Googleは2022年3月22日(米国時間)、Googleフォトの「ライブラリ」タブや「共有」タブのUI刷新を含むアップデート内容を発表しました。Googleフォトのアップデートは、今後数週間でロールアウトされる予定です。
「ライブラリ」タブのソート機能をアップデート
「ライブラリ」タブでは、Googleフォト内のアルバムを閲覧でき、アルバムのタイトルや最終更新日時でソートして管理できます。この「ライブラリ」タブのソート機能をさらに強化し、アルバムのタイプ別でソートできる機能が導入されます。
ユーザーは、「ライブラリ」タブの上部でアルバムのタイプ(「アルバム」「共有アルバム」「お気に入り」「デバイス上のフォルダ」)を選択し、アルバムのタイプ別にソートして閲覧することができます。ソートする際は、グリッド表示かリスト表示の切り替えも可能です。もちろん、これまでのようにアルバムタイプを指定せず、すべてのアルバムでのソートにも対応します。
「ライブラリ」タブのメニューは画面下部に移動

「ライブラリ」タブ内のメニューは、画面上部から画面下部に移動
「ライブラリ」タブの下部に、「ロックされたフォルダ」「ユーティリティ」「ゴミ箱」「写真のインポート」などのセクションが追加されます。アップデート前のUIでは「ライブラリ」タブの画面上部にボタン表示されているメニューが、画面下部に移動する格好です。
「写真のインポート」は、これまで「ユーティリティ」内に配置されていました。専用のセクションが「ライブラリ」タブに新設されることにより、他のサービスで保存している写真データや、デジタル化していない写真などをより簡単にGoogleフォトへ移行して管理できるようになります。
「共有」タブにセクションを追加
「共有」タブに、「パートナーと共有」「共有されたアルバム」「会話」のセクションを新たに追加します。これまで他のユーザーと共有されたアルバムは、セクション別での管理はできず、共有相手とのチャットもアルバム内でないと確認できませんでした。
新たなセクションの追加によって、他のユーザーとシェアしている内容がセクション別に整理され、最新の共有された写真やコメントを把握しやすくなります。「共有」タブのアップデートは、今週中にAndroid版アプリに提供開始され、iOS版アプリにも近日提供される予定です。
「フォト」タブにスクリーンショットへのショートカットを追加
Pixelをはじめとして、撮影したスクリーンショットがデバイス内のフォルダに保存される端末の場合、通常スクリーンショットはGoogleフォトにバックアップされません。スクリーンショットをGoogleフォトにバックアップしないよう設定していると、「フォト」タブからはスクリーンショットにアクセスできず、「ライブラリ」タブからデバイス内のフォルダにアクセスする必要があります。

「フォト」タブにスクリーンショットフォルダへのショートカットを追加
今回のアップデートでは、「フォト」タブに新たにスクリーンショットのフォルダへのショートカットを追加します。スクリーンショットへのショートカットは、メインの写真グリッドの上部に配置されます。
また、スクリーンショット表示した際に、スクリーンショット内のテキストのコピーや切り取り、Googleレンズでの検索などの提案をするカルーセルも今後利用できるようになる予定です。