スターバックスは2024年5月21日、Appleの「App Clip」を5月22日から導入すると発表しました。これによりiPhoneのカメラで店舗に置かれているApp Clipコードを読み込むだけで「モバイルオーダー&ペイ」の機能が利用できるようになります。

「モバイルオーダー&ペイ」は2019年から開始されたサービスで、スターバックス公式アプリから事前に商品の注文・決済を完了すれば、レジに並ぶことなくスムーズに商品を受け取れます。
今回導入される「App Clip」は、iPhoneのカメラでNFCタグやQRコードを読み取ることで、iPhoneアプリをダウンロードせずにアプリの一部機能を利用できるサービスです。2024年5月22日から東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、愛知県の約1000店舗に導入され、2024年7月から全国約1900店舗への展開を予定しています。
これまでは、スターバックスのロイヤルティプログラムである「スターバックスリワード」の会員などを対象に、「モバイルオーダー&ペイ」を提供していましたが、今回のApp Clipの導入により、会員登録や公式アプリのインストールをしなくても本サービスを利用できるようになります。



「App Clip」を使った注文方法
対象の店舗にてiPhoneのカメラでApp Clipコードを読み取ると、モバイルオーダー&ペイが起動します。商品を注文してApple Payで支払えば注文完了です。なおApp ClipはAndroidスマホには対応しておらず、クレジットカードなどのApple Pay以外の支払いサービスには対応していません。
またApp Clipを利用した場合は、スターバックスリワードのStarが貯まらず、2杯目のドリップコーヒーを低価格で注文できる「One More Coffee」の対象外となります。