グーグル、検索結果に含まれる個人情報を自動で検出・通知してくれる機能などを提供開始

まずは米国で提供される

Googleは2023年8月3日(米国時間)、検索結果にユーザーの個人情報が見つかった場合に通知して削除できる機能など、Google検索に関する複数の新機能を発表しました。

Googleは2023年2月にGoogle検索に関するポリシーを変更し、住所や電話番号、メールアドレスといった個人情報なども検索から削除するようリクエストできるようにしています。今回、Google検索から個人情報を削除するツールをアップデートし、検索結果に個人情報が表示された場合に自動で追跡してユーザーに通知し、削除をリクエストすることも可能になりました。従来は、自身で確認した検索結果からの削除リクエストしかできませんでしたが、アップデートによりGoogle上の膨大なコンテンツから個人情報を検出することに対応します。

個人情報の検出ツールは、Googleアプリの自身のアイコンから「Result about you」を選択するか、専用ページにアクセスすると利用できます。Googleは、個人情報が検索に表示されているかを通知する新しいダッシュボードを近日中に公開する予定だとしています。なお、新しい個人情報の検出ツールは、まず米国内の英語版ユーザーのみに提供されます。他の言語や地域でも順次利用できるようになる予定です。

Google セーフサーチ

また、露骨な画像が検索結果に表示された場合に、デフォルトでぼかしをかけるセーフサーチ設定を全世界の全ユーザーに提供します。この機能は2023年2月に発表され、日本では2023年6月ごろから一部のユーザーに対して提供が開始されていました。Google検索結果における露骨な画像のぼかし設定は、「セーフサーチの設定」からいつでもオフに変更できます。

加えて、自身で露骨なコンテンツを作成してWebサイトにアップロードした後、そのコンテンツを削除したにもかかわらず自身の承諾なしにWeb上に公開されていた場合、Googleに検索結果からの削除を要求できるようになります。もちろん削除リクエストによってGoogle検索から削除されたとしても、Web上からコンテンツ自体が削除されるわけではありません。また、自身で作成した露骨なコンテンツを商品化している場合は、検索結果からの削除リクエストの対象外となります。

EDITED BY
TOKIWA