Apple、ワイヤレスイヤホン「Beats Fit Pro」を発表 ANC(アクティブノイズキャンセリング)や空間オーディオに対応

日本では2022年初旬に展開予定

Appleは2021年11月1日(米国時間)、Beatsブランドの新たなワイヤレスイヤホン「Beats Fit Pro」を発表しました。

「Beats Fit Pro」はデバイスとBluetoothで接続する完全ワイヤレスイヤホンで、ANC(アクティブノイズキャンセリング)や外部音取り込みモードなどを搭載します。空間オーディオもサポートし、対応コンテンツでは立体的な音響を楽しめます。

Beats Fit Pro

上部のウィングチップを曲げて耳に固定する

「Beats Fit Pro」は、イヤホン上部にウィングチップが伸びているデザインとなっています。ウィングチップは柔らかい素材でできており、これを曲げて耳の上部にはめ込むことでより安定した装着感を実現しています。

これまでの多くのBeats製イヤホンと同じく、「Beats Fit Pro」もイヤーチップのあるカナル型イヤホンです。イヤーチップは、大中小の異なるサイズのものが同梱され、耳の穴の大きさに合わせて自由に付け替えができます。

チップには、AirPods ProやAirPods Max、Powerbeats Proなどと同じくApple H1チップを採用。Appleデバイスのユーザーは、接続デバイスの自動切り替えや、他のAirPodsとの同時接続などの機能が利用できます。Appleデバイスとの接続時には、Siriを使った操作も可能です。

Androidデバイスと接続する場合でも、専用のBeatsアプリを利用することで簡単にペアリングやフィットテストなどができます。

Beats Fit Pro

イヤホン本体のボタンでも操作可能

イヤホン本体にはボタンがあり、音楽の再生/一時停止や電話の応答、ANCのオン/オフなどをボタン操作でおこなえます。

連続再生時間はANCがオンの状態で最大6時間、充電ケースを使えばさらに18時間の再生が可能です。イヤホンのバッテリーが少なくなったときは、充電ケースで5分間充電すれば1時間再生できるようになります。

充電ケースの接続端子はUSB-Cで、USB-Cケーブルが製品に付属します。一方で、ワイヤレス充電には対応していません。

Beats Fit Pro

カラーバリエーションは、ストーンパープルとセージグレイ、Beatsホワイト、Beatsブラックの4色を用意。本体価格は199.9ドルで、米国では2021年11月5日に発売予定です。現時点で日本円での本体価格は発表されていませんが、日本国内での発売は2022年初旬として予定されています。

EDITED BY
TOKIWA