NHKをスマホで見る、NHKプラスの登録方法と注意点

受信契約は必要?

「NHKプラス」では、NHK総合・Eテレの番組をリアルタイムに視聴できるほか、放送後1週間の見逃し配信が楽しめます。マルチデバイスで場所を問わず、無料で楽しめるのが大きな特長ですが、すべてのサービスを利用するには登録申し込みが必要です。

この記事では、NHKプラスがどんなサービスなのかわかりやすく紹介したうえで、登録方法やアプリの使い方、放送受信契約の確認など気になる点をまとめて解説します。

NHKプラスとは

NHKプラス イメージ

NHKプラスとは、NHK総合テレビとEテレの同時配信・見逃し番組配信サービスです。同時配信では、南関東エリア(埼玉県、千葉県、東京都および神奈川県)を対象にした番組が、NHK総合は24時間、Eテレは午前5時から翌日午前0時まで(深夜の放送休止時間を除く)の1日19時間程度視聴できます。

見逃し番組配信は、南関東エリアの番組に加えて地方向けに放送されている番組も対象です。配信期間は放送終了後1週間ですが、地方向け放送番組の一部は最長2週間配信されます。

NHK受信契約者本人、さらに生計をともにする家族は、事前の利用申込みと認証登録をするだけで無料で利用できます。海外での利用はできません。

NHKプラスはこんなサービス
  • 視聴できるのは総合テレビとEテレで放送する番組のうち、インターネットで配信するために必要な権利が確保されたもの。すべての番組が対象ではない
  • 同時配信が視聴できる時間帯は、総合が24時間、Eテレが午前5時から翌日午前0時頃まで
  • 同時配信されるのは南関東エリア(埼玉県、千葉県、東京都および神奈川県)の番組
  • 見逃し配信される番組は、南関東エリアの番組と、それ以外の地域で放送された地方向け放送番組の一部
  • NHKの受信契約を元に無料で配信。受信契約確認をしないと、画面にメッセージが表示され続け、見逃し配信は視聴できない

総合テレビとEテレを放送と同時配信

NHKプラス 同時配信
NHKプラス 同時配信

番組の切り替えはタブをタップ、あるいは横にスワイプでおこなう

総合テレビとEテレで、インターネットでの配信に必要な権利を得た番組を放送と同時に視聴できます。配信は、NHK総合は24時間、Eテレは午前5時から翌日午前0時まで(深夜の放送休止時間を除く)の1日19時間程度です。

パソコン・スマホ・タブレットいずれの端末でも視聴でき、配信中の番組は番組冒頭や途中から再生できる「追いかけ再生」にも対応します。

対象デバイスと推奨環境
  • 【スマホ/タブレット】Android 8.0以上、iOS 12.0以上
  • 【パソコン】Windows10(Microsoft Edge・Google Chrome 最新版)/macOS (Safari・Google Chrome 最新版) ※Internet Explorerは利用不可
  • 【テレビ】Android TV (OS9・10/Fire OS 6・7)、ストリーミングデバイス(Amazon Fire TVChromecast with Google TVなど)

見逃し配信は1週間(一部の番組は2週間)視聴できる

NHKプラス 配信カレンダー

[配信カレンダー]で放送日とチャンネルから番組を選択できる

NHKプラス プレイリスト

見逃し配信では、[プレイリスト]で好きなジャンルやテーマから番組を選べる

NHKプラスでは、申し込みページでメールアドレスを入力後、送信される登録用URLにアクセスしてID登録を完了させることで、同時配信のほかに見逃し番組配信を楽しめます。

一つの受信契約に対して登録できるIDは一つのみ。一つのIDにつき、同時に5画面で視聴できます。

NHKプラス 同時配信
NHKプラス 配信カレンダー

ウェブブラウザ版NHKプラス、スマホアプリ同様番組が検索しやすい

見逃し番組配信では、「プレイリスト」や「番組を探す」機能で、配信されている全番組をジャンル・日付・チャンネル・キーワード等で検索できます。

スマホのアプリはもちろん、パソコンの画面でも直感的に操作できるのが特徴です。なお、スマホではアプリからの視聴が推奨されています。

料金は無料、ただし受信契約の確認が必要

NHKプラス 受信契約確認メッセージ

受信契約確認(ID登録)がされないと、同時配信画面にメッセージが表示される

NHKプラスは、NHKの受信料を財源としたサービスのため、受信契約者本人ならびに本人と生計を同一にする人は無料で利用することができます。ただしストリーミング限定配信のため、Wi-Fi環境下でない限り通信量が別途発生します。

また、受信未契約状態であっても同時配信を視聴することはできますが、画面上に「受信契約確認」のメッセージが表示され続けます。さらに、見逃し配信番組を視聴することはできません。

NHKプラスに登録・ログインする方法

NHKプラスに登録する手順は次の通り。以前は公式ウェブサイトからの利用申し込みをおこなった後、自宅に届くハガキに記載されている「確認コード」を入力する必要がありましたが、現在は不要です。

登録時に自身が設定したID・パスワードでログインすれば、すぐに視聴できるようになります。登録完了のハガキが後日送付されます。手続きにはメールアドレスが必要で、電話などでは申し込めません。

申し込みサイトでメールアドレスを入力する

NHKプラス 申込画面

まずNHKプラスの公式サイトで今すぐNHKプラスをはじめるをタップします。

NHKプラス ID登録
NHKプラス 登録手続きへ

登録完了までの流れを確認して、登録手続きへをタップします。

NHKプラス 利用規約 確認して同意
NHKプラス メールアドレス入力へ

「NHKインターネットサービス利用規約」を確認し、「確認して同意」にチェックを入れた後、メールアドレス入力へをタップします。

NHKプラス メールアドレスの入力 確認画面へ
NHKプラス メールアドレスの確認と送信 送信する

メールアドレスを入力後、確認画面へをタップします。

「メールアドレスの確認と送信」画面で、メールアドレスを確認し送信するをタップしましょう。

NHKプラス メールアドレス登録完了

メールアドレスの受付が完了しました。入力したアドレス宛てに登録手続きのURLが添付されたメールが送信されます。

メールが届かない場合、迷惑メールフォルダや、受信拒否設定の有無を確認してみましょう。

メールで届く登録手続き画面に契約情報を入力する

NHKプラス 手続きメール

メールに記載されているURLをタップし、登録情報画面に移行します。URLの有効期限は24時間です。24時間以内にアクセスできなかった場合には、再度メールアドレスの入力からやり直します。

NHKプラス ログイン情報等の入力
NHKプラス パスワード等入力
NHKプラス 放送受信契約情報の入力へ

「ログイン情報等の入力」画面で次の情報を入力していきます。

  • NHKプラスのID:【すべて半角】英大文字/英小文字/数字/記号(@以外)を使って、8〜64文字で設定
  • パスワード:【すべて半角】英大文字/英小文字/数字/記号から3種類以上を組み合わせて、8〜64文字で設定
  • 秘密の質問とその答え:パスワードを忘れた際の本人確認のために設定する

入力後、放送受信契約情報の入力へをタップします。

NHKプラス 放送受信契約情報の入力
NHKプラス 放送受信契約情報の入力 確認画面へ

契約者名・住所・電話番号・「お客様番号」(受信料の領収書などに記載されている10桁の番号)など、NHK放送受信契約の情報を入力していきます。

電話番号と「お客様番号」の入力は任意です。入力後、確認画面へをタップします。

NHKプラス 契約情報等の確認
NHKプラス 利用申し込み

登録情報を確認して、利用申し込みをタップします。以上で登録完了です。

登録したID・パスワードでログインする

NHKプラス アプリ ログイン
NHKプラス アプリ ログイン

NHKプラスアプリをダウンロードし、登録したIDとパスワードでログインしましょう。すぐに視聴が開始できます。

入力された情報と受信契約情報が合致していれば、後日登録完了のハガキが届きます。現在の住所と契約上の住所が異なる場合は、NHKの「受信料の窓口」から変更手続きをおこないましょう。

NHKプラスをスマホで見る方法

NHKプラスで視聴できるもの、使える機能について解説します。スマホで視聴することを前提に、アプリの利用方法を中心にまとめています。

放送同時配信(リアルタイム配信)を見る

NHKプラス 同時配信

タブやスワイプで簡単に番組が切り替えられる

NHKプラス 同時配信

「頭出しボタン」で番組の冒頭に戻ることができる

アプリを立ち上げると、現在放送中の番組が表示されます。画面を横にスワイプするか、タブを選択し、NHK総合とEテレを切り替えることができます。

また同時配信中であっても、「頭出しボタン」をタップして番組冒頭から視聴を開始することができます(「追っかけ再生」)。

NHKプラス 配信カレンダー
NHKプラス 番組表

配信カレンダーをタップすると、日付やチャンネルを選択して番組一覧をチェックすることができます。

アプリを立ち上げたトップ画面から、NHKの総合番組表にアクセスすることも可能です。

見逃し配信番組を見る

NHKプラス プレイリスト
NHKプラス 再生機能

プレイリストをタップすると、各番組ごとのアーカイブや「ニュース」「ドラマ」「エンタメ」など、カテゴリーごとにまとめられた番組一覧から見逃し配信をチェックすることができます。

画面を横にスワイプすることで、各プレイリストに移動することも可能です。再生画面に備わっている機能は次の通り。いずれもストレスフリーで情報をチェックしたい場合に最適です。

  1. 10秒巻き戻し
  2. 30秒早送り
  3. 頭出し(番組冒頭から再生)
  4. シークバーで好きな時点から再生
  5. 再生速度の変更
  6. 全画面表示

番組を検索する

NHKプラス マイキーワード
NHKプラス マイキーワード

番組の検索は、キーワードをタップしてキーワード検索ができます。頻繁に検索する用語を「マイキーワード」として登録すると(3つまで)、アプリのトップ画面に常時表示されるほか、タブにも追加されます。

特定のタレントが出演する番組を逃さずにチェックしたい場合などにはとても便利です。

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SORA