グーグル、ハングアウトを11月でサービス終了へ

Google Chatへの乗り換えが必要となる

Googleは2022年6月27日(米国時間)、コミュニケーションツール「ハングアウト」の提供を2022年11月で終了すると発表しました。ハングアウトを利用しているユーザーは、2022年11月までにGoogle Chatへの移行手続きをおこなう必要があります。

ハングアウトは、2013年にリリースされたGoogleによるメッセージアプリ。Gmailアカウントさえあればテキストメッセージや音声通話、ビデオチャットなどの機能を利用できます。一方のGoogle Chatは、ハングアウトの新機能として2017年に提供開始されました。当初はG Suite(現Google Workspace)ユーザー向けの機能でしたが、2021年から一般ユーザーにもサービスの提供が開始されています。

GoogleはハングアウトからChatへの移行を進めており、2022年3月にはGoogle Workspaceユーザー向けに移行手続きを開始。現在、Google Workspaceユーザーがハングアウトを利用する手段は、ハングアウトのWebサイトにアクセスする方法のみとなっています。

ハングアウト Chat 移行

2022年6月27日より、モバイルアプリでハングアウトを利用しているユーザーは、GmailのチャットかChatに移行するよう促す画面がアプリに表示されます。また、ハングアウトのChrome拡張機能を利用している人も、Web上のChatを利用するか、ChatのWebアプリをインストールするよう促されます。

今後の予定として、2022年7月にはWeb上のGmailでハングアウトを利用している人が、GmailのChatにアップグレードされます。続いて、2022年11月にハングアウトのサービス提供が終了となります。Web上のハングアウトも2022年後半までのサービス提供となり、サービス終了後はWeb上のChatにリダイレクトされます。

Googleによると、会話はハングアウトからChatに自動的に移行されるため、中断したところから会話を再開できるとのこと。ハングアウトでのチャットなどのデータを残しておきたい場合は、ハングアウトのサービス終了までにバックアップツール「Google Takeout」を利用してデータのダウンロードをするよう案内しています。

アプリ「Google Chat」をダウンロード
EDITED BY
TOKIWA