新たな解釈を加えた実写映画『ピーター・パン&ウェンディ』はディズニープラスで配信中

変わることと向き合うすべての人に

誰もが知っている永遠の少年、ピーター・パン。1953年公開のディズニーアニメーション『ピーター・パン』は過去に何度も映像化され、今でも根強い人気を誇っています。

そんなピーター・パンの物語に新たな解釈を加え、再映画化した『ピーター・パン&ウェンディ』は、現在ディズニープラスで独占配信中です。実写映画としてかつての名作に新たな息吹を吹き込んだ本作では、「大人になること」という普遍的なテーマをより深く掘り下げています。

大人になりたくない少女、ウェンディの冒険譚

ロンドンで両親と2人の弟と幸せに暮らしていた少女・ウェンディは、寄宿学校に入ることになり、将来に不安を抱えていました。大人になることに躊躇いがあった彼女は、永遠の子ども「ピーター・パン」に憧れています。そんな彼女の元に、ある日突然本物のピーター・パンが出現します。

妖精・ティンカーベルが持つ魔法の粉で空を飛べるようになったウェンディと2人の弟は、ピーターと一緒に憧れのネバーランドへと飛び立ちます。ピーターの出自が気になるウェンディに、彼は自分の過去やフック船長との関係性を語りますが、そこには知られざる苦しみが隠れていました。

アニメーション映画の原作『ピーターとウェンディ』へのオマージュとも言える本作。先のアニメーション版との大きな違いはフック船長の描き方でしょう。かつてのアニメーション映画では、間抜けな悪役というイメージがありましたが、本作ではイギリスの名優、ジュード・ロウが重厚感たっぷりに演じています。本作ならではの新たな設定が、「大人になること」というテーマについてより深く考えさせられる内容となっています。

エヴァー・アンダーソン、アレクサンダー・モロニーが初主演

本作で主人公のウェンディを演じるのは、『バイオハザード』シリーズで知られる女優のミラ・ジョヴォヴィッチと映画監督ポール・W・S・アンダーソンの娘、エヴァー・アンダーソン。2016年の『バイオハザード: ザ・ファイナル』で映画デビューを果たし、マーベル映画『ブラック・ウィドウ』では主人公の幼少期を演じて注目された彼女ですが、本作が初主演作品となります。

彼女は大の日本好きとして知られており、日本語も勉強中です。TikTokで流暢な日本語を話す動画がバズったこともあり、本作の公式PR動画でも流暢な日本語を披露しています。

ピーター・パンを演じるアレクサンダー・モロニーはイギリス出身の子役で、彼も本作が長編映画初主演となります。

フック船長を演じたジュード・ロウはイギリス出身の名優。近年では、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのダンブルドア役でよく知られていますが、今回は悪役・フック船長にこれまでにはない深みを与えています。

かつての『ピーター・パン』を知っている人も知らない人も楽しめる作品です。

『ピーター・パン&ウェンディ』を見る(ディズニープラスで配信中)

『ピーター・パン&ウェンディ』のストーリー

永遠の少年ピーター・パンに憧れ、大人になることを怖がっている少女ウェンディ。

ある日、突然現れた本物のピーター・パンとネバーランドに向かうことになるが、そこで知ったのはピーター、そしてフック船長の新たな一面だった。彼女の人生を変える冒険が今始まる。

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SORA