PayPayは2024年11月13日、PayPayにおける1回および24時間以内の決済・送金上限額を50万円から100万円に引き上げたと発表しました。
これまでPayPayの決済上限は、PayPay残高とPayPayクレジットでともに1回／24時間以内の決済上限が50万円に設定されていました。今回の変更で、PayPay残高は1回／24時間の決済上限が100万円に、PayPayクレジットは設定されているPayPayカードの利用可能枠が上限額となります。PayPayクレジットでは、100万円を超える金額の決済もできます。ただ、PayPay残高における過去30日以内の決済上限は200万円で変更はありません。
また、送金需要の拡大に伴って、「送る・受け取る」で過去30日以内に送金できる金額の上限も50万円から100万円に引き上げられました（1回／24時間の上限は30万円）。
PayPayは、決済上限引き上げの背景として、百貨店や旅行サイト、オンラインショッピングなどでPayPayの高額決済が増加していること、給与をPayPayアカウントで受け取る「PayPay給与受取」の開始によりPayPayのユースケースが拡大し、高額決済需要の高まりが想定されることを挙げています。PayPayクレジットの場合は、PayPayカードの利用可能枠がそのまま上限となるため、実質的にPayPayアプリでクレカ決済ができる状態となり、スマホひとつであらゆる場面での決済に対応できるという利点が生まれます。
ただし、PayPayの決済上限引き上げは、本人確認（eKYC）をしているユーザーのみが対象です。本人確認（eKYC）をしていないユーザーは、PayPay残高の1回／24時間の決済上限は50万円、送金上限は1回／24時間で10万円のままとなります。
なおPayPayによると、2024年11月下旬にはPayPay資産運用でも、PayPayマネーを利用した購入が1回／24時間で100万円まで可能になるとのことです。
