:年に4回(3月・6月・9月・12月)
- 違い3:セール規模
- お買い物マラソン:独自でセールやキャンペーンを実施していることもあるが、規模はスーパーセールに劣る
- スーパーセール:独自でセールやキャンペーンの実施、クーポンの配布をおこなっている店舗が多数
違い1:最大半額タイムセールの有無

お買い物マラソンとスーパーセールの最も大きな違いは、最大半額になるタイムセールの有無です。
スーパーセールでは最大半額のタイムセールが実施されますが、お買い物マラソンでは実施されません。最大半額タイムセールの存在が、スーパーセールが楽天市場の目玉キャンペーンと位置づけられる理由のひとつです。
スーパーセールの最大半額タイムセールは家具や家電なども対象。普段は高額な商品も割安で買えるチャンスです。年に4回と開催頻度は少ないですが(詳細は後述)、お買い物マラソンと比べてお得度の高いキャンペーンといえます。

スーパーセールに比べるとお買い物マラソンのタイムセールは規模が小さめ
お買い物マラソンでもタイムセールは実施されていますが、10%〜20%OFFという内容が大半。まれに半額となっている商品もありますが、対象商品はスーパーセールと比べるとかなり少ないです。
もちろんお買い物マラソンのタイムセールでもお得に買い物できますが、お得度でいえばスーパーセールのほうが優れています。
違い2:開催頻度

お買い物マラソンとスーパーセールでは開催頻度が大きく異なります。
お買い物マラソンは過去に月1〜2回ほどのペースで開催されており、2022年には1年間で16回開催されました。2023年10月は3回開催されることが発表されており、今後3回開催される月があるかもしれません。
一方、スーパーセールの開催頻度は3月・6月・9月・12月の年に4回。開催頻度を見るとスーパーセールのほうが少ないですが、最大半額タイムセールが実施されている点でお買い物マラソンよりもお得度が高いキャンペーンです。
違い3:セール規模
お買い物マラソンとスーパーセールでは、店舗が実施するセールの規模も異なります。
スーパーセール期間中は、数多くの店舗が独自でセールやキャンペーンを実施していたりクーポンを配布していたりします。最大半額のタイムセール対象となっていない商品でも、店舗独自のクーポンやポイントアップキャンペーンでお得に買い物できることもあります。
年に4度の大規模セールイベントのため、楽天市場に出展する店舗も各々集客に注力しているものとみられます。

お買い物マラソンでも店舗独自のセールが実施されていることもあるが、実施する店舗の数や規模はスーパーセールに劣る
お買い物マラソン期間中でも、店舗が独自のキャンペーンをおこなっていることはあります。普段に比べるとお得に買い物できるとはいえ、お買い物マラソンは開催頻度が多いぶんセールの規模はスーパーセールには劣っている印象です。
「お買い物マラソン」と「スーパーセール」の共通点
楽天市場が開催する「お買い物マラソン」と「スーパーセール」には、いくつかの共通点があります。両キャンペーンの主な共通点は、以下の3つが挙げられます。
共通点1:購入店舗数に応じてポイント付与率がアップする「買いまわり」

買いまわりによるポイントアップの仕組み
お買い物マラソンとスーパーセールでは、どちらも「買いまわり」がおこなわれています。
買いまわりとは、期間中に税込1000円以上購入したショップ数に応じてポイント付与率がアップするという仕組み。2ショップ利用で2倍(通常ポイント1倍+特典ポイント1倍)、3ショップ利用で3倍(通常ポイント1倍+特典ポイント2倍)……とアップし、最大10倍までアップします。
買いまわりの対象となるサービスは以下の通りです(お買い物マラソンとスーパーセール共通)。
- 通常購入
- 楽天ブックス
- 楽天ビック
- 楽天スーパーDEAL
- 楽天ふるさと納税
- 楽天Kobo
- 楽天24
- 楽券
- Rakuten Fashion
- Google Playギフトカード認定店
- Apple Gift Card 認定店

たとえば5ショップを利用して合計で1万円(税抜)購入した場合、100ポイントの通常ポイントに加えて400ポイントの特典ポイント(期間限定ポイント)が付与されるため、合計で500ポイントがもらえます。
楽天市場での買い物のほか、楽天ふるさと納税やRakuten Fashionなどでの買い物でもショップ数がカウントされます。
特に、お買い物マラソンまたはスーパーセール期間中に楽天ふるさと納税で寄付するのがおすすめです。楽天ふるさと納税では1自治体=1ショップとカウントされます。ふるさと納税では寄附金額が高額になりがちなため、そのぶん多くのポイント獲得に期待できます。
共通点2:「5と0のつく日」「勝ったら倍」など他のキャンペーンと併用できる

お買い物マラソンとスーパーセールは、いずれも「5と0のつく日」など他のキャンペーンとの併用が可能です。
「5と0のつく日」は、毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日に楽天カードで決済するとポイントが5倍になるキャンペーン(要エントリー)。お買い物マラソンまたはスーパーセールと「5と0のつく日」の重複日に買い物すれば、前述の買いまわりによるポイントアップに+4倍分が加算されます。たとえば5ショップ買い回りした場合、「5と0のつく日」と合わせるとポイントが9倍となります。「5と0のつく日」との重複日は効率よくポイントを貯められるため、狙い目の1日です。
また「勝ったら倍」キャンペーンとも併用できます。「勝ったら倍」は、プロ野球の楽天イーグルスまたはJリーグのヴィッセル神戸が試合に勝利すると翌日のポイントが+1倍、同日に試合が開催されて両チームが勝利すると翌日のポイントが+2倍になるキャンペーン。買いまわりによるポイントアップへの加算が可能です。楽天イーグルスとヴィッセル神戸のどちらか、あるいは両方が前日の試合に勝利することが条件という不確定要素を含むものの、エントリーさえすれば誰でも参加できるメリットがあります。

お買い物マラソンもスーパーセールも、対象商品が割引になる連動キャンペーンが同時開催されていることがある
お買い物マラソンやスーパーセールの期間中、連動キャンペーンが実施されていることがあります。対象商品を購入すると特典ポイントがもらえたり購入金額から割引されたりします。
連動キャンペーンが実施されている場合、お買い物マラソンまたはスーパーセールのキャンペーンページにて告知されているのでチェックしてみてください。
共通点3:割引クーポンが配布される



お買い物マラソンとスーパーセールでは、キャンペーン期間中に割引クーポンを配布しています。対象ショップで特定の金額以上の買い物をすると割引が適用されます。開始2時間限定で対象ショップの商品が半額となるクーポンが配布されている場合もあります。
クーポンはお買い物マラソンまたはスーパーセールのキャンペーンページから事前に獲得できます(クーポンの内容は時期によって異なる場合があります)。