Twitter、新しいAPIの提供を開始 書き込み専用のAPIは無料で利用可能

従来のAPIは今後30日間で廃止される

Twitterは2023年3月29日(米国時間)、新しいAPIプランの提供を開始しました。

Twitterは、2023年2月にAPIの無料サポートを打ち切り、有料化すると発表。その後一転して有益なアカウントには無料APIの提供を継続すると表明しています。ただ、新しいAPIの導入は2度延期され、2023年2月14日に「数日間延期する」と発表したのを最後に、具体的なローンチ予定などは示されていない状態が続いていました。

今回、最後の延期発表から1カ月以上の時間をおいて、新しいTwitterのAPIの提供が開始されました。新しいAPIには、フリープランとベーシックプラン、エンタープライズプランの3つが用意されており、APIの用途に沿ったプランを選択可能です。

Twitter API

フリープランは、書き込み専用の利用ケースやアプリレベルでAPIのテストをする人向けに提供されます。フリープランでの書き込み上限は、アプリレベルで1500ツイート/月となっています。そのほか、メディアアップロードエンドポイントやTwitterへのログインもフリープランに含まれています。

ベーシックプランは、趣味用途向きのプランとして提供されます。1万ツイート/月の取得と3000ツイート/月の投稿、2つのアプリID、Twitterへのログイン機能が利用可能です。ベーシックプランの料金は、月額100ドルとなっています。

企業や大規模な商用プロジェクトを想定したプランでは、エンタープライズプランが用意されています。エンタープライズプランでは専任のアカウントチームによるマネージドサービスや商用レベルのアクセスが提供されます。現時点でエンタープライズプランの価格は公表されていません。

Twitterは、従来のAPIを今後30日間で廃止する予定だとしています。APIの利用者には、スムーズな移行のためできるだけ早く新しいプランに移るよう案内をしています。

なおAds APIは、フリープランの開発者を含め、承認されたTwitter API開発者が引き続き追加費用なしで利用可能です。またAPIの学術利用については、新しいサービス提供方法を検討しているとのこと。現時点ではフリープランとベーシックプラン、エンタープライズプランの利用を促しています。

EDITED BY
TOKIWA