LINEは2023年7月12日、LINEオープンチャットにおいて、音声を使ったリアルタイムの会話を配信できる「ライブトーク機能」の提供を開始したと発表しました。

ライブトーク機能は、オープンチャットのトークルーム内でリアルタイムの音声配信ができる機能。オープンチャットの管理者と共同管理者のみがライブトークを作成可能で、ユーザーは音声を配信する「スピーカー」と、配信を聞くだけの「リスナー」として参加します。過去に一世を風靡した「Clubhouse」や、Twitterの「スペース」のような機能がオープンチャットにも導入された形です。

ライブトークはトークルーム1つにつき1個までとなっています。サブトークルームでもライブトークは作成可能で、1つのオープンチャットでもメイントークルームや他のサブトークルームで同時にライブトークを開始できます。ただし、参加メンバーが50人未満のトークルームではライブトークは利用できません。

リスナーが話したいときは「挙手」でホストに意思表示する
ライブトークへの参加者の上限は1万人で、スピーカーとして参加できるユーザー数は100人までとなっています。スピーカーとしてライブトークに参加するには、ホストから選ばれるか、すべてのユーザーをスピーカーに設定しているライブトークに参加する必要があります。リスナーとして参加したユーザーがスピーカーとして話したいときは、「挙手」をすることでホストに意思表示できます。
またライブトークには、当該のトークルームに参加しているメンバーだけでなく、トークルームに参加していないユーザーも参加できる設定が用意されています。メンバー外に向けた配信によって、オープンチャットのメンバー集めや情報発信にも活用できるでしょう。
これまでオープンチャットは、テキストや画像を使ったコミュニケーションができる場として提供されてきました。ライブトークで音声を交えた配信も可能になることで、トークルームでのコミュニケーションがより多層化します。即時的な話題はライブトーク、トークルームのメインテーマはチャットでおこなうといった使い分けも可能です。