手塚治虫の名作、アニメ『火の鳥 エデンの宙』はディズニープラスで配信中

主人公のロミが出会った1300年後の世界とは

漫画の神様・手塚治虫のライフワークとも言われる名作『火の鳥』。人類の生きる意味を問う壮大なスケールの新作がディズニープラスで独占配信されています。

『火の鳥 エデンの宙』は、これまで何度も映像化されてきた同作の中でも手つかずだった『望郷編』を初めてアニメ化した作品。遠い未来、人類が地球から離れて暮らすようになった世界を舞台に、人間が生きるために必要なことは何なのかを問いかける全4話の深遠なストーリーです。

1300年の時を超えて紡がれる故郷への想い

宇宙時代、荒廃していく地球に絶望した女性・ロミと恋人のジョージは、ふたりだけで惑星「エデン17」へと移住します。そこは、僅かな酸素があるだけで水も枯れており、なんの生物も住んでいない荒涼とした大地でした。

そんな場所でふたりだけで必死に生活していくロミとジョージ。ロミの妊娠が発覚し、家族を守るために水源を探す旅に出たジョージは道中で大きな地震に襲われ、帰らぬ人となってしまいます。

残されたロミは、一人で男の子を出産することに。「カイン」と名付け母子ふたりで生きていくことを決意しますが、自分の死後その星でひとりぼっちになってしまう息子を思い、ロミは心を痛めます。思い悩んだロミは、自身を"コールドスリープ"(=低温状態で人体の老化を阻止する処置)させ、カインが成人する13年後に目覚めることを決心するのです。ところがシステムの誤作動が起こり、ロミは1300年後の世界で目を覚まします。

ひとりぼっちになったカインがエデン17で出会った愛すべき存在、そして1300年後に生きるロミが目指した場所とは……。

たったふたりで惑星に移住し新地を開拓するという過酷な状況、そして1300年もの時間をかけて新たな文明が築かれていく様子が壮大なスケールで描かれます。長大な時の流れの中で自身の故郷である地球に思いを馳せるロミ。彼女の旅は決して容易には進みませんが、未知の世界を探索するワクワク感にも満ちています。手塚治虫の想像力が生み出した規格外の世界観を存分に味わえるアニメーション作品です。

『火の鳥 エデンの宙』を見る(ディズニープラスで配信中)

『火の鳥 エデンの宙』のストーリー

これまで映像化されることがなかった手塚治虫不朽の名作『火の鳥 望郷編』を初アニメーション化。宇宙の惑星「エデン17」を舞台に、主人公・ロミの人生と時空を超えた冒険を描くSFファンタジー。

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SORA